≫ハリー・ポッター・シミュレーションRPG攻略法(第1部)
最初にご承知していただきたいのですが、このゲームの主人公はトム・リドルことヴォルデモート卿です。
さて、主人公のパラメータですが魔力・魅力・政治力・武力・魔導スキルの五種類が基本になります。
「ストレス」
基本的には、「お金を稼ぎつつ各パラメータを上げ、なるべく多くの呪文を修得し、将来の味方になりそうな人員を揃えておく」のが第1部。
ほか、各種イベントあり。以下はほんの一例。
「ダンブルドアとの出会い」…茶色の髭の爺さんと会う。なんだか馴れ馴れしくて直感で嫌いになる。ストレス+20
なお、邪道な遊び方として、イベント「秘密の部屋」をわざと発生させずハグリッドやミネルバとの友好を維持するという選択肢がある。
けれど、最低でもイベント「サラザール・スリザリン」を発生させておかないと、第2部で「自分への不信感」が100になってしまう可能性が高い。
そんなこんなで、第1部「リドルの野望」は終了する。
→第2部に続く (いい加減飽きた方は、帰りましょう。まだまだ続きます)
―――4巻のネタバレを思いっきり含みます。
ですから、当然ラスボスはダンブルドアです。
あらゆる手段を駆使して敵を粛正するのがゲーム目的ですので、ジェームズが殺されちゃったりするのを見たくない人は読まないでくださいね。
斯く云う私もジェームズが死ぬところなんて見たかないのですが、そこはゲーマーの不思議。
ゲームの場合、普段は絶対出来ないことをちゃっちゃとやってしまいます。
敵をぶん殴ってみたり、町の人全員に初対面のくせに話しかけてみたり、他人の家のタンスを勝手に開けたり出来るのです。
まあ、つまりこのゲームもそういうことなんですね。(どーゆーことだ)
内容は、基本的にブラックジョークだと思ってください。(むしろそのものです)
じゃあ張り切って説明しましょう。
* * *
まず、このゲームはトム・リドルがホグワーツに入学したところから始まります。
ゲームそのものは第1部と第2部と第3部に別れていて、第1部はリドルがホグワーツを卒業するまで。
第2部はヴォルデモート卿を名乗ってハリー・ポッターに返り討ちにされるまで。第3部は復活して世界征服を達成するまで、と期間分けがあります。
無事世界征服を完了したらゲームクリア。
自分が死ぬとゲームオーバーです。
第1部を説明します。
まず、リドルはマグルの世界で育ったマグルとのハーフなので、魔法についてはさっぱりわかりません。
なので、当初の目的は当然ホグワーツで魔術を学ぶことにあります。
第1部クリア条件はホグワーツを卒業すること。
これ自体は何も難しい条件ではありません。リドルは頭がいいので、普通に授業を受けているだけで卒業は可能です。
けれど、彼は第2部でヴォルデモート卿にならなければならないので、ここではなるべく魔導スキルを上げておく必要があります。
また、ホグワーツは第3部のラストダンジョンになりますので、可能な限りの布石をここで敷いておくことがゲームクリアへの近道です。
むしろ、ここでなるべく仕掛けを作っておかないと、五十年後、ラスボスことダンブルドアの居座る最終拠点ホグワーツを落とすことは極難しくなります。
のうのうと授業を受けるだけではなく、なるべく多くの研究をし、ホグワーツの謎を解き明かす必要があるのです。
パラメータの上限は基本的に100。例外あり。
魔力…魔法を発動させる力。
少ないと大規模な魔法が使えない。修行によって上がる。
魔法を使うたびに消費されるが、睡眠と休息によって回復する。
上限は1000。一般的に大人の魔法使いの魔力は300前後。リドルの魔力成長率は高い。
魅力…カリスマ。
教師生徒を味方に付けるときに発揮される。高いほど相手は魅了されやすい。修行と魔法薬によって上がる(笑)。
相手との関係は五段階で「無視」「知人」「友好」「信頼」「敬愛」。
「敬愛」の段階になると、コマンドで相手に「ヴォルデモート」の名をうち明けることが出来、将来デスイーターに誘いやすくなる。
スリザリン生とは「敬愛」になりやすい。ただし、グリフィンドール生とは、どんなに頑張っても「信頼」以上にはならない。
よって、マクゴナガル・ハグリッドなどはこの時点では勧誘できない。
政治力…社交的な才能。弁舌など。
カリスマとは別に、相手との友好関係を高める要素。また、より自分に有利な立場を作り出すときに必須のパラメータ。
例として、禁書の棚の本などを借りたい場合には、魅力が高いだけでは許可が出ない。
巧みな話術で教師を説得させる必要がある。政治力が高いとホグワーツでも生活・学習全般が有利になる。
人に話しかけることによって上がる可能性がある。
武力…つまり体力。別にいらない。
ただ、少なすぎると逆上したハグリッドに吹っ飛ばされて、2週間くらい保健室から出られなくなることもあるので多少はあった方がよい。
また、低いと病気になりやすい。
クィディッチをすることで上げることが出来る(笑)。
魔導スキル…授業の科目数分ある。
「変身術」「呪文学」「薬草学」「魔法薬学」「ルーン文字」「占い学」「天文学」「闇の魔法」「魔法生物学」などなど。
ただし、「マグル学」に関してはリドルは最初からLv50である。(魔導スキルは上限が50)。
新しい魔法を修得する際には、この魔導スキルと魔力がこれから学ぶ魔法の修得ラインを超えていなければならない。
例えば、『縮み薬』を初めて作るには魔力50と「薬草学」Lv3「魔法薬学」Lv5が必要となる。
『アニメーガス』は魔力300と「変身術」Lv20「魔法生物学」Lv8「闇の魔法」Lv10が必要。
覚えた魔法はその後、一定の魔力を消費することで何度でも使える。(アニメーガスなど、魔力消費が無くても使える魔法もある)
とりあえず、在学中になるたけ魔導スキルを上げておく方がいい。教師がいた方が上がりやすいのだ。
ただし、教師にもランクがあり、教えられるレベルに上限がある。
その時は、自習をするか、政治力を駆使してその教師を追い出し、新たな教師を迎えるかのどちらかを選択せねばならない。
その他のパラメータ
ほかにもいくつかパラメータが存在する。いくつかはマスクデータなのでプレイヤーには読めない。
マスクデータは「寿命」「マグルへの憎しみ」「魔法族への憎しみ」「自分への不信感」「プライド」など。
このうち「寿命」は卒業すれば見ることが出来るようになる。
うっかり在学中に闇の魔法などに失敗すると、とんでもなく縮んでいる場合があるので要注意。
「マグルへの憎しみ」や「魔法族への憎しみ」は永遠に見ることが出来ないが、あらゆる行動がこの数字を上下させる要素になる。
詳しくは秘密。
まあ、例えば純血の魔法族であるミネルバ・マクゴナガルさんに廊下であって嫌みを言われると「魔法族に対する憎しみ」がちょっと上がるとか。
あと、普通に会話をしていたり、本を読んでいたりするときに「マグル」という言葉を見聞きするだけで少しずつ上昇する。
逆にミネルバさんと快く会話をしたり、教師に褒められたりすると数値は下降する。
どちらにしろ上限である100以上にはならないので、あまり気にしない方がいい。(つまりすぐに100になってしまう)
「自分への不信感」は、特定イベントを起こさないと上昇してしまう数値。
他に、成績が悪くても上昇する。
常に優秀な生徒であれば、基本的には問題ない。
イベント「サラザール・スリザリン」を発生させないと激しく上昇する。
あまりに高まると、ストレスが急激に上昇して、病気になる。
さらに100になってしまうと、人格崩壊が始まる。
プレイヤーの入力コマンドを無視して不可解な行動を取り始めるので、ゲームを続けることが困難に。
この数値だけは上昇させてはいけない。
「プライド」は年齢が立つと共に上昇する。
プライドが高すぎると、一定の行動が出来なくなる。
たとえば、マグル出身の教師の授業を取れなくなったり。
下げ方不明。
第2部ではマスクデータではなくなり、結構重要要素になる。(例・プライドが低いとデスイーターの忠誠が下がる)
魅力が下がってきたら、プライドの値が下がったと思えばいい。
マスクデータではないもの。
「ストレス」「資金」「名声」「美人度」
徐々にたまってゆく。
上がりすぎると病気になって動けなくなるので、時々は休暇を取る必要がある。
ダンブルドアと会うと、一気に10上昇する。
「資金」
これは入学当初に、孤児院から卒業までに必要な金額が渡される。
けれど、新しい魔法を修得したり、薬品を作るのに資金は無限に必要である。
このため、最初に手にした資金を元にある程度お金を稼ぐ必要がある。
魔法薬を作って売りさばくというのが、正当なゲームのやり方のように思えるが、実は政治力を駆使して賭けの胴元になるのが本来あるべき姿。
魔法薬なんて作って時間を浪費してる暇があれば、学習に回すべき。
ただし、『愛の妙薬』を開発できれば莫大な資金を手にすることが出来るため、挑戦してもいいだろう。
アイテム『愛の妙薬』を作るのに成功すると、イベント「恋」が発生する。
「名声」
普通名声とは、どのくらい有名になっているかということで、トム・リドルが優等生をやってれば上がる…と思いきや、
この数値はヴォルデモート卿の名声を意味している。
そのため、政治力を上げ「敬愛」の状態になった友人にコマンド「ヴォルデモート卿の名を打ち明ける」を選ぶと1上昇する。
つまり、ヴォルデモート卿の名を知っている人数分がこの数値(直に打ち明けた場合のみ)。
在学中は「名声」が高くても特にメリットはない。
卒業後にやりやすくなるはずだが…あまりこの数値を上げすぎるとダンブルドアの警戒レベルが上がるのでほどほどにしておくべきである。
ちなみに、ダンブルドアの警戒レベルが上がると、行動の自由が少しずつ制限される。
例・図書館に行こうと思ったら廊下でダンブルドアに話しかけられて行けなくなった(同時にオートでストレス+10)。
イベント「アナグラム」が発生しない限り「名声」というパラメータは出現しない。
「美人度」
ゲームの進行とは全く関係ないパラメータ。
トム・リドル時代は入学から卒業まで常に100である。
卒業後は、「魔力を高める」もしくは「闇の魔法を学ぶ」と数値に反比例して下がってゆく。
ゼロになってもなんの問題もない。
ただし、この数値が高いとハーマイオニーが顔を赤らめたり、ハリーが「顔と違って性格が激悪いっ」と悪態を付いたりする。
ただそれだけ。
普通にプレイしているとあっという間にゼロになる。
維持するには「クレオパトラの化粧水」や「楊貴妃の涙」などのアイテムを手に入れる必要があるが、そんなことをする暇があったら研究に打ち込んだ方がいいに決まっている。
それでもこのしょーもないパラメータを維持したいというプレイヤーは上記の美形維持アイテムを100揃える必要がある。(各アイテム美人度+1 百個で100)
(※未確認情報。この数値を百で維持すると、ヴォルデモート卿の一人称が自由に選択できる…かもしれない)
――――とまあ、こんな感じでゲームが進む。
ここでしくじると後がつらい。
「ミネルバとの出会い」…黒髪の上級生と知り合いになる。変身術のLvが1上がる。
「ルビウスとの出会い」…黒髪の後輩と知り合いになる。魔法生物学のLvが2上がる。
「アナグラム」…ヴォルデモートという名前を思い付く。パラメータに「名声」が追加される。自動イベント。
連動イベント↓
「パーセルマウス」…自分がパーセルマウスだということに気が付く。
「サラザール・スリザリン」…自分がスリザリンの子孫であるということに気が付く。「魔法史」Lv15が必須条件。
「秘密の部屋」…秘密の部屋捜しを始める。
「バジリスク」…秘密の部屋を発見すると、何人かの生徒が自動的に襲われる(選べない)。マートル死亡。
「6月13日」…この日、魔法薬学の教室へ行くとハグリッドを追放させることが出来る。ハグリッドとの関係が「無視」になる。ダンブルドアの警戒レベルが2上がる。
「リドルの日記」…自分の意識を日記の中に封じ込める。魅力が50を越えていないとこの魔法は成功しない。このイベントに失敗すると、第3部で「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が発生しなくなり、ゲーム展開が不利になる。
このほか、新しい魔法を開発するとコマンド「仕掛け」を選択でき、ホグワーツに将来のための罠を残すことが出来る。
これは少しでも多い方がいい。
ホグワーツは魔導守備力が高い上に、第2部の一定時期を過ぎるとダンブルドアが校長になって、ダンブルドアに信頼を寄せる教師が集まってくるので攻略しにくいことこの上ない。
教師を一人でも多く減らせるような魔法を開発するのがよい。
抜け道や隠し部屋を確保しておくのも必須。
これをやっておくと、彼らは第2部でこちら側に引き抜ける可能性がある。(難易度は高い)
なるべく己のやることに疑問を持たず、プライドをもって将来の世界征服に備えよう。
よって会話するときの選択肢には、気を配るべきである。特にダンブルドアに話しかけられた際に悩み事を相談するなどもってのほかである。