路線図(南海線) |
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路線図(高野線) |
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路線図(貴志川線) |
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南海電気鉄道は南海線(なんば〜和歌山市間64.2km)、高野線(汐見橋〜高野山間65.3km)を本線とする大手私鉄です。 支線には、空港線(泉佐野〜関西空港間8.8km)高師浜線(羽衣〜高師浜間1.2km)、多奈川線(みさき公園〜多奈川間2.6km)、加太線(紀ノ川〜加太間9.6km)、和歌山港線(和歌山市〜水軒間5.4km)がありますが、このうち和歌山港線の和歌山港〜水軒間2.6kmは2002年5月26日をもって廃止となりました。 高野線の起点は汐見橋となっていますが、現在高野線の列車は全てなんば発となっていて汐見橋方面はレールすら繋がっていないので、汐見橋〜岸里玉出間4.6kmは汐見橋支線とよばれています。また、和歌山〜貴志間14.3kmの貴志川線もありますが、こちらは他の路線とは離れているので独立していて、支線の扱いではありません。 検車区は、本線が住ノ江・羽倉崎・和歌山市にあり、高野線が千代田・小原田にあります。また全般検査などをする工場は本線・高野線共通で千代田にあります。 |
なんば駅は櫛形ホーム9面8線ですが、一番西側のホームだけラピート停車時は9番線、その他が8番線となっています。そのほかは1〜4番線が高野線、5〜9番線が南海線・空港線となっており、2〜7番線は10両編成対応となっています。1番線は各停専用ホームで6両分の長さしかありません。 なんば〜岸里玉出間は、南海線と高野線とが線路別複々線で併走していますが、途中の今宮戎と萩ノ茶屋には南海側にホームがありません。そのため南海電鉄では伝統的に南海線を走る各駅停車列車を「普通」、高野線を走る各駅停車列車を「各停」と称しています。 今宮戎と萩ノ茶屋、新今宮と天下茶屋はそれぞれ似たような構造になっています。前者が高野線のみ1面2線、後者が3面4線で、高野線なんば方面と南海線和歌山市方面はホーム上で乗り換えができます。 |