トップに戻る
1話戻る
BSD物語

秋も深まっていたある日、ティナと二人で買い物にでた僕が

公園で休んでいた時の話だった
 
 

Ch07:新たなる遭遇
 
 

のどが渇いたな、何か缶ジュースでも買うか

管理人:「缶ジュース買ってくるけれどティナは何がいい?」

ティナ:「桃のネクターがあったらそれをお願いします」

管理人:「このシーズンにまだあるかな・・・おぉ以外とある物だ」

桃のネクターが二カ所もあるのは以外だったがその内一つが売り切れているのはさらに意外だった。

管理人:「おいおい、10月に入ったというのにこれが何でこんなに
     人気があるんだ!?」

ティナ:「桃のネクターが静かなブームとか」

管理人:「メロンパンじゃあるまいし、電波の影響か?」

中空を見上げ、何かを視線で追う仕草をするティナ。

ティナ:「ご主人様、電波法に違反するような出力で発信されている
     電波及び人間の思考に特定の指向性を持たせるような電波は
     この付近では発信されていませんよ?」

本当に電波見ていたのか・・・

ティナ:「ご主人様をお守りするためならこのぐらいの能力はメイドとして
     必須なんです」

はて、ばーくれー伯爵家から来たばかりの頃はこんな感じじゃなかったのだが……うーむ、何かが変な影響でもティナに与えたんだろうか?

管理人:「ティナ、一体誰がそんなことを言っていたんだ?」

ティナ:「ご主人様のPC内HTMLファイルを内容別で整理していましたら
     電波により攻撃される記述が多数見受けられましたので」

管理人:「HTMLを内容別で整理してくれとは確かに言ったけど・・・
     ティナ、デスクトップの○○○fて名前のフォルダ内も整理
     した?」

ティナ:「はい、ご主人様の指示にフォルダの場所指定はなかったので
     リンクが壊れるおそれがある物を覗きすべてCドライブ内は
     全て整理しました」

管理人:「君が言っていた電波の記述ってL○○○フォルダ内に
      多数無かった?」

ティナ:「ええ、特にそのフォルダ内に多くありました。」

身から出た錆というべきか、ティナに変な影響を与えたのは自分自身だった。その内食べたら人格が反転するようなキノコを入手しても調理しないよう釘を差して置かなきゃ・・・。

 ( 続く )
 

−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−

あとがき代わりの駄文その07

ティナ:葉っぱネタですね、大丈夫ですか?

管理人:・・・多分

ティナ:ご主人様、何かありましたら私がお守りします(ちりちりちり・・・)

管理人:だあっっっっそれはやめてくれ〜!