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BSD物語

いきなり抜き身の妖刀アクセスリストを突きつけられた
目の先数センチ前の切っ先を見ながら管理人は思った
まぁ、当然か。
 
 
 
 

CH80:問答無用
 

「何か言い残すことはございますか?」
「はっ話せば分かる!」
「問答無用!!」
「まぁまぁ、ティナさんも落ち着いて〜」

柔らかくティナを制止したのはレイナだった。左手で彼女の小手を押さえつつ右手を私の肩の上に置く、軽く置いているだけだが一度私が逃げ出すような動きをすれば即座に取り押さえられる耐性だ。恐らく私が身を引くより早く床に押さえつけられるのは確実だろう。

その状態を承知したのかティナは私に突きつけた切っ先を下ろした。しかし左手に抜き身の妖刀アクセスリストはマウントしたままだ、何か有れば瞬時に襲いかかってくるのは間違いない。彼女の瞬発力と踏み込みの速さから10m圏内は攻撃範囲、いずれにせよ逃げられる物ではないし私を逃がすつもりもないのだろう。

「それでティナさん、一体どう言うこと何ですかぁ?」
「どうもこうもありません、一体何ヶ月放置していたと思っているんですかっ!」

そう、彼女の言うとおりだ、私にしては珍しくこのサイトコーナーの更新を半年近く休んでいたことになる。無論全く何も書いていなかったわけではない。此処しばらくはBSD外伝をずっと書いていたがその間含めて本編の更新は1bitたりとも進んでいなかった。まぁ、cgiの入れ替えなど色々あったのも事実だが……本編が休載状態では彼女たちもご立腹だろう。

「確かに本編のお休み永過ぎでしたわねぇ」
「そうだな、ここは一つ主人殿にきついお灸の一つも据えてやるのも良いのでは?」

日本茶をすすりつつお仕置き発言をしてきた美宇、彼女のお灸もまた強烈だ。ティナ達は時折肩こり(ネコミミUNIXメイドだって肩こりはする)解消のため時々彼女にお灸をして貰っていたが曰く「効くことは効くがかなりきつい」代物らしい。一度ならずいたずら者のメイルが文字通りお灸を据えられているらしい。

「まぁ、せめて1ヶ月に1作ペースを維持して貰うと言う線ではいかがかな?」
「……いいでしょう」

ようやく納得がいったのか、彼女は妖刀アクセスリストを虚空に戻した。

「でもですね、埋め合わせはきっちりして貰います!」

……どうやら近々臨時出費で諭吉さん小隊に出動願うのは確実な様だった。
 
 
 
 
 
 
 

   ( 続く )

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あとがき代わりの駄文その80

管理人「久しぶりのBSD本編です。長らく更新できず申し訳ありません。またちょこちょこ更新していくので良ければお付き合い下さいますよう宜しくお願いします」

m(_ _)m