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エアシャカールは皐月賞と菊花賞を制し、ダービーもハナ差の2着という準三冠馬です。しかし菊花賞後に出走したジャパンカップでは、ダービー馬のアグネスフライトとそろって13、14着とふがいない成績でした。そのせいか、この世代は「最弱世代」とまでよばれる始末です。しかし、シャカールはダービー後果敢にもイギリスの最高峰レース「キングジョージ六世&クイーンエリザベスS」に挑戦し、ここでは7頭立ての5着と敗れはしたものの、まったく休養せずに秋のクラシック戦線に突入し菊花賞を優勝したのだから立派といえるでしょう。ジャパンカップでは相当疲れがたまっていたことだと思われますから、この惨敗も仕方がないでしょう。 4歳初戦の産経大阪杯では、あのテイエムオペラオーに先着しました。しかし本番の春の天皇賞では8着、宝塚記念では不利もあり5着とまったくいいところが無く、ますます「最弱世代」という印象を強くしてしまいました。 5歳春は勝ちきれないまでも連続2着でシャカール復活か? とも思わせてくれました。しかしG1では宝塚&秋天の4着が最高と今ひとつで、来年からの種牡馬入りが決定しておりこのまま引退となってしまいました。 サンデーサイレンスの後継として期待され種牡馬になったシャカールですが、種牡馬入りしてまだ間もない2003年3月13日、残念なことに放牧中の事故で安楽死処分となってしまいました。シャカールが亡くなったことは大変残念ですが、それまでに種付けの終了していた11頭の中から、父を超える、つまり3冠馬になるような馬が出てくることを祈るのみです。 |