「天黄冠」の部屋

「天黄冠」は胞子が付きやすく、挿し葉があまり取れないために、
多量の繁殖が困難です、また小苗は強日管理に耐えられません、
しかし弱日管理では緑が強くなり、美しくならないために強日にして、
結果的に株を消滅させてしまうため、所持する人が少ないようです。

また「天黄冠」が登録される数年前に、出回り始めた「黄八丈」と言う、
未登録の品種と混同され、現在も誤認している人が居るようです。
混同されている「黄八丈」は、黄緑掛かった緑色の地合の薄めの葉に、
黄白色の曙斑を現す品ですが、「天黄冠」は厚めの葉で全体に萌黄色です。


9月2日撮影

分岐の少ない、やや立葉で萌黄色、
墨染錦の胞子発芽種と言われています。
昭和50年度登録品種です。



昨年11月初旬撮影



育成中の若株

胞子が付きやすく、挿し葉はあまり取れませんが、
挿し芽繁殖はさほど困難では有りません。
入手する事が出来たなら、強日を避けた管理をお勧めします。


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