ガレージシャンソン歌手山田晃士の 『嗚呼、泥沼回顧録』 其の四拾 〜泥沼は一日にして成らず〜 |
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私が十代の頃にやっていたハードロックバンドAROUGE。 そのギタリストである橘高文彦<現XYZ to A>のデヴュー20周年記念LIVEにゲストとして出演してきた。 まあ同じバンドでデヴューしてるんだから私も20周年なんだけどね...。 気が付きませんでした。節目を重要視しないタイプなんです...。 橘高バンドで唄った以外にも何とAROUGEも再結成!? 蘇るぜ、鋼鉄魂!!! それにしてもメタルって音でかいなあ...。昔ってこうだったんだよなあ。 きぃーん、耳鳴り。 楽屋には懐かしい顔が並ぶ。同窓会さながらである。 普段イベントに出演する際、往々にして年下に囲まれる事が多くなって来た今日この頃。 だがしかしこの夜は殆ど後輩はおらず、同世代、先輩ばかり。 打ち上げの席では本当に酒が旨かった。中でも私が十代の頃から憧れていたLOUDNESSの二井原実氏、BOWWOWの山本恭司氏の2人に囲まれて呑んだ 時は感激もひとしおだった。 かな〜り緊張したけれどね。大御所お二方とROCK、唄についていろいろと語り合えた事がとても嬉しかったなあ。ガキの頃にしびれていたロックスター、そ んなメンバーと一緒に演っている橘高は素晴らしいと思う。 時の流れは容赦無い。変わらぬモノなんて無い。 だがしかし全ては繋がっているのだ。三つ子の魂は地獄まで続く。 ”ローマは一日にして成らず”〜続ける事ってなんて素敵なんだろう。おお、偉大なる泥沼よ! 『昨日は消えない 明日はわからない ひとつまたひとつ今日を積み上げてゆくだけ』 自分だって唄っているじゃないか。
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