私のかつての愛車 トヨタ スプリンターカリブ AV-II ツーリングスペシャル

(更新日 2004年4月22日)

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my_carib
在りし日のカリブ

カリブを偲ぶ

時は平成8年ごろ、場所は群馬県。 親戚から「古くなったのでもういらない。」というので、 タダでもらった車がこのカリブ AV-II ツーリングスペシャル(昭和62年式)でした。 名義変更のため、 自ら陸運局や警察署に出向いて手続きしたのもなつかしい思い出です。 当時は貧乏学生だったため、チューニングはしていません。ドノーマルです。

排気量1500ccのNAで90PS(5速マニュアル車のグロス値)という、 どうってことない車ですが、 駆動系がちょっと珍しいパートタイム4駆です。通常は2駆ですが、 切り替えボタンでいつでも4駆に切り替えられます。 しかも、いかにもパートタイム4駆らしく、 フルタイム4駆にならあるセンターデフがこの4駆にはありません。 つまり、前輪と後輪がシャフト直結の極悪路走行用4駆です。 おかげで、雪道にはめっぽう強い。 雪道カーブでは、カウンタをほとんど使わない安定した4輪ドリフトが得られ、 素人の私でも楽々コントロールの頼もしい車でした。 逆に、通常の乾燥路で4駆にすると交差点の右左折で後輪を引きずってうまく走れない (ので、通常路では切り替えボタンで2駆にする)という、オチャメな車でした。

スキー・スノーボードが趣味の私には、 このような雪道番長な車は大助かりでした。 冬になると、 雪と氷の碓氷峠旧道ルート(群馬県松井田町と長野県軽井沢町をつなぐ峠道。 当時碓氷峠新道バイパスの方は有料道路だったため、ケチって旧道を走っていた。) を快走して、スキー場に行っていました。 乾燥路ではFFやFRのスポーツカーにはまったくかなわないポンコツのカリブですが、 雪道では4駆のカリブを甘く見るなよ、て感じでした。 とはいえ、雪道でもさすがに4駆のスポーツカーにはかないませんでした。(;_;)

ブレーキ、クラッチ、タイミングベルト、マフラー等、 交換できる消耗品は片っ端から交換しながら、 大事に乗ってきたカリブでしたが、 初年度登録から15年目の平成14年の車検で、 あちこちにガタがきて使用の限界にきていることを指摘されました。 実際、ボディにもだいぶ錆びが目立つようになってきて、 雨漏りもするようになりました。 15年も経てば仕方がありませんね。 この一年後、平成15年4月に次のインプレッサワゴンに買い換え、 カリブは16年におよぶ働きに幕を閉じ、廃車になりました。 カリブよ、今までありがとう。


トヨタ スプリンターカリブ主要諸元表 Specifications of TOYOTA Sprinter Carib (トヨタ スプリンターカリブの昭和61年のカタログより引用)
グレード AV-IIツーリングスペシャル AV-II RVスペシャル AV-I
車両形式 5速マニュアルフロアシフト E-AL25G-MWFEB E-AL25G-MWFNS
3速フルオートマチックフロアシフト E-AL25G-MWHES E-AL25G-MWHNS
寸法・重量 全長(mm) 4,310 4,175
全幅(mm) 1,615
全高(mm) 1,500
ホイールベース(mm) 2,430
トレッド 1,380
1,350
最低地上高(mm) 170
室内 長(mm) 1,855
幅(mm) 1,350
高(mm) 1,215(注1)
車両重量(kg)(注2) 1,030<1,040> 1,010<1,030>(注3) 980<1,000>
乗車定員(名) 5
車両総重量(kg) 1,305<1,315> 1,285<1,305> 1,225<1,275>
性能 最小回転半径(m) 4.8(車体5.3)
燃料消費率(km/l) 10モード走行 11.6<10.8> 13.4<10.8>(注4) 13.4<10.8>
60km定地走行 22.6<18.8> 23.6<18.8>
エンジン エンジン型式(水冷直列4気筒OHC) 5速マニュアル車 3A-SU(3A-ツインVキャブ) 3A-U(3A-Vキャブ)
3速フルオートマチック車 3A-U(3A-Vキャブ)
内径×行程(mm) 77.5×77.0
総排気量(cc) 1,452
圧縮比 9.3
最大出力(ps/r.p.m.) グロス90/6,000<グロス85/5,600> グロス85/5,600
最大トルク(kg-m/r.p.m.) 12.3/4,000<12.0/3,600> 12.0/3,600
燃料供給装置 ツイン可変ベンチュリー型キャブレター<可変ベンチュリー型キャブレター> 可変ベンチュリー型キャブレター
使用燃料 無鉛ガソリン
燃料タンク容量(l) 50
走行伝導装置 クラッチ型式 乾燥単板ダイヤフラム機械式<3要素1段2相形トルクコンバータ>
変速比 エクストラロー(注5) 4.871
第1速 3.457<2.991>
第2速 2.070<1.565>
第3速 1.376<1.038>
第4速 1.000
第5速 0.825
後退 4.368<2.807>
減速機歯車形式 ハイポイドギヤ
減速比 4.100<3.909>
ステアリング 形式 ラック&ピニオン式パワーステアリング(RVスペシャルにはパワーステアリング非装備車を設定) ラック&ピニオン式
歯車比
サスペンション ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)
トレーディング車軸式コイルスプリング(スタビライザー付)
ブレーキ ディスク
リーディングトレーディング
標準装備タイヤ(オールシーズンスチールラジアル) 175/70SR13 155SR13
注1: 電動サンルーフ装備車の場合、1,180mm。
注2: 電動サンルーフ装備車の場合、20kg増加。
注3: パワーステアリング装備車の場合、10kg増加。
注4: パワーステアリング装備車の場合、12.8<10.8>。
注5: 5速マニュアル車の4輪駆動時のみ。