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BSD物語
 

たまにはぽっかりと暇な日も出来るわけで・・・

僕はティナとともに花見に出かけたのだった。
 
 

Ch20:さくら
 
 

歩いて15分の公園。まだ少し早かったのか桜の咲き具合は7分咲き

と言ったところだった。それでも日曜と言うこともあり近所の人たちが

思い思いにビニールシートを引き花見を楽しんでいた。

管理人:「ちょっと花見には早かったかな? 」

ティナ:「でも来週まで待ってたら散り始めてしまいます」

管理人:「それが難しい所なんだよなぁ。桜が咲ききるのを待っていたら
     その前に雨が降って散ってしまったりするし・・・」

ティナ:「『桜なんて無ければこんなに心惑う事も無いのに』ですか? 」

管理人:「そ、今も昔も変わらない物かな」
 
 
 
 
 

そんな風に和んでいられたのもはじめのうちだった。

アルコールが苦手な僕でも時には飲もうという気になるわけで

ドイツのりんご酒で二人乾杯をしたのだったが・・・

激しく後悔したのはそれから十分後だった。
 
 
 

ティナ:「ご〜しゅじん〜さ〜ま〜 のん〜でますか〜(ヒック)」

管理人:(よもやここまで荒れるとは・・・トホホ)

ティナ:「あ〜れ〜? グラスが空じゃないですか〜 さ、もういっぱい♪」

管理人:「一寸待った、それはとっておきの来客用のワインじゃないか!」

ティナ:「かたいこと言っこなしです〜〜 ぐ〜っといきましょう♪」

だれだ〜! ティナに酒を飲ませたのは!!
 
 

ティナ:「あれ〜? グラスが空いてませんね〜?? それとも私の酌じゃあ
     のめませんか〜???(チリチリチリ)」

(酒を飲めない人に無理矢理のませるのはマナー違反です!!!)

かくして狂乱の宴はティナがぶっ倒れるまで続いたのだった。
 
 
 
 

そして翌日、ティナは見事にその事を覚えていなかった

ティナ:「ご主人様に合わせる顔がありません〜(TT)」

  ( 続く )
 

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あとがき代わりの駄文その20

ティナ:その・・・先日はとんでもない醜態をお見せしまして申し訳
    ございませんっっ!

管理人:酒の上での出来事だからね・・・次からはしないようにしてね。

ティナ:はいっ! ところで・・・国際郵便が届いています。

管理人:国際郵便? あぁ多分「アレ」か・・・ 

ティナ:「アレ」? 何ですか?? それは

管理人:ひ・み・つ
 
 
 

管理人の言う「アレ」とは何なのか? 謎を抱きつつ次号へ続く

(といいなぁ・・・)