現在の名称  :太陽山安国寺

所在地   :大分県東国東郡国東町安国寺
宗派    :臨済宗

                  「全国足利氏ゆかりの会」会員
大分県国東町安国寺は国東半島の最も東側にあり、大分空港から10Kmほど北、国東港の近くにある。
安国寺
国東町は瀬戸内海型気候の影響で温暖かつ雨量が少ないことから温州みかんの栽培が盛んで、又歴史の町としても知られている。古代には強大な政治力を有していた宇佐神宮の影響を受け、「六郷満山」文化が花咲き、今でも文化的遺産が数多く残り観光の魅力の一つとなっている。
国東町はまた足利尊氏にまつわる安国寺、萬弘寺と文化財が数多く残る町としても知られている。
足利尊氏は全国60余州に「安国寺」を建立した。国東町の安国寺もそのうちのひとつで、安国寺建立史上最終的意義を持つ寺として重視された。往時は七堂伽藍がとりまいて、28の末寺を有していたと言われる程、盛んであった。
安国寺はその後も足利尊氏の木造をはじめ尊氏の古文書や鉄扇などさまざまな足利氏ゆかりの文化財が今もなお大切に保存されている。

(2001/05)
足利尊氏坐像
説明および写真は「全国足利氏ゆかりの会」パンフレット掲載のものを「安国寺」ご住職のご了解を得て転載しました。