三河安国寺

現三河安国寺のあるところはＪＲ東海道本線岡崎駅とその南（東京寄り）にある幸田駅のちょうど中間くらい、線路に沿って走る旧道48号線の、バス停「坂崎南」（名鉄、国鉄とも岡崎よりバス）の前にある。

安国寺はその昔、国分寺、国分尼寺の例にならい、各国ごとに建立された寺院で、当寺は三河の安国寺として、夢窓国師を開山に仰ぎ（京都　西山等持院の末として臨済宗であったが、徳川三代将軍家光公の時、現在の曹洞宗に転派している）由緒ある寺であったが、不幸にして戦国乱世の頃、再度の戦火にあい当時の建物等は何一つとして残っていない。
鎮守として薬師如来、だき尼尊天、聖観世音菩薩、十二支守本尊をお祀している。

年中行事としては例祭のほかに「参禅会（精神修養の会）」が毎週日曜日朝行なわれている。

地図を見ると「坂崎」は矢作川が作り出した平野部と、東にある山間部のちょうど堺くらい、大寺院の立地としては良いところと思われる。中世にはこの辺は何があったのだろうか、これが知りたいところである。

　　なお、以上は「三州閣太平山安国寺」よりお送りいただいた「参詣の栞」をもとにしております。同寺に厚くお礼申し上げます。

2001/05

東名高速岡崎インターを降り国道２４８号を南下する。坂崎という交差点の写真プリント屋さんで「安国寺」を訊く。親切に住宅地図を出して説明してくれた。
三河安国寺は当日残念なことに本堂の改装中であった。
ここ三河安国寺は全国安国寺の中でも非常に数の少ないホームページを開設している寺院である。従って詳細はこのホームページでご覧いただきたい。
境内には茶室もあり、見学もしたかったが、その日は先を急ぐ旅でありご住職へのごあいさつもせず次へと向かった。