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711系は函館本線(小樽〜滝川間)の電化に伴って製造された、北海道発の電車です。交流近郊形電車ではありますが、北海道の寒さを考慮してデッキつきの2扉セミクロスシートとなっており、それほど収容力はありません。 先行試作車である900番台は2両編成の1M1Tでしたが、量産編成は1M2Tとなっています。試作車も後に1M2Tに改造されましたが、現在では廃車されています。また、パンタグラフも試作車では菱形でしたが量産車では下枠交差形となり、同じく試作車も下枠交差形に交換されています。 電化区間の拡大に伴って増備が続けられましたが、混雑も徐々に激しくなっていきました。そこで扉を1つ増やした3扉車やロングシート改造車なども登場しましたが、それでも混雑の悪化は止められず、後継の721系や731系の増備により廃車が進んでいます。 |
製造初年(試作車):1967年(昭和42年) 製造初年(量産車):1968年(昭和43年) |
制御方式:サイリスタ連続位相制御 |