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BSD物語
 

館の仕事をティナとレイナで分担する事になった
外部との接続の管理はティナの担当になったのだが……
 
 

CH25:忍び寄る物ども
 
 

ティナ:「今日もお仕事がんばりましょう♪ っと
     こんな晴れた日にはちょっと遠出したいですね。
     ご主人様?」

管理人:「え? ごめん、聞いてなかった(汗)」

ティナ:「まったくもぅ……」
 

そんないつものやりとりの最中だった。
 

レイナ:「ま〜す〜た〜。何か変なアクセスがきてますぅ」

管理人:「変なアクセス? ティナ、解析頼む。」

ティナ:「了解しました。最優先で解析行いますよ?」

管理人:「うん、最優先でお願い。
     どれぐらいで結果出る?」

ティナ:「少々お待ちを……」
 

空中に操作パネルを展開し、次々と確認に入るティナ
次の瞬間、彼女は血相を変えこちらに振り返った。
 

ティナ:「マスター! 外部からのワーム進入です!! 物理回線閉鎖願います!!!」

管理人:「分かった、進入した分の対応は任せる」

つい、この前に停電騒ぎを経験したばかりだったのに……
よりによって「ワーム」だぁ!?

ティナ:「進入した分のワームは全て第一障壁でくい止めました
     第二障壁以降に進入したワームは無し。全機確認完了です。
     レイナさん。このワームの分析例の検疫システムでお願いします」

レイナ:「は〜い♪」

管理人:「回線復旧はいつになりそう?」

ティナ:「少なくともワーム解析までは閉鎖状態を維持してください。」

これが後の世に言う「Cord Red」被害の始まりだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

そして……

ティナ:「またですわ!!!(怒)」
    今度は「nimda」にぶち切れている彼女の姿があった。

  ( 続く )
 

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あとがき代わりの駄文その25

ティナ:「皆様、お久しぶりです。今日も戦うメイド、ティナです」

レイナ:「のんびりデータベース管理させてもらってますぅ、れいなです」

管理人:「そして、ぐーたら管理人此処にあり。」

ティナ:「ご挨拶はこれぐらいにして。幸い当サーバの被害は最小限ですみましたが……
     犯人見つけましたら黒こげではすましません!!」

管理人:「一体どうするの?」

ティナ:「電子の塵にして差し上げますわ(くすくす)」

管理人・レイナ「ひぇぇぇぇぇぇぇぇ」