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私がマンハッタンカフェを注目しだしたのは阿寒湖特別の時からで、ステイゴールドと同じ3歳での阿寒湖特別勝ちということが主な理由でした。ステイと違ってこの後すんなりとG1馬になったわけですが、その菊花賞で勝つまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。 マンハッタンカフェは期待されてデビューし、2戦目で勝利。陣営は秋の方が狙い目と考えていましたが、春も出られるならでたほうがいいということで弥生賞に出走。しかし4着に敗れ自己条件でも大敗。この間馬体重は減る一方でした。ここで陣営は春をあきらめて秋一本に絞る決断をしました。これが大成功、北海道で復帰後2600mのレースを連勝、菊制覇に向けて長距離も豊富に経験し、また輸送減りを考慮してレース3週間前の栗東入りなど万全を期した状態で菊に出走、空前のスローペースを見事差しきって優勝しました。 その後3歳で有馬記念を制し、翌年の春の天皇賞も勝利。長距離では国内最強クラスにまで成長したマンハッタンカフェは、欧州最高峰レースの凱旋門賞に挑戦しました。しかし16頭立てのレースで見せ場も作れず13着に惨敗。その後レース中に左前足が故障していたことが発覚し、屈腱炎の疑いもあることから引退となってしまいました。 引退してしまうのは残念ですが、これからは亡き父サンデーサイレンスの後継種牡馬目指してステイゴールド共々がんばってほしいものです。 |