旅日記番外  宝島編2

*****B'z LIVE-GYM 2008 “ACTION”*****
〜2月26日(火) 高知県立県民文化ホール〜
 この週は、月曜から金曜まで連続休暇。昨年は、この休暇を利用して大阪に行ったが、今回は火曜と木曜がライブなので、微妙に一週間ふさがってしまう。

 というわけで、月曜は何をしていたかというと、こうして書くのも死ぬほど恥ずかしいが、松っちゃんにファンレターを書いていた。

 そして火曜の朝、職場のB'z友達(同じく連続休暇取得)の車で高知へ!車内でのテンションは上がる一方。冷静な者が一人でもいれば歯止めがきくが、暴走気味のファンを二人、車内という密室に閉じ込めているので、誰も止める者はいない。
 友達は晴れ女だが、B'z本人が二人とも雨男なのでいたしかたなく、この日は雨。去年、福山のSHOWCASEに行ったときも雨で、そのときは友達の車の中で、「雨、そんなの関係ねぇー!」と叫んでた記憶があるが、あれから七か月、おっぱっぴーも新ギャグに腐心している。「キャラ変更して服を着るなら、今年の正月が最後のチャンスだった」というのは、B'z萌えTの相方(福岡ドームライブレポ参照)との一致した意見だ。
■■大豊サービスエリアにて■■

高知は野球のユニフォームの産地らしく、日本代表のユニも作っているそう。
右は、高知出身の藤川投手(阪神)のユニ。
藤川をはじめて見たとき、実写版のバカボンかと思って心配したが、立派に成長した。
 愛媛はどこを見ても、夏目漱石の「坊ちゃん」だらけだが、高知はどこを見ても坂本龍馬。どいつもこいつも龍馬・龍馬・龍馬!なぜ奴を認めてこのオレを認めねえんだ(by中岡慎太郎)!!

 ライブまで時間があるので、桂浜と龍馬歴史館に行く予定だったが、悪天候のため桂浜は中止。蝋人形の館こと龍馬歴史館へ。受付の男性は、ターザン山本みたいな長髪だった。
■■歴史館内部■■

有名な「船中八策」の場面
 龍馬の生涯を、26の場面に分けて、超リアルな蝋人形で再現しているが、リアルすぎて怖い上、我々の他には誰一人お客がいない。
 明るい場面でも薄気味悪いのに、龍馬の姉の自害の場面とか、人斬り以蔵こと岡田以蔵の暗殺の場面とか、ほぼ罰ゲームだ。各場面で説明の音声が流れるが、感知式ではなく、自動的に流れてるので、大して広くない静かな館内、いろんなとこからいろんな声が聞こえる。まぎらわしい!

 有名な「寺田屋事件」の場面もあったが、お龍さんは全裸で風呂から飛び出して、龍馬に危険を知らせたそうだが、蝋人形は湯文字を巻いていた。
 しかし、明治時代に日本を訪れた外国人の手記を読むと、当時の日本では女性が庭先で行水したり、裸のまま銭湯から出て来て、外を通る外国人を見物したりする、と書いてあるので、お龍さんが全裸で飛び出したのも、当時としては普通だったのかも。

 そして意味不明だが、最後に、世界の偉人の蝋人形が。
 ガンジーやケネディ、クレオパトラやマリリン・モンローとかも。モンローは、下から風が吹いてスカートがめくれるようになっている。
■■楊貴妃■■

風呂上がりの楊貴妃を玄宗皇帝(背景をよくご覧ください。のぞいてます)が見そめた場面。
スケスケなんだけど・・・。
撮影がはばかられたが、下半身もスケスケ。
 吉田茂とマッカーサー、サッチャーとレーガン、マルタ会談、と続いて、ラストを飾るのは「純信とお馬さん」(よさこい節の二人)。流れがおかしくないか。
 以前にも書いたが、私は、よさこい節の、「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た」というのは、「坊さんは髪がないから、かんざしはさせないのに、買ってる」というのが、笑うところなのだと思っていた。
 その坊さんオネエか。

 のちに友達にこの話をすると、その友達は、香川にある、平家物語の名場面を再現した蝋人形の館に行ったことがあり、そこもなぜか最後に、世界の偉人の蝋人形があったそうだ。
 友達は、「平家の滅亡」と言おうとして、「平家の撲滅」と言っていた。
 撲滅される必要があるほど、平家は悪いことはやってないと思う。

 そんな楽しい歴史館に別れを告げ、いよいよ高知市内へ!!

 高知県立県民文化ホールは、高知城の下。山内一豊の血を引く者として、世が世なら、私もあの城に住んでたお姫様だったのかもしれないが、今はただの萌え萌え一般人だ。
 高知城目指して友達が車を走らせると、文化ホールの横にツアートラックが停まっていて、友達と二人、「ツアトラやーーーーー!!!!!」と、トラック見ただけなのに、キチガイみたいにテンションが上がる。
■■基本のツアトラ■■

二台がぴったりくっついて、二台が隙間なくはまるスペースに停まっていた。
どうやって入れたんだろう。
■■ツアトラ2■■

■■ツアトラ2正面■■

69(ロック)ナンバーです。
車内に、ツアーグッズのフレグランスが置いてあったが、
私はそれを見るまで、どう使う物なのかわからなかった。
 はやる気持ちを抑え、はりまや橋(写真手前の像は、「フクちゃん」作者、高知出身の横山隆一氏デザイン)近くでおみやげを買う。B'z萌えTの相方へ、土佐犬の銅像を買おうとしたが、ウケ狙いにしては高価すぎてあきらめ、あぶらとり紙にする。

 文化ホール近くの駐車場に、友達が車を停めたら、周囲には「178(イナバ)」ナンバーの車が六台くらいあった。

 高知では最大のホールらしいが、愛媛県民文化会館のサブホールくらいの規模で、はじめて来たが、とてもB'zがライブやるとは思えないくらい小さい。翌日にはさだまさしコンサートもある。

 まずグッズを買おうとしたら、今年もガチャガチャがあった。そんなこと、公式サイトをちゃんと見てればわかるのに、知らなかったため、「ガチャガチャやーーー!!」と、間違ったテンションの上がり方をする。黒ヒゲ危機一髪みたいなおもちゃがあって、それが一番欲しかったが、一回目で出たので、浪費せずにすんだ。四回しかやらなかった(四回もやれば十分だ)。

 カチンコ型のキーホルダーがあって、四回中、それが二つ出たが、何なのかわからず、「ダブってしもた」と独り言を言ったら、ガチャのそばにいたブラザーの方が、「交換しませんか」と言ってくれ、冬季限定の手袋と交換してもらう。
 ところが、そのキーホルダーは日付と会場名の入った、この日だけの限定で、そうわかると、いい記念になるから、当然友達も欲しい。友達は出なかったので、私は、軽々しく交換に応じたことを心から悔やんだ。友達がもう一回チャレンジすると、出たのでまだ良かったが、「これから知らない人と交換するときは、お互いの持ち物をよく確認してからにしよう」と申しあわせができる。

 雨のため、ツアーパンフ等の紙モノは買わず、翌々日の愛媛で着るTシャツだけにする。そして、鼻をフンフン鳴らしながら、ファンレター受付箱に手紙を入れる。

 席は二階だが、ホールそのものが小さいため、十分近い!!
純情ACTION
黒い青春
稲「B'zのLIVE-GYMにようこそ!!」
(スタッフが、バックに「KOCHI」と書いた布を貼りに来る。それを指さして読むイナバ氏)
パーフェクトライフ
ONE ON ONE
一心不乱
稲「高知にやって来ました。何年ぶりですかね」(客:三年!!)稲「けっこう来てますね」(笑)
君の中で踊りたい
LADY-GO-ROUND
BE THERE
稲「フルーツトマトって何であんなに甘いんですか」(と言うが、客からも松っちゃんからも、はかばかしい反応なし。関係ないが、私は龍馬歴史館で、友達へのおみやげに、フルーツトマトキューピーを買った)
EASY COME,EASY GO!(イナバさんギター)
(メンバー紹介)
わるいゆめ
稲「生まれたときから高知に住んでる人?」「結婚して高知に来た人?」(と、いろいろ聞いてくれるのだが、友達と私は、この日の昼高知に来たため、何も参加できず、寂しかった)
HOMETOWN BOYS' MARCH
光芒
稲「僕ら、今朝、松山から、いや違う、高松から、バスで高知に来たんですが、どうですか、松本さん、高知は」
松「何回も来てるけど、今回初めて食べたんだよ、文旦。いいね、甘すぎず、すっぱすぎず」
稲「目をつぶって喋ってくださいよ」(と聞こえたが、意味不明。松っちゃんがカンペでも見てたのか?まさかな。関係ないが、私は、はりまや橋の近くで、友達へのおみやげに、文旦キティちゃんを買った)
めざましい日本語の進歩を見せるシェーンが、「バスガス爆発」の早口言葉を披露
バリー「コウチジョウ(高知城)、イキタイデス」
(この日は増田さんの誕生日ということで、皆でハッピーバースディを合唱)
増「こんなにたくさんの人に祝ってもらったの初めてだよ、ありがとう」
トラベリンメンのテーマ
ZERO
GIMME YOUR LOVE

(↑曲中、イナバ氏と松っちゃんのギターのかけあい)
稲「高知はどうですかーーー、松本さん」
松「キュウゥウ〜〜ン(^^)/」
稲「コウチはいいけどコウシはどうですか?」
松「ギャウッ<(`^´)>」
稲「高知の女の子はどうですか?」
松「キャウッウッウッ〜〜〜(#^.^#)」
稲「高知の男はどうですか?」
稲「ギャンッ(>_<)」
(最後ベースとギター)
Out Of Control
FRICTION
SUPER LOVE SONG
(アンコール)
永遠の翼
BANZAI


 イイ意味でSHOWCASEみたいだった(どんな意味だ)。
 来る途中、「アルバムの中で歌わない曲予想」をして、五曲挙げたが、そのうち四曲歌われてしまう。
 予想通り歌わなかったのは、「満月よ照らせ」だけだった。
 うかれながら、友達の車で峠を越えて愛媛に帰る。途中、真っ暗な山中で、雨がみぞれになり、友達は運転してて怖かったと思う。私は免許がないので代わってあげられない。ゴメンナサイ。
 そして水曜日。

 昨日のテンションの上がりすぎとおなかの不調、ライブの疲れで昼まで寝ていたが、おもむろに起きだし、昨日会場でもらったペーパーの写真が気に入ったので、それを元にして、松っちゃんの切り絵を作る。
*****B'z LIVE-GYM 2008 “ACTION”*****
〜2月28日(木) 愛媛県民文化会館〜
 切れ目無しに木曜日。

 切り絵を作っていたら夜が明けてしまう。一時間でも寝ようとベッドに入ったが、気が立っていて全く眠れない。
 ライブは夜なのに、眠れないまま普段の出勤より早くベッドを出て、ツアーグッズのバッグを持って、バリバリライブ行く格好で通勤電車に乗る。寝てないのでおかしなテンションなため、恥ずかしくも何ともない。

 ライブ会場で、CDかDVDを五千円以上買えば、先着百名、B'zの直筆サインがもらえるのだが、高知で、色紙をもらっているブラザーの方に、友達が声をかけて聞くと、「朝10時頃並んで、整理番号80番代だった」とのこと。
 せっかく連続休暇中なのだから、普段できないことをしよう!我々も並んでみよう!ということになり、相談の末、「高知で10時なら、8時半に行けば絶対もらえる」という結論に達したのだ。

 もう、すっかりもらう気満々で、もらえたらブログにも載せるつもりで、愛媛県民文化会館に着いた我々を待っていたのは、すでに長蛇の列ができていて、ギリで百人オーバーという過酷な現実だった。

 この早朝行列は、会場によって違うと思うが、県文では、どこにどう並ぶと決まってるわけではなく、スタッフも会場係員も誰も来てない状態なので、この日は古株らしいブラザーの方が自主的に仕切っておられた。
 今考えれば、高知で、10時に来てももらえたというのは、会場の収容人数の少なさ、悪天候、寒さ、平日という条件が重なりに重なった末の結果のようだが、初めての我々はそんなこともわからなかったのだ。

 そして、高知は、愛媛県民の我々が思っている以上に田舎だったのだ。

 のちに友達にこの話をすると、「どうせ寝てないんやから、切り絵ができたらそのまま家を出たら絶対もらえとったのに」と言われた。一番悔しいのはその点だ・・・。
■■ツアトラ3■■

悔しさのあまり、駐車場にツアトラを見に行く。
■■ツアトラ3背後■■

178(イナバ)ナンバーです。
■■基本のツアトラ(横)■■

イナバ氏のちょうど微妙な部分にレバーがついています。
これを握るのははばかられます。
 朝っぱらから駐車場をウロウロしていたが、搬入中のため、ツアトラが忙しく位置を変えて出入りし、轢かれそうになる。邪魔だったかもしれない。ゴメンナサイ。

 のちに友達にその話をすると、「轢かれたらイイ記念になったのに」と言われた。いくら私でも、記念のために轢かれるほど酔狂ではないし、あんな大きな車に轢かれたら、運良く死ななくても、まずライブは見れなかろう。が、松っちゃんがお見舞いに来てくれるなら、骨折くらいならしてもいいかもしれない。

 と書いていて、昔似たようなことをサイトの日記に書いたと思ったら、石原プロの若手の運転する車が、撮影中に事故を起こして、渡哲也が被害者のお見舞いに行った、というニュースをテレビで見たうちの母と叔母が、「渡哲也がお見舞いに来てくれるんやったら、骨折くらいならしてもええのに」と言った、という内容だった。この親にしてこの子ありだ。

 そのあと、用があって会場近くの郵便局に行ったら、受付の女性が、「今日B'zのライブでしょ?」と声をかけてくれる。何でも、息子さんがB'zファンで、松っちゃんの投げたピックを持っているらしい。サインがもらえなかったことといい、無闇やたらに羨ましさがつのる一方だ。

 それから友達と、マンガ喫茶で時間をつぶす。もう若くないのだし、一睡もせずにライブに行くのはいくら何でも無理だと思い、寝たかったが、眠れない。ゴロゴロしたり、マンガを読んだり、ネットをして増田さんのブログを読んだが、お忙しいのだろう、あまり更新されてなくて参考にならなかったり、百円のカレーを食べたり、ソフトクリームは食べ放題だが一個しか食べなかったりした。
 この連続休暇中、一日マンガ喫茶でダラダラすごす日をもうけたい、という夢を描いていたが、予想もしないところでかなった。
 夕方近くなり、よろよろと県文に行く。すでにごったがえしていて、グッズを買うのにも、ガチャをやるのにも並ぶ。
 高知で物議をかもした、会場限定のキーホルダーだが、プランナーの策略にハマり放題ハマって、「この日の思い出やから、絶対要るよね」と、そんなキーホルダー人生で必要な局面なんか絶対来ないのに、張り切って大切なお金をコインに両替する。

 混雑してるとは言え、ドームやアリーナに比べると長時間並ばないので、私は機械の様子を見ながら二回に分けて並び、首尾良くキーホルダーをゲットした。が、友達が出ない。出るまでやり続けるほど、我々も理性を失ってはいないので、あきらめようと思いながら、それでも機械のそばをウロウロしていると、私はキーホルダーの入ったカプセルを手に持っていたため、「それダブってませんか」と声をかけられたりしたが、いろんな方と話すうち、ついに、友達にキーホルダーをわけてくれるブラザーの方が出現!ありがとうございます!!

 イイ年をしてガチャガチャをいっぱいやってしまったことは、親には内緒にしていたが、のちに、プラゴミの中にカプセルが大量に入っていたため、バレてしまった。

 友達は、県文の横で、さだまさしのツアトラを見たそうだ。高知でもニアミスだったまさしが、B'zを追って四国を縦断して来ている。こんな機会はまたとないので、まさしのツアトラも見たい、写真を撮って、B'zのと並べてここに載せようと思っていたが、時間がなくて見に行けなかった。
■■さだまさしツアトラ(想像図)■■

見に行けなかったので想像で描いてみた
※セットリストは高知と全く同じ

純情ACTION
黒い青春
稲「B'zのLIVE-GYMにようこそ!!」
(スタッフが、バックに「MATSUYAMA」と書いた布を貼りに来る。それを指さして読むイナバ氏)
パーフェクトライフ
ONE ON ONE
一心不乱
稲「松山にやって来ました!何度も来てますけど、あいかわらずスゴイですね、あの上の方(去年「歌謡コンサート」で訪れた角川博も言及していた、恐ろしい急傾斜でせり出している五階席のこと)。松山に来るの何年ぶりですかね」(客:三年!!)稲「けっこう来てますね」(笑)
君の中で踊りたい
LADY-GO-ROUND
BE THERE
稲「上の方の人落ちないでね!落ちたら下の人、受け止めてあげてください」
EASY COME,EASY GO!(イナバさんギター)
(メンバー紹介)
わるいゆめ
稲「生まれたときから愛媛に住んでる人?」「結婚して愛媛に来た人?」(と、高知に引き続き聞いてくれ、今日は手を挙げられて嬉しかった)
HOMETOWN BOYS' MARCH
光芒
稲「僕ら、昨日高知からバスで来たんですが、どうですか、松本さん、松山は」(関係ないが、この場合の「バス」とは、切符買って乗る普通の高速バスだと思っていた友達がいた)
松「僕は昨日、大街道(おおかいどう・松山一の繁華街)に行きました。あとね、小さい頃、父親が愛媛に出張したら、おみやげにいつも一六タルト買って来てくれて、食べてたよ。おいしかった」(かまかずの中で一六の株急上昇!!)(タルトについてはこちら参照→工作集・タルト人編
稲「僕は、『坂の上の雲ミュージアム』(昨年オープンした、司馬遼太郎作品にちなむ新名所)に行きました」(客:おぉ〜〜)
シェーンが「愛媛にちなんだ新曲」を披露。「センノカ〜ゼ〜ニ〜♪センノカ〜ゼニナ〜ッテ〜〜♪」(秋川雅史が愛媛出身だということまで調べてくれてありがとう!!)
バリー「ギンテンガイ(銀天街・大街道と直結した商店街)、イキタイデス」
増「僕は道後温泉に行きました」
稲「温泉て、隠す人と隠さない人といますよね」
増「僕は隠さないよ。『パァーン!!』(おっぴろげる仕草)です(笑)。外人は隠すんだよね、あれ。僕は男らしく『パァーン!!』だから」
(外人は、お風呂ではかたくなに隠すが、更衣室では全く隠さない、と、昔、パンクラスの後援会長さんが言っていた。外人レスラーに「少しは隠せ」と言うと、逆に「ニホンジン、オカシイネ」と言われたらしい。その外人とはジェイソン・デルーシアらしい。ジェイソンにそんなことされたら、日本人は闘う前から戦意喪失であろう)
トラベリンメンのテーマ
ZERO
GIMME YOUR LOVE

(↑曲中、イナバ氏と松っちゃんのギターのかけあい)
稲「松山はどうですかーーー、松本さん」
松「キュウゥウ〜〜ン(^^)/」
稲「愛媛の女の子はどうですか?」
松「キュ〜ウッウッウッ〜〜〜ウゥゥ〜〜(#^.^#)」
稲「イヤらしいね!愛媛の男はどうですか?」
稲「ギュウゥゥ〜〜〜〜ン(`^´)」
(最後ベースとギター)
Out Of Control
FRICTION
SUPER LOVE SONG
(アンコール)
永遠の翼
BANZAI


 観客数は高知の倍なのに、盛り上がりでは負けていた気がする。「愛媛県民はおとなしい」というが、ホントにそうだと思った。
 フラフラしながら、B'z友達三人とご飯を食べに行ったら、店で転ぶ。胃に物を入れると、引き絞られるように痛くなる。それでも夜遅くまで盛り上がる。
 明けて金曜日。疲労困憊だったので昼まで寝たかったが、どうも友達も内心そうしたかったようではあるが、この連続休暇の最後を飾るため、松山空港に行くという暴挙に出た。
 「せっかくだから」とか、「サインもらえなくて悔しかったから」とか、勝手な理由でホントに申し訳ない。暴れたりはしてないけど(当たり前だ)、何だかゴメンナサイ。

 友達の車で空港へ!立体駐車場が完成したか何かで式典があったらしく、お偉いさんらしき方々がウロウロしている。間違ってもローカルニュースに映らないよう、こそこそと逃げるようにエレベーターで駐車場を出た。
 いくら松山空港が搭乗口が四つしかなく、手荷物検査入口は一つしかないミニサイズでも、まさか本当に会えるとは思っていなかった。こんなことをするのははじめてなので、空港に行く時間もあてずっぽうだし、どうしていいかわからず、友達とロビーに座っていたら、平日の真っ昼間にもかかわらず、同じ目的らしき方もちらほらいる!
 それらしいざわめきに従って行動し、それでも半信半疑でいたが、お見送り用のガラスの仕切りにたかっている我々の目の前、至近距離を、イナバ氏が歩いていった。

 サングラスはかけていたが、帽子とかはかぶってなく、髪はちょっとぼさぼさになってるごく普通の感じで、興奮する我々を見て、照れたように笑って会釈してくださる。
 細ぇ!
 顔ちっちぇえ!!
 なんか赤い柄のあるダメージジーンズ!!!
 あんなの普通の43歳絶対履けねえし!!!!
 ていうか私も多分ふくらはぎしか入らねえし!!!!!

 あまりのかっこよさに、ガラスに映ったCGじゃねえのかという疑問すら生まれながら、展望デッキで、イナバ氏の乗ったJALを見送った我々は、またガラスのところに戻り、今度は松っちゃんを待つことにした。

 三十分後のANAの出発時刻が近づいて、ふと手荷物検査入口を振り返ると、そこにはシェーンが!
 普通に手荷物検査するとは思っていなかった(イナバ氏がどうしたのかは不明)ので気が動転した。シェーンが来たということは、既に松っちゃんは中に入っていたので、そこから搭乗口に向かう神々しい後ろ姿は拝めたが、アングル的にそれだけ。増田さんやバリーも一緒で、シェーンは我々に両手で手を振ってくれた。

 松っちゃんの乗ったANAも展望デッキで見送った我々は、「大事な人乗せてるんだから、落ちるなよ!!」と、海上を飛んでゆく飛行機に向かって叫んだ(別に松っちゃんが乗ってなくても落ちたら大惨事です)。
 そして、二人の乗った飛行機の写真を、何の変哲もないただの飛行機なのに、友達に自慢メールと共に送りつけたり、うかれながらお昼に行ったり、友達の当選した、千秋楽の日産スタジアムのチケット代を払い込んだり、カラオケに行ってB'zの曲ばかり歌って喉をからしたりした。夢のような一週間はそうして終わった。
 休暇が明けて、職場に行った我々は、他のB'z友達からたいそう羨ましがられ、無闇に羨ましがるばかりだった木曜までの無念を払拭できたかに思えたが、意外にも休暇明けに事件は発生した。

 職場の女の子の友達(B'zファン)が、地元はこちらだが今は東京に住んでいて、県文ライブのため帰省し、また東京に戻る際、松っちゃんと同じ飛行機になり、飛行機の中で松っちゃんを見ることができて、笑いかけたら笑い返してくれた、というのだ。

 羨ましさのあまり頭が変になりそうだったが、私は飛行機には乗れないのだからまだあきらめもつく。が、あまつさえ、別な女の子の友達(B'zファンではない)が、たまたまあの日空港にいて、松っちゃんが手荷物検査を通るところを見たというのだ。

 私だってすぐ近くにいたのに・・・。
 彼女の言うには、松っちゃんは靴とかベルトとかアクセサリーとか、あらゆるものが金属探知器にひっかかって、キンコンキンコン鳴りまくっていたそうだ。
 だから私だってすぐ近くにいたのに・・・。

 あまりの悔しさでほぼ半泣きになりながら、やるせない気持ちを職場のいろんな方に訴え、順当に笑い物にされる。
 が、そこは笑うところだから別にいいのに、後で、「あんなに落ち込んでたのに笑ってごめん」と、マジ謝罪メールをいただいたり、手荷物検査話を聞かせてくれた女の子は私が空港に行ったことを知らないので、「こんなおもしろネタを聞かせたら、カマさんはきっと喜んでくれる」と思って話してくれたのに、私の顔色がみるみる変わったので心配させてしまったりと、各方面にご迷惑をかける。

 少しでも見れただけで幸せなのに、人間の欲には限りがないものだ。

 が、やっぱり、本当に幸せな夢の一週間だった。
■■究極■■

高知で出したファンレターに返信用ハガキを入れておいたところ、
お返事をいただきました!!!
■■そして■■

同じ日に、友達はイナバ氏から届きました!!!!!
友達も私も、白紙じゃ寂しいので、ハガキに私の絵を印刷したが、
印刷してるときは暴走状態なので何も考えなかったが、
こうなってまざまざと、こんな絵をあのお二人に見られたかと思うと、
生まれて三十数年、はじめて、「穴があったら入りたい」という慣用句を実体験した。
 



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