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アグネスデジタルは国内外、芝・ダート、良馬場・道悪など条件を問わず活躍している恐ろしく万能な馬です。マイルG1でレコード勝ちを見せたかと思えば、重馬場の天皇賞であのテイエムオペラオーを差し切ったりもしています。 アグネスデジタルが最初に強さを見せたのは2歳(旧3歳)のときでした。2歳のダート王を決する全日本3歳優駿(当時)での優勝です。 3歳春はあまりパッとしなかったものの、ダート重賞を続けて挑んだ芝のマイルCSではなんとレコード勝ちを収めました。これが初G1制覇です。 4歳時も春はイマイチでしたが、秋に入り交流G1の南部杯を勝つと秋の天皇賞でオペラオーに勝利、続けて挑んだ香港カップも頭差粘り込み、地方ダート戦、JRA芝レース、海外芝レースと異色のG1三連勝を成し遂げました。 5歳になっても勢いはとまらずフェブラリーSを制しG1四連勝、5戦連続G1制覇のかかったドバイWCでは流石に6着に敗れたものの、続くQE2世Cではエイシンプレストンの2着でした。しかしその後脚部不安などで長期の休養に入ってしまいます。 6歳春に復帰したデジタルは2戦目の安田記念で久々の中央復帰となりましたが、何といきなり優勝してしまいます。オグリキャップのレコードを破ると言うおまけつきです。次の宝塚記念は距離の壁か惨敗しました。秋は地方交流戦で始動し天皇賞と有馬記念を走るも、年齢には勝てないのか惨敗が続き、引退となりました。引退式は2004年の1月18日に無事行われ、デジタルはビッグレッドファームで種牡馬となるべく旅立ちました。 |