ガレージシャンソン歌手山田晃士の
『嗚呼、泥沼回顧録』
其の四拾弐

〜トゥー・エクスペンシヴ



紳士淑女の皆様、ご機嫌麗しゅう。
黄金週間、五月病、怠惰な日々。
私は既にみの虫でございます。
さて先日鼻水が洪水の様に流れ出し、
耳鼻咽喉科に行かねばと思い立ったある日の事。
木曜日なので行きつけの病院は休診だ...。
どうしたものかとタウンページとにらめっこ。
う〜ん、木曜日やってる耳鼻科って少ないぜ。
果たして一件の耳鼻科をピックアップしたのでした。
到着してみればかなり古〜い建物。私以外に患者は一人だけ。
おそるおそる初診です、と保険証を提出。
この用紙に記入して下さい、と問診票を渡されました。
書き終えて提出、しばらくすると受付の奥から
“住所や電話番号をちゃんとチェックしなさいよ、嘘ついてるかも知れないから”

........つかねーよ、嘘。
治療ではおじいちゃんの震える手付きで鼻の中をかき回 され激痛。
鼻をかんだら真っ赤な血が大量に混ざっておりました。
更なる悪化...。
やれやれと車に乗り込んだ帰り道、
駐車場代を払おうと精算してみれば何と二千円!!
え〜!たったの40分だぜ。
良く見れば隣の銀行専用のコインパーキングで、
その他の一般利用者は30分千円!!!との事。
おい、言い過ぎだろ。
ここは大倉山だぜ。六本木より高いじゃんか。
結局完治せずに翌週いつもの病院へ足を運んだ私なので した。
散々な思いで鼻水を止めた結果、
現在私はみの虫と化している訳でございます。
ご機嫌よう。


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