始めの六地蔵第四番
 浄土宗  影向山  心行寺
  
               しんぎょうじ

   
最寄り駅:西部多摩川線多磨墓地前駅
第四番地蔵尊
第四番を示す石碑
本堂左脇にある地蔵堂
心行寺山門
江戸時代の心行寺   江戸切絵図(1861)
2003/11
心行寺周辺
心行寺周辺(広域)
心行寺
本尊阿弥陀如来。寺宝地蔵尊(元禄3年源蓮社本誉空無作)。
寛文7年(1667)の創建で開山は頓蓮社円誉利的、開基は小寺十兵衛という。大正14年下谷池の端七軒町より現在地に移転。江戸六地蔵の第四番。空無が元禄二年庶民の浄財を集め同三年に完成した。

   全国寺院名鑑

第三世源蓮社本誉空無道察大和尚は江戸府内に六地蔵建立を発願して、元禄2年(1689)江戸の人々から浄財を集め同3年江戸時代最初の六地蔵を完成し翌年開眼供養を行なった。当寺安置の木造地蔵尊はその第四番目である。
本尊阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩、善導大師、円光大師(法然上人)の木像は松平出雲守の家老富田大隈が寄進されている。
   
心行寺縁起

地蔵堂内に巨大の木彫地蔵尊を安置するこれが東都六地蔵の代仏である。尊容は金顔、宝珠を持つ代わりに掌を水平にして経文を持つ。右手には錫杖を持ち、彫眼、彩色して二十四蓮弁の台上に立ち高さ1.7mばかりである。
  
武蔵野の地蔵尊

なお、ご住職の話では頭部は銅製であり当初のものと推定しているとの事である。