「常陸の錦」の部屋
「常陸の錦」は、繁殖が困難で絶対数が不足しています、
幸い私の棚に、古株を分解して深植えにし、若返りを図った、
二株が存在しますので、写真を紹介します。
現品の鉢のサイズは五寸、草の直径は約13センチです。
挿し葉を取るために、中日管理をしており、葉が長めに成っていますが
強日管理ではもう少し短葉になります。
9月2日撮影
葉組のやや粗い緑の葉に、大小の黄色の刷毛込み斑を現します。
中型葉の類ですが、やや小型です、
萠黄縮緬の変化種と言われており、昭和56年度登録の品種です。
11月初旬撮影
挿し芽9月2日現在
毎年挿し芽をしています。
発芽は成功するのですが、生育中に芯が黄色の葉になり、
下の写真のようになってしまいます。
育成中に解けてしまう苗
全ての苗が生育中に、芯が黄色葉になり、このようになってしまいます。
かろうじて生き残り、3寸鉢まで生育した苗が、
一鉢だけありますので、ご参照ください、ほぼ原寸です。
「常陸の錦」は繁殖が困難なために、所持する人が少なく、
絶対数が不足しているため、取引は必然的に高価になります。
正真の品が少ないため、特徴を理解する人も少ないのでしょうか、
全く異質な大葉の品が、「常陸の錦」と誤認されて流通して居ます、
入手の際には良くご検討なさる事をお勧めします。
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