BSD物語
きょうはみんなでのんびりとでかけることにした
天高い秋の一日
CH26:秋晴れの一日
サンドイッチと紅茶を持って近くの自然公園までお出かけ
晴れた空を見上げて芝生に寝ころんだ
ティナは林の中へ……何か探しへいったらしい
管理人:「ふぁ〜あ」
レイナ:「くぴ〜」
爆睡しているレイナ
ティナが近くにいない事を確認しレイナから赤いメイドキャップを外す。
そしてそっと起こす。管理人:「ミレイ?」
ミレイ:「OSローディング中、しばしお待ちを」
管理人:「起きた?」
ミレイ:「起動完了、おはようございます。マスター」
ID・パスワード認証……」手の平を合わせながら彼女の瞳をのぞき込む
傍目から見たらとんでもない格好だミレイ:「認証完了。各機能異常なしです。」
管理人:「久しぶり、ちょっと会いたくなってね」
ミレイ:「障害は発生していないようだし、何かの確認事項でも?」
管理人:「せっかくのお出かけに君もいないっていうのはかわいそうだと思ってね。」
ミレイ:「よけいなことを」
口ではそういっているがその表情からはそうはとれなかった。
不器用な彼女らしい。
そうしてふたりでずっといっしょにいたのだった。
ティナが帰ってくるまで……そしてまた始まる二人の喧嘩
いつも通りの秋の一日だった。−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−
あとがき代わりの駄文その26
ティナ:「今夜はきのこ鍋です♪ ミレイさんもどうぞ♪♪」
ミレイ:「私を誘うとは珍しいな。なにか人体に悪影響でもある茸を食べたんじゃないか?」
ティナ:「そういえば……近くで旅館を経営されている方から茸をいっぱいいただきました。
この鍋にも頂き物の茸たくさん入ってますよ。」
管理人:(! ひょっとして……セイカクハンテンタケ!?)
ミレイ:(可能性は十分考えられます)
ティナ:「さぁ、いっぱい食べてくださいね」(妖しい茸が山盛りの鍋を持ってくる)
ミレイ:「逃げます!」
管理人:「おなじくぅ!!」
その夜、狂乱の宴は夜更けまで続いたといふ