疾風怒濤なミュージカル リボンの騎士 (2003年版)についてのあれこれ 


えーと。何から言ったらいいのかなぁ。

プログラムに

今回は前回の舞台と観客の皆さんの反応をふまえ、よりダイナミックでテンポのあるミュージカルをめざし、脚本を加筆修正’した

って書いてあったから、かーなり期待してたんですが。

それでも出ないんだな‘リボンの騎士’!!

ってことは世間の需要は無いわけ〜!!
…リボンの騎士の舞台なんだよ。

何故出ないのよ〜って声があってもいい…はずじゃないかい?!
どーなのよ、世の中のリボンファン!!

世の中にそんなにファンがいないって〜!?
まあねぇ。初日初回、座席半分くらい埋まってたかなぁ?4分の3はどう?
。。。結構微妙な客数でしたよ。
場所が南浦和だから…ってこともあるかなぁ。
(来週の座間は大丈夫なんでしょうか?アタシは行かないけど)

で。
書き直し箇所で気付いたのは…台本当たらなかったのよ〜。見落としてたらゴメン。

<1幕>
・ヘケートに歌がついた
・ガマーの歌が短くなった
はこんなもんかなぁ。

<2幕>
思いっきり書き直しで。
フランツの待遇が劣悪になってました(とshanzが号泣してます)
えーと2002年版の感想を見て頂くとお分かりですが、冒頭ゴールドランドだったんですよね。
でもって狩から帰ってきた狩猟服のフランツ王子が出るはずだったんですが!
あの場面全てカットです。ヘル婦人と亜麻色の髪の乙女に化けたヘケートのところも、
チンクが登場するのも、亜麻色の髪の乙女のことを想うフランツの歌も…(;_;)

冒頭・ブルーの服の女性4,5人とサファイアのダンス…。どうやらイメージシーンらしいっすよ〜。
フランツがいるんだけど手が届かない〜ってそんな感じで。
(思わず『2つの塔』を思い出してしまったよ〜)
それが終わると波の音。どうやら舞台は海のそばになったらしいよ〜。
前回なんで森に海賊がいるんだか?って思ったもんね。でも〜なんとなく、海のそばに生えてる木とは思えないようなセットだったような。

壇上に倒れているサファイア、チンクが駆け寄ってきてお妃様が海蛇島に連れて行かれたって説明台詞が入ります…で。
ブラッド登場。
歌〜事情を聞いて‘力になる〜その代わりに…’〜歌って前回通りの流れです。

幕前・ジュラルミン・ナイロン・フランツ:ここでやっとフランツ登場ですよ〜。
ブラッドの手紙で呼び出されてね。
そーして、なんと。前回突っ込んだ‘乙女がさらわれたって話題’がここでさらっと出てくるんです。
ナイロンの台詞一言でおしまい。
いきなりでビックリしたけど…もし本気でジュラルミン・ナイロンを信じてるんなら、探してるんだけどって尋ねないこともないかなぁ?
で、ナイロンが嘘をついたとか、そーいう流れってことになったんですね。
なんでさらったんだとか疑問に思わないのか。。。とか突っ込んじゃいかんのですね。

幕が開いてフランツVSブラッド
ここでやっぱりフランツの一人称が‘俺’なんですよねぇ。直ってない〜(T▽T)
たとえばアニメ版であっても、絶対‘俺’とは言わないと思うんですよ、彼は。わかんないかなぁ、そーいうの!

で、亜麻色の髪の乙女=サファイアってわかって、ヘル夫人に女の心を取られて…までは一緒。


あとで構成変える予定ですが思いついたことをつらつらと。
(上は今、流れを書いてるつもりなんですよぉ、一応・汗)

フランツは待遇劣悪になった!とshanzは騒いでおりますが、それっていつものことなんですよね。
最近私の周りにリボンファンが増えてるから忘れてますが、ちょっと前までは‘隣国の王子?’ああ、そーいえばいたよね?’とか、まるっきり
記憶に無い人とか、そんな反応ばっかりで。
個別認識できて尚且つ名前まで言える人ってホント少なかったんですよ。
だから、前回の舞台が普通じゃなかったってことで(前々回からか。あれも優遇されてたよねぇ?)いつもの境遇に戻っただけ…の話。
すっごいかなしーけどしょーがないんだよ、shanz(苦笑)


この後1場面挿入。
お城の広間に舞台が変わってプラスチック・ジュラルミン・ナイロンと城内の人たち
プラスチックの‘気が付いたら王様になっていた。飾り物の王様に’ってな感じ(すみません、こんな印象のってことで。
ううう。やっぱり台本ほしいよぉ)の歌があってさ。なんかな〜、これもわけわかんないんですよねぇ。
ここで妙に冷静な面のあるプラスチックを見せることに意義を感じないぞ、アタシは。
彼はさ〜、男の心を食べちゃうまではあくまでもお人形って言うかおもちゃなキャラで。だからこそおしまいのほうのしゃんとしたのが
生きてくると思うんですけど。。。単に見せ場を作れば良いってもんじゃないんだよ〜。

そこへサファイアが乗り込んできて男になったから王位を返してもらおう!って言って〜プラスチックが男の心を飲んで王冠を譲られるところまでは一緒。
暗転、幕前のジュラルミンとナイロン。
ここで前回突っ込んだあれを直したつもりなんだろーけど直ってない…台詞が!

なんでもプラスチック新王のお祝いをしたいからって隣国からご招待がきたんだそーですよ(笑)
だーかーらー。
お祝いならそっちから来るでしょう?シルバーランドは属国なのか?って去年も言ったけど。
仮にも一国の王をお祝いするからって呼びつけるってどーいう根性なのさ。

アタシはねぇ、わざわざプラスチックを不在にする必要は無いと思うよ。
舞台の中央にサファイアとプラスチックが話し合ってて(声なしね)袖の方でジュラルミンとナイロンでひそひそ話。。。から一転声を張り上げて
「サファイアは海賊の仲間だ!捕まえろ!」舞台になだれ込む兵士。
「まさか、そんな」と呆然とするプラスチック…のほうがいいんじゃないの〜?どーよ?


今上の文章を書いてて思ったんだけど、この舞台って流れが凄く下手だと思う。
なんだか途切れ途切れなんですよ。
別に役者さんが引っ込まなくてもいいじゃん〜?とか暗転させんでもいいのでは〜?ってとこが多い…気がする。
出てきて喋って引っ込んでまた出てきて…って慌しい割りに記憶に残らないのはその所為もあるんじゃないのかなぁ。


暗転、ゴールドランド。
ヘル夫人とフランツ。
サファイアが処刑されること、それを助ける条件としてヘケートと結婚することを約束させるんですがここにも変なシーンが増えてる!
なんかね〜、絞首台の前のサファイアとジプシー(って今、使っちゃいけないんだっけ?汗)ぽい衣装のおねーちゃんたちの踊りがあるの〜。
逃げようとするサファイアを捕らえてほんろーするおねーちゃんたち。。。って何だ?かわいそーなサファイアを見せたいのか???
だいたい何故絞首台の前にそんなおねーちゃんたちがいるんですか?
秘密裏の処刑だとしてもいるのは兵士だろ?違うの!?
(女性群舞を増やしたかったのかなぁ?ならもっと綺麗なところにすればいいのに!)

フランツは仕方がなく承諾して…丁度帰国したシャネル殿下(このリボンワールドは外遊が好きなのかなぁ?)に勘当を言い渡されます。
あ、ブラッドが兄なのは前回と一緒ね。
で、ここでシャネル殿下が何を血迷ったか‘母親代わりとして育ててきた’とフランツに向かって言うんですけど、隣りにいたきょーこさんは
大爆笑してました。何故母親!?おじさんなんでしょ!って。。。因みに今回一番うけたのはここだったそうです(オイオイ)

暗転・牢屋。とらわれのサファイアを助けにブラッドが来るんですが。
実はここ。今回で一番ときめいちゃったんですよぉ(ごめん、shanz!お願いだから殴らないで〜!!)
ブラッドがサファイアに一緒に行こう!と誘うシーンが…。
これって前回もありましたっけ?私、前回のブラッドの台詞は聞き取ることを放棄してたんで記憶からこぼれてるんですが(爆)
‘一生幸せにしてみせる!’ってなこと(台本無いから正確な台詞はわかりません〜・泣)を、あのすっきりした声で誓われちゃよろめくってば。
サファイアも手を握られて連れ出されてさ〜(フランツと手を取り合ってるのより、こっちのほうがクるのはアタシだけ?単なる趣味?!)
絶対揺らいでたと思う(^^;)

プラスチックと出会って、そこにナイロンがやってきて…サファイアとプラスチックが矢に倒れ。。。
(フランツやヘル夫人とか出るけど略・非道い?)
ブラッドが黒真珠の島から帰ってくるところまでは一緒。

でもって去年はここから一気にフィナーレに突入したのですが、今回はまた妙な(とアタシは思う)シーン入れてましたよ。
幕前:乳母が登場‘ブラッドの薬のおかげでサファイアもプラスチックも治った。
サファイアはフランツとやっと結ばれる’というような解説がありまして…
ここまではまあ、いいんだけどね。
フランツと亜麻色の髪の乙女登場。
なんかね〜フランツがサファイアのことを‘綺麗だよ、とっても綺麗だ’とか褒める台詞があって、私たちの旅もこれでおしまい。
これから二人で幸せになるのよとかなんとかいうサファイアのどっかで聞いたような台詞があって(すまん、アバウトだ!)
キスするのかな〜って思うとお妃様に呼ばれて中断→フィナーレという流れに。

わかんね〜!幕前のちょこっとしたシーンでいちゃいちゃされてもねぇ、全然盛り上がらないんだよ〜。
ついでに寸止めにする意義って何?
せっかくのラブシーンなのに印象薄いし(T▽T)
前回のときにあの2人は愛し合ってるんですか?疑問ですって突っ込みました、私。
冒頭のダンスなんかはかなり改善されてた…と認めましょう。
でもさ、上のようなシーンが欲しいわけじゃないの。

たとえば、これは同行のきょーこさんの意見なんですが)恋愛モノとするならば…何故に2人のデュエットが無いんだろう?
さんざしの森で亜麻色の髪の乙女の正体がわかった後あたりであってもいーんじゃないか…と言われてしまったのですよ。
…1幕からずーっと一貫して流れる愛のテーマとか欲しいよね!
(アニメではほら、あのヴァイオリンで始まる曲があるじゃない、あんなイメージのがあったらすごく素敵だと思う)
サファイアがフランツを思って歌う曲の変奏をさんざしでデュエットで矢に倒れたサファイアの前にフランツが現れるときはBGMで流れて
更にフィナーレでは(幕あいの台詞なんかじゃなく)二人で高らかに愛を歌い上げちゃったら絶対いいと思うんだけどなぁ。

フィナーレは前回と変らず〜です。
フランツと結婚することになって…ハッピーエンド☆彡


前回は微妙〜、今回はなんだかな〜ってのが感想なんですが。
きょーこさんにとっても根本的な質問をされてしまったのですよ。
‘shanshanは今回の舞台見て面白かったですか?’ってね。
…面白くありません。だってなんにものこらなかった。たとえば、フランツと結婚できてよかったねとか王位を継げてよかったね。。。とか
そーいうの皆無だったんです。
記憶に残ってたのはブラッド格好よかったな〜(あ、だからshanz怒るんじゃない!)ぐらい。
リボンの騎士ってもっと面白いお話だったんじゃありませんでしたか?
中学生の私が初めてなかよし版を読んだときってドキドキしたはずなんです。
サファイア、どうなっちゃうの〜?って先が気になって気になって。。。そーいう感動は今のお子様たちに伝わってるんでしょうか?


えーと。
2幕書き直し版に絡む感想はこんな感じですが、実は冒頭からまだまだ書きたいことがあるので、もうちょっと続きます。
もしよかったらもう少しお付き合いくださいませm(_ _)m

★更に続きを読んでも良いよ〜って方はGO!★