現在の名称  :神護山承元安国禅寺
                   (承元寺 しょうげんじ)
所在地   :静岡県清水市承元寺町承元寺
宗派    :臨済宗
JR東海道線で東京から清水に向かい、清水駅の一つ手前に「おきつ」駅がある。この町が江戸時代、江戸から17番目の宿場「興津」。ここから北に向かう道が国道52号線で「身延道」とよばれ日蓮宗の本山「身延山」を通り甲府に向かう道である。
興津から国道52号線を北に向かい東海道新幹線の下をくぐり、間もなく道が左に大きくカーブするところに「右折承元寺」の標識が出てくる。ここを右折し、興津川を渡り左折、20メーター程先の右奥に「承元寺」がある。

興津川沿いに建つといえるところであるが、この辺の川右岸は狭まっており承元寺の先はもう山になっている。
開山は今川基氏の子で、仏国派太平妙準の法を嗣いだ大喜法忻。以来守護今川氏より寺領を与えられていた。
寺格は「諸山」(地方における大寺院)である。
本尊は薬師如来。

山門を入った右側に「駿河安国寺旧址」の石碑がある。
訪問時はつつじのの花が色鮮やかな時期でもあり、よく手入れされた庭が非常に綺麗であった。


2001/06
薬師堂