トップに戻る
1話戻る
BSD物語
 

最近、仕事の関係上で生活のリズムが完全に狂っていた。
そのせいで、ティナと話すのも一日数分だけになっていた。
 

ん? 何か忘れているような・・・
それに気がついた時にはすでに手遅れだった。
 
 

Ch19:春近き、ある日
 
 

ホワイトデーに気がついたのは当日、玄関先に帰ってからだった。

すでに、日付は変わっており、コンビニ以外は閉まっている。

どうしようか……

ええぃ、悩んでいても始まらない。素直に謝るか!
 
 
 
 

ティナ:「お帰りなさいませ」

あらかじめ遅くなるとは連絡してあったので怒ってはいないようだ。

ティナ:「先にお風呂にします? それともご飯にします? 」

いつもながらこの言葉には照れる。まるで新婚みたいだからだ。
 
 
 
 
 

じゃなくって、先に伝えなきゃいけないことがあったんだ。

管理人:「ティナ、今日は君に謝らなきゃいけないことがある。
          その・・・今日がホワイトデーだって事すっかり忘れていたんだ。
          ご免っ!! この前、あんな事言っておきながら・・・」

一息で一気に言った後、頭を下げる。
 
 

ティナ:「今日は何日ですか? 」

管理人:「・・・3月14日」

ティナ:「今、何時ですか? 」

管理人:「・・・0時31分」

ティナ:「まだ、23時間も有るじゃありませんか」

管理人:「あっ! 」

なにをやっているんだか。ホワイトデーはまだ始まったばかりじゃないか。

ティナ:「オオボケもいいところですね(^^)」

管理人:「ははは・・・」

ティナ:「とりあえず、ご飯にしましょう。」

そういって、ティナはキッチンへ向かった。
 
 
 
 
 
 

ティナ:「でも、忘れていたのも事実ですしね・・・罰ゲームは何に
     しましょうか・・・」

恐るべき宣告を残して。

  ( 続く )
 

−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−

あとがき代わりの駄文その19

管理人:返す言葉もございません。

ティナ:その言葉、全面降伏宣言ですね。

管理人:やっぱ・・・電波?

ティナ:折角ですから選択させてあげます。
        北国原産のジャム・温泉街の怪しい茸・あまりの糖分に腐らないワッフル
        どれから行きます?

管理人:え・・・順番を選べってこと?

ティナ:せめてもの情けです。

管理人:・・・・・・ははは(汗)

ティナ:では、がんばってくださいね〜
 
 
 
 
 
 
 

管理人:ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ