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BSD物語

ミドルイーストでなにやらきな臭くなってきたある日、

ティナが大量の荷物を持って買い出しから帰ってきた・・・
 

Ch08:風が吹けば・・・
 
 

管理人:「お〜い、ティナ。冬ごもりする訳じゃないのにその荷物の山は
     どうしたんだ?」

ティナ:「あ、ご主人様。これはもうすぐ物価が値上がりするのでそれに
     備えて買い出しに行って来ました。」

管理人:「買い出しって、オイルショックは君が生まれる前じゃ
      なかったか?」

ティナ:「ご近所の井戸端会議ではすでに確定事項でしたが・・・」

管理人:「う〜む、恐るべし主婦の会話・・・て、そうじゃなくて実際の
     相場はどうなってる?」

ティナ:「確かにガソリンなどは値上がりしていますが、ほかに目立った
     顕著な動きは見られません」

管理人:「ティナ、値上がりするから今のうちに買っておこうという
      気持ちは分かるが、ちょっと早急すぎると思うよ。
      もうちょっと情勢を見てからでいいんじゃないかな?」

ティナ:「でも、みなさん喩えを出していっていましたよ?え〜とぉ・・・」

管理人:「風が吹けば桶屋が儲かる?」

ティナ:「それです。だから他の物価も上がるって・・・」

管理人:「確かに上がるだろうね、でも、問題はそれで買い込むことに
      よりパニックを誘発することが問題なんだよ。」

問題点を指摘され、はたと気がついた表情をしたティナ。どうやら言わんとしていたことを分かってくれたようだ

ティナ:「分かりました。本格的な買い出しは情勢が本格的になって
     からにします。」

本当に分かってくれたのだろうか・・・?

 ( 続く )
 

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あとがき代わりの駄文その08

ティナ:これまた時勢ネタを・・・(西暦2000年10月16日)

管理人:多分大丈夫・・・

ティナ:それよりも、問題なのは紛争の本格的な展開なのですが

管理人:確かに、申し訳ないけれど、ネット上の情報をしばらく追跡して
    くれないかな??

ティナ:かしこまりました。しばらく情報追跡を行います。