Top Pageへ カリブへ
コズメル
〜比較〜
カンクン ではビーチや遺跡を楽しみ、コズメルでダイビングをしよう!というコンセプトだった
この旅。
「ああこれぞカリブ !」という美しいビーチにたっのし〜い街並みをあとに、コズメルへ。
う〜〜〜ん。
宿泊したホテルは、決して悪くは無かったんだけど・・・前日まで泊まっていたカンクンでの
「フィエスタアメリカーナ・コンデッサ」からの眺めがあまりにも素敵だったので、それと比べ
ちゃうと、ほら・・・↓
ホテルの窓より 1994年2月
真正面に海が見えない・・・窓から身を乗り出せば見えるがビーチが小さいし・・・それに
道路隔ててるわけで・・・それに海の色もカンクンの方が美しかった気が・・・
と、ちょっとガックリ。
よくよく考えれば、立派な「オーシャンビュー」ルームなわけだし、ホテル自体もそこそこ、
プール周りだってジャングルみたいになっててすごかった。
私にしてみれば「おお〜〜なんと贅沢な気分に浸れる場所なんだぁぁ!」のハズなのだ。
しかし、ついさっきまでいたカンクンのゴージャスさが、コズメルをかすませてしまう。
そう、まるで私とスーパーモデルのよう・・・←なんじゃそりゃ
私だけ見てれば「おおお!なんと美しい女性なんだ!うっとりしてしまう!」と思わずうなって
しまうところが(ほんとか?!)、スーパーモデルと数日間付き合った後に私を見ると、
「う〜〜ん・・・なんだかなぁ・・・」
とつぶやきたくなってしまうのと同じ(あくまでスーパーモデルと比較しての場合ね、と強調)。
しかし、ふらっと散歩して帰ってきた友人は、私と反対の印象を持ったようだ。
「私、コズメルの方が好き!
街並みもすっごく素朴だったよ〜なんだかとってもいい感じ!
あ〜〜ここに来てほんとに良かった!!!」
と言う。
カンクンの「ハワイと間違うほどの開発されっぷり」よりも、もうちょっと田舎くさいコズメルが
お気に召したようだ。
彼女はダイビングライセンスを持っていないので、私の様に
「ま、いいわ。ここは潜りに来たところ」
などと納得するわけにもいかない。
だから街並み自体を気に入ってくれてとっても助かった。
またガイドブックなどによれば、ビーチももっと広いところもあるみたいなので、たまたま
私達の泊まったホテルからの眺めがイマイチだっただけであろう。
〜ダイビング〜
さてダイビング。
印象に残っているのはヴィジビリティーつまり「海中の透明度!」である。
ダイビング雑誌などでも透明度の高さはよく言われていたのだが、本当にそのとおり!
かる〜く50メートル、いや60メートルはあったのでは無いだろうか。
感覚としては、いわゆる現実世界くらいハッキリと遠くまで何でも見える状態。
ミクロネシアのロタ島近辺と同じく、とにかくクリアな海中なのだ。
それはつまりプランクトンが少ないからとも言えるから、モルディヴの様にた〜〜くさんの
種類豊富なお魚ちゃんたちを見ることはできなかった・・・という気がする。
でも!
私は無類の「透明度重視派」!なのだ。
ライセンスを取ったのは西伊豆だったのだが、んまぁとにかく海中に入ったら砂ばっかりで
インストラクターなんか見えやしない!ってほど視界が悪かった。
潜ったまま迷子になるんじゃないかとすごく恐かったから、その体験がトラウマになって
いるのかもしれない。
「たとえ大物に会えなくてもいい(もちろん大物大好きなのだが)!透明度さえ高ければ
海中散歩自体を楽しめるの〜〜♪」
というわけである。
ならばコズメルの長所は透明度だけなのか?!と言えば、決してそうではない。
確かにナポレオンやマンタがうようよ、というわけでは無かったが、お魚さんたちも
いっぱいいたし、印象的だったのは
とにかくおっきいウ・ツ・ボ!
ガイドさんがウツボをおびき出し、ヘビ使いのようにウツボと戯れていたのが忘れられない。
かまれたらやばいと思うんだけどな〜〜。
〜恋せよオトメ!〜
もう一つ忘れてはならない思い出がある!
そう、「わーるど探訪」始まって以来のロマンス話。
あまりにも夢のような話だったので、この話は次回までひ・み・つ!
って、「次回」なんて無いっちゅーの!というわけですぐさま書く。
前述のように友人はCカードを持っていないため、ダイビングは私一人で参加。
ボートの上でガイドに指示されるまま「バディ」として組むことになったのが、
おお!ブラット・ピット?!
と間違うほどのカッコいい男性。
というのはちょっとだけウソで、ブラピほどセクシーな感じではなかったなぁ。
う〜〜ん、たとえが見つからない・・・えーと、もうちょっとさわやかで優しい感じなんだな〜
う〜〜ん、あ!!!英会話のイーオンの宣伝に出てる俳優みたいな感じ!
って、名前がわからない・・・後で調べておこう。
・・・と、このコズメル編をアップしたその日に、
こすけさんのBBS にてわーるど探訪の
ありがたき読者さまであるmikoさんに「それはユアン・マクレガーだ!」と教えていただき
ました。ありがとうございますううう!!
うん、確かにそんな名前だったよね・・・イーオンの彼。
私よりもダイビング歴が長いのか、もたもた器材を扱ってるとやさ〜〜しく手伝ってくれた。
潜ってる間も魚を見つけると教えてくれたり、手をひっぱってくれたり・・・。
ああ、普段男性に「レディーファースト」扱いされることのない日本人女性たちが、外国人
男性にメロメロになり思いっきり手玉に取られて泣かされる、ってのもよくわかるわ〜。
まぁとにかく、潜ってる間だけでなくボートの上でも会話ははずむし、一人で参加した私が
孤独感を味わうことなくすんだのは、本当にありがたかった。
2本潜り終わってボートはホテル近くの桟橋に戻っていく。
私の友人が手を振ってくれているのが見えた。
こんな経験は初めて。すごーく嬉しい!なんだか、漁を終えて帰る漁師さんみたいな気分。
と、友人の3メートル後ろに別の女性の姿が。
え、と思うまもなく、ボートが到着して私のバディだった「彼」は真っ先にその女性の所へ。
つい先ほどまで海の中やボートの上で「ロマンスしてた」つもりだった私の立場は、
はっきり言って全く無い。
そ、そりゃそうよね。
彼女くらいいるわよね。
ははは・・・。
その日以降も同じショップで潜りに行ったが、残念ながら彼に会うことは無かった・・・。
というわけで、わずか数時間のロマンス(だからロマンスじゃなくて、ただ世間話してた程度
なんだけど)はあっけなく幕を閉じたのであった。
〜妄想〜
コズメルは大きなクルーズ船の寄航地としても有名である。
友人が「お気に入りの街コズメル散歩」に行っているあいだ、私がホテルのプールサイドで
のんびりまったりお茶タイム♪をしていると、クルーズ船の乗務員達がやってきた。
夜にコズメルを出発するまでの時間は、乗客共々乗務員にとってもフリータイムなのだそう。
私は彼らの優雅な勤務体系を知り、
「私もピアノが弾けるんだから、クルーズ船のバーやラウンジで演奏する仕事に就けば
良かった」
と心から思った。
働く場所がリゾートクルーズ船で、ロビーなどで決まった時間にピアノを弾き、それ以外は
フリータイムを満喫、だなんて夢のような人生ではないか!
そしてピアノを弾く私の姿に、世界の大富豪は一目ぼれ。
「僕と結婚してくれないか、新婚旅行は1年かけて世界をクルーズしよう!
新居はモナコだ。
メイドは100人いるから、家事はなーんにもしなくていいんだよ。毎年F1を特等席で見る
こともできるのさ」
なーんちゃって!
・・・・・・・・・・・なんだか、コズメルのリポートとはおよそ言えない内容になってしまった。
コズメルの情報は
アヴィニオン旅行記よりコズメル
までどうぞ・・・!