最終的には前のページとあわせたものにしようと思って、冒頭から感じたことの補足を書き始めたんですが。。。
最後まで辿りつけてません(><)
それでも宜しければ読んでやってくださいませ。
◆サファイア役って難しいのね。。。
前回はそんなに気にしてなかったんですが(爆)今回とってもとってもよくわかりました。
すっごく大変なんですね、サファイアって!!!!
今回のサファイアは妙にはきはきとしていて、なんかこう乙女度(ってわかっていただけます?)が足りないんですよ〜!!
王子のときはまだいいんだけど、恋する乙女には見えない〜。
でも、ご存知の通り、お話や台詞は『フランツに恋焦がれてる』でしょ?なんかちぐはぐなの。
いや、もう冒頭から…あ、これは何か違うって思っちゃったんですが、きっとそれは演出の所為なんだろーなぁ。
2002年のサファイアには華がない…ってな大暴言を吐いた私ですが、目立てば良いということではないのですよぉ。
前にも言ってますが、何故冒頭が宮中の舞踏会なんでしょう?
一番ばれる危険の高い場所に変装して入り込むって馬鹿げたことだと思うんですよねぇ。。。
で、肝心の亜麻色の髪の乙女…もう少し初々しさが欲しいですぅ。
勝ち誇ったように登場するのってどーなんですか?
きょーこさんは主人公なんだから堂々としてても良いんじゃないかって言うんですけど
あの場所あの状況でそんなに自分から目立つマネして良いものか!と私は思うのですよ。
人かげに紛れていても目立つようなそんな娘なのよ〜、亜麻色の髪の乙女は!!!
照明当てるとかなんとか見せ方はあるはず。。。引き寄せられるようにフランツが前に立って手を取る方が絶対良くない!?
城下でのダンスなら羽目を外しててもいーんだけどさ。
昨年は視線も合ってない、ホントに恋に落ちたのか〜?って突っ込んだダンスシーンですが、今年は若干改善されてたかなぁ。うん。
一応見詰め合ってはいたよねぇ。
ダンスの振り付けはアレなんですが…っていうか。変な振り付けをするんなら動き少なくして歌入れるとかのほうが良いんじゃないかなぁ。
そもそも舞踏会のシーンが何か変なのは、他の人たちがいかんってきょーこさんから指摘入ってたんだった。
‘周りが白黒服(トランプのようなモチーフの微妙に違うけどほぼみんな同じような服を着てます)で、アレはどう見ても女官とか侍従とか…
使用人じゃないの?絶対貴族には見えない。そんな人たち相手に何故隣国の王子が踊ってるんだか?’
確かに!きょーこさん、ちゃんと見てないとか言ってるけど鋭いよ〜!
あれは一体どーいう舞踏会なんだ???
原作でお城の侍女たちが‘お忍びでおいでになる隣国の王子様と踊る’っていうのは、あくまでも城下のダンスなんですよ!
王宮内は働く場所なんだもん。呑気に踊ってる場合じゃあるまい!
原作もユルいところがいっぱいあるんだけど、更に矛盾が増えてるってことね(T◇T)
1回目見たときはこう思ったんですが
2回目にアタシなりにものすごーく気をつけて見たら、白黒さんたちは微妙。。。
実は貴族なのかなぁ。。。という動きでした。ならせめてお揃いっぽい服はやめて〜!!!
貴族なら年に一度の謝肉祭の舞踏会におめかししてこないはずはないと思うよ〜!
それにしても侍女3人もフランツと踊る気でいるから。。。やっぱり変な設定ですね。
根本的に身分の差がわかってない。。。のかなぁ?
それともこれは突っ込みどころではないのかしら〜???
◆夢の王子というものは。。。
前回からずーっと言ってる夢の王子さまなフランツなんですけど…。
見目麗しく声も滑舌も好く…ギャグは勿論とちったりしたら駄目って基準はもともと厳しいですよね(><;)
実は今回の彼は割と条件をクリアしてたんです〜。
舞踏会で颯爽と現れてくれて‘おお!これはいけるかも〜!!’と期待大だったんですよ。
サファイアとのダンスも、まあ許せる範囲です〜。声すっきり台詞もとちらず堂々としてるし、ちょっとすかしたにーちゃんなところが
気になると言えば気になるかなぁ…でもアニメのフランツってそんな感じだよね?
ならばきっと大丈夫、ダイジョーブ…。あれ?
一幕はまだマシなんだけど…思い返すとなんかすっごい印象薄いよ。
記憶に残んないよ〜。あのシーンとかこのシーンとか出てるんだけどなぁ。
何故だ!?出番削られた所為?否ヘル夫人がニセ亜麻色(=ヘケート)連れて来るところってそんなに大事でしたっけ?
見せ場の一つにはなるけれど、何がなんでもこれがなけりゃ!って場所では無いですよね〜!?
たとえばフランツの出番で美味しいとこってどこだと思う?
ここだけは外せないってところは。
アタシにとってはやっぱりさんざしの森なんですけど。
フランツが今までサファイアのことを憎んでいて(あ、そうか。この辺が描写できてないのか!ヘル夫人とのシーンを削っちゃうと
脱獄した後のフランツがどうしてるんだかわからないんですね)でも、それが誤解だった上に、ずーっと恋焦がれていた亜麻色の
髪の乙女の正体がその憎んでいた相手だった。。。
今まで、何故わかんないのよ、フランツ!それは誤解なのよ〜!!とやきもきしていた読者が、よかった〜♪と安堵する場面。
これをちゃんと見せないでどーする!?
君がそうだったのか!ってさらーっと流すなよ。
やっぱりここで歌!歌が絶対いると思う!
ミュージカルで主人公2人のデュエットがないのってさみしくないのかなぁ?
(ミュージカル映画では大抵あると思うんだけど、舞台のミュージカルはどう?
あ、shanshanが見たことある数少ない舞台ミュージカル、マイ・フェア・レディにはなかったかも)
オペラ・オペレッタには大概あると思うな〜。そーしてそこは拍手&アンコールな場所では!?
更にフランツの‘作り方’が違う!
上の条件だけじゃ足りない…ということが今回更に判明しましたとも!
今回、若手のイイ男タイプのキャラがフランツ・ブラッド・ナイロン・プラスチックと4人出るんですが
(そーなの〜。ナイロンもギャグを抑えちゃってたからイイ男系になってしまったのですよ)
乱暴な言い方をすると‘ブラッド以外はキャラがかぶってる!’
ナイロンと置き換えが可能なフランツってどー思う?失格じゃない!?
前回のフランツは台詞はとちるし歌は下手だしもう見てられん!って思ってたんだけど(あ、ファンの人、ごめん。
私もアバレンジャーの白い人をやってるときの彼は好きなんですけどね)ボケボケっぷりがなんだか目立っていて
きょーこさんは今年のより良かったと言ってました。
否、ボケボケしてるところがフランツらしいってその認識も違うと思うんだけどさ。
他と一線を画してる存在でなくちゃ駄目なのですよ。
夢の王子様はそこらに落ちてそーじゃいかんのだ〜!
あ、夢の王子って何?って言われたんですが。
あのね〜、ディズニーの眠れる森の美女でオーロラ姫が森で隠遁生活をしてる頃(ブライヤーローズって名乗ってるのよん♪)
夢の中で踊った王子様の話を森の動物たちにするんですわ。
で、動物たちが王子に化けて登場…それを見た彼女が笑いながら‘夢の王子よ’って踊ってると、その歌声に誘われて
ホントに王子(彼はフィリップですね)がやってきちゃうというなかなかロマンティックな出会いのシーンがあるのでございます〜。
ここでもデュエットがあるんだよなぁ、そーいえば。
◆あゆみちゃん、ごめん!!
前にも謝ってるんだけどさ、今回本気で反省した。
あゆみちゃん(2002年版でサファイアを演じた茨木あゆみさん)歌上手だったのね!
舞踏会の後のサファイアがフランツを想って歌うところで…今回、あ、あれれ〜!?って気分にさせてくれたのよ。
2002年版を生で2回・ヴィデオで1回と計3回見てるんですが、比較的覚えやすい所為かなんとなく歌えちゃう歌が多いんです。
特にこのサファイアの♪あなたに出会ったその日から〜♪♪♪というフランツを思って歌うナンバーは、乙女度が高くて好き〜♪
結構ソラで歌えちゃうぞ!てって調子だったので、覚えてた通りに歌ってくれないと引っかかっちゃうのよ〜。
上手になっててくれてたらいいんだけどさ。。。むー。
多分今年のサファイアは(素人意見ですよ、勿論)のど開けすぎだと思う〜&力みすぎ〜。
頑張ってるのはわかるんだけどね。
特に埼玉の会場は音響が今一だったのか、頭欠けてたし、途中言葉聞き取り難くて吃驚でした。
東京のはあそこまで非道くなかったけどさ、あれは最初から最後までがーっと歌っちゃいかんと思うよ〜。
恋してるの?ホントに!?って気分になっちゃったからさ。。。
歌で感情表現するのって難しいけどね〜。アタシも練習してるけどなかなかできないです(^^;)
去年のサファイアは偉かったよ、ホント。。。
今年のがそんなに駄目だったのか?って聞かれるとそんなことは無いんですけど〜。
ただ(役者さんにどこまで責任があるのかわかんないけど)このシーンでのサファイアは違ってるよ。
もっと女の子でいてくれないと、この後ヘル夫人がサファイアの女の心を欲しがるのに信憑性が無いもん!
あれをもらっても女らしくはなんないだろーって気がしちゃうんだよねぇ(苦笑)
2003年版サファイアで一番よかったのは…‘脚が綺麗だった’こと(爆)
わはは。オヤジ発言!?
でもさ〜。きょーこさんもそう言ってたよん。
顔?顔はねぇ。最初可愛いと思ったんだけどな〜。。。おしまいには去年と同じ印象になってて吃驚でした。
あれってメイクが悪い〜!絶対そうです★
◆頑張る子役ちゃん♪
今年もチンクちゃんは頑張ってました〜!
毎回思うけどお子ちゃまは真剣さが前面に出ていて、見ていて気持ちがいいです。
(一昨年のスターキャストのリボンのときに出てたゆめちゃんとかね)
特にチンクは、役柄もそんなイメージだから丁度いいのですね。
初回では‘だ、大丈夫?’ってちょっとハラハラした場面もありましたが(歌の中で低い音のところが音程なくなっちゃってたり…は
音響の所為なのかなぁ?ちょびっと滑舌悪いところがね)24日の昼の回では直ってました。
冒頭で手に持ってる風船をお客さんに渡すんですが、仕草がちょこまこしててかわい〜!
まあ、もうちょっとこまっしゃくれた感じが出てもいいかなぁと思わないでも無いですが、ただのお子さまじゃなくて天使だからね!
で可愛いから許す(笑)
あ、そうそう。
一つ突っ込まねばと思ってたことが。
チンクが‘自分が男の心を飲ませちゃった所為でサファイアは王子として生きなきゃいけない。自分が悪いんだ’って言うんですけど
あれってそーいう見解あり?
別にチンクの所為でサファイアは男の子として育ったわけじゃないと思うんですけど。
どっちかって言えば、男の心がある所為で今まで無事なんじゃないかって気がするんだけどなぁ。
違いましたっけ?
子役って言うにはもう大きいのかなぁ?
ヘケートも頑張ってましたよ〜!
なかよし版を元にしてるので、おてんばで乱暴モノな女の子の役なんですけどね、ちゃんと訓練されてるなって動きだ〜!
歌やダンスのシーンは勿論ですが、普通の仕草でも、指先、爪先がピン!と決まるんですよ!
見ていて気持ちがいいんです。
ヘケートの持ってるしなやかな猫のようなイメージがよく出てました。
贅沢を言っちゃうともうちょっとだけ女っぽい体つきだと嬉しかったりして(^^;)アニメのヘケートってグラマーでしたよね!
今回のって全体的に役柄の年齢設定が低い(としか思えない)のでしょーがないんですが、一応原作ではフランツに恋する乙女なんで、原作どおりと仰るならばそのあたりにこだわって欲しい〜。
とっても個人的見解ですがヘケートはもうちょっとおねーさんなイメージがあります。
あんな若い子をお嫁にするのは犯罪だろ〜ってのは冗談ですが、婚約って言われてもおままごとにしか見えん。。。
あ、でもそれはアニメのサファイア&フランツのほうがそうか。。。
◆ベテランさんも頑張ってます。。。
ヘル夫人は引き続き旧某国営放送の歌のおにーさん。えーと、彼もがんばってましたよ。
いつまで旧イメージ(だんごも含めてね)が使えるか甚だ疑問ですが、脚本がそうなってるんだからしょーがないよね。
彼はね、アドリブでどうこうというよりはきっちり台本通りにこなしてるという印象です。
まあ、もともとがコミカルな役どころだからあんまりくだけちゃいかんのでしょうね?
しかし、何故ヘル夫人にこーいう役どころを振るのか相変わらずわかりません。
ナイロンをさ〜、もっとずっこけた役にして、ヘル夫人はとことんサファイアを追い詰めるほうが絶対引き締まった話の展開になると
思うんだけどな。
ナイロンも去年と同じ方です。。。
頑張ってますが、去年よりテンション低くない〜?妙に慣れちゃった雰囲気を感じてしまいましたが、それは気のせいですか?
パンフには今年もはじけるようなことが書いてあったんですけどね。
俳優さんの売りとしてはきっと、ナイロンってキャラは2枚目半ぐらいのイメージなんだろーなぁぁ。
若手の割と見た目よさげなにーちゃんだし。
だけど。実際のところ、ナイロンっていくつぐらいなんでしょうね!
ジュラルミン大公にしろ、国王陛下にしろたぶん40代は絶対過ぎてると思うんですよ。
(サファイアもプラスチックも遅くに出来た子ですよね、きっと!)
そんなオヤジ(笑)の懐刀として重用されてる奴なんですよ、ナイロンって。20代後半、30歳前後なら信用できるかなぁ。
たとえば若干若い設定だったとしても、あまりに軽くやられちゃうとそれは違うと思います〜。
奴はもっとギラギラしたところがある。。。でしょ???
◆殺陣はちょっとマシになってました〜
さてさてお城の競技大会です。
騎士たちによる試合の風景、前回は迫力も型も決まってなくて、なさけな〜と思ったシーンでしたが、
今回はちょっとは見られるようになっていました。
これは比較級の問題なので、今、見直したらどうかわかんないんだけどね(^^;)
他の人は気にしないかもしれないけど。
王様しか座ってないのも変だと思うんですよねぇ。
隣国の王子は今回正賓なわけでしょ?立たせっぱなしでいいのか〜?自国の王(当然招待する側ですよね)だけ座ってるってどうなの〜?
私は装置とか大道具小道具がどのくらい経費を圧迫するか知らんのですが、椅子の2、3個増やしてくれてもいいんじゃないの〜?
なんかねぇ、そーいうとこがチープ感漂わせるんですよねぇ。
アタシの中ではシルバーランドは(モチロン隣国もね)小国だけど、豊かな国のイメージなのに。
そして、毎回難問なんだよな〜って思う、フランツによる王様殺害シーンなんですが!
これはさ、もーすこしなんとかならないんでせうか。
まずね、どうしても変なのは、フランツ、腰に剣を差しっぱなしで他の剣(ジュラルミン&ナイロンが仕組んだ毒の剣ですね)を受け取り、
そのまま試合に臨むんだよねぇ。
見た目もだけどさ、だいたい動きにくくないんだろーか。。。
ものすごく邪魔そうに…見えますよね?!
原作では、サファイアに振り払われた剣が王様の乗ってる馬を掠めて馬が暴走。王様は事故で亡くなるんですよねぇ。
舞台では、サファイアが押され気味なので、王様が応援するために玉座を降りてきて、フランツに刺されるんですよぉ。
(それもまるで刺されに来た様に見えちゃう…のは演出のまずさなので、それは置いといて)
馬の暴走シーンはさすがに舞台では無理だと思う(そんな大きな舞台、リボンじゃ無理でしょ!?)のですが、でも何も剣を突き立てなくても
いいんじゃないかなぁ。
毒の剣だって公表してるんだから、掠るぐらいでも十分だと思うんですよねぇ。そのほうが絶対場面的にも綺麗だし、フランツって人間的に
問題があるんじゃない?って思わないで済む。。。そりゃ、確かに過失致死だけどさ〜、自分が剣突き刺しておいて、何も知らないとか言っちゃうのってやっぱり変。
たとえ毒が塗られてなくてもあの状況なら、王様無事じゃないよ。
(2003.12.31)
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