阪神5311形

 5311形は単車走行可能なジェットカーとしては最後の形式で、4両が製造されました。1980年頃には三菱製チョッパの試験のため冷房化改造と同時に電機子チョッパ制御への試作改造を受け、また2両固定編成にする改造もなされました。その際もこの5311形の特徴である前パンには手が付けられておらず、今では阪神ジェットカー唯一の前パン車輌となっています。

 1999年に2両が老朽化や5500系の増備などにより廃車となりましたが、残った5313F(←写真)は5131形2連と組んで今なお行先方向幕無しの運行角板取り付け車輌として現役で走っています。

製造初年:1968年(昭和43年) 制御方式:電機子チョッパ制御

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