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BSD物語

今年もこのシーズンがやってきた。

お菓子屋の陰謀と分かっていても落ち着かないものだ・・・・・・

なにしろ今日はバレンタインデーだ
 
 

Ch18:この思いあなたに
 
 

この世に生を受け20年+α
義理は貰っても本命なんぞ哀しいかな縁が無かった
ナニ?義理が貰えるだけ贅沢言うなって??

それはさて置き、今年はティナがいる。
家中に漂うこの香り・・・・・・僕の分に間違いはないだろう(多分)。
それにはどんな思いが込められているのだろうか?

ティナの方もなかなか言い出せないらしく、お互い気まずい雰囲気の中、
夜を迎えた
 
 

ティナ:「ご主人様・・・これ受け取って頂けますか・・・・・・?」

意を決した表情でラッピングされた小さな箱を僕に渡すティナ
緊張しているのがその表情からありありと伺える。

管理人:「あ・・・・・・ありがとう。ここで開けていいかい?」

コクンとうなずくティナ。ぼくはそっとリボンと包装紙を外した。
中の箱には一枚のカードとハート型のチョコレートが入っていた。

が・・・・・・カードは白紙だった。

ティナ:「ごめんなさい。色々伝えたい事はたくさん有ったのですが、
     どうしても書けなくてそれで考えている内に今日になって
     しまって・・・・・・」

僕は思わずティナを抱きしめた。
この一枚のカードにどれだけの思いが込められているのだろう
僕にそれだけの思いが受け止められるのか?
はじめてだった。これほどまでに人の思いが重く感じられたのは。

管理人:「ティナ、今はまだこの思い、僕には重過ぎて受け止められない。
     必ず、必ずこの思い受け止められるようになるからそれまで
     待ってくれないか」

ティナ:「ごしゅじんさまぁ・・・・・・」

僕たちはぎゅっと抱き合った。

ただ、降り始めた雪だけがそんな二人を見つめていた。

  ( 続く )
 

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あとがき代わりの駄文その18

管理人:お久しぶりの駄文でございます。今回はバレンタイン&3000HIT
    記念です。

ティナ:チョコは受け取ってもらえたけれど思いは受け取ってもらえず
    少し複雑な心境のティナです。

管理人:これを書くまでいろいろあったからなぁ、文体が全然変わってる(^^;;

ティナ:ほぼ、一ヶ月ぶりですね。でも、内容の駄文さはあまり変わってない
    ような・・・

管理人:だぁぁぁぁっ、それはいわんでくれ。

ティナ:私の話の更新予定は今後どうなるんですか?

管理人:うん、さすがに毎週は無理だけど今回みたいに一年の折々や記念HIT
    が出た時に書いていこうと思ってる。

ティナ:24節季ですか?

管理人:そうそう大寒とか啓蟄とか・・・・・・て、どんなSSになるんだ??
    ま、まるっきり外れじゃないけど。

ティナ:そんな訳で今後も頑張って更新していきます。
    読んでいらっしゃる方、こんなSSでよければ今後もお付き合い
    下さい。(ペコリ)

    少なくとも私のこの思い受け取って頂くまで終わって頂く訳には
    行きませんから
    (くすくすくす・・・・・・)

管理人:ひぇぇぇ