■ レマン湖の大噴水
大噴水 (Jet d'eau) を目標に湖畔の道を走ると、白鳥やカルガモが浮かぶエリアに到着した。湖畔から長いコンクリートの道が大噴水まで通じ、直ぐそばまで近寄ることができる。まるで消防ポンプのように吹き上げるこの大噴水は、建国
600年の1891年に建設されたジュネーヴのシンボルである。このジェッドー (Jet d' eau) は1,360馬力のモーター2個を使って、140mにまで湖水を吹き上げ、毎秒500リットルもの水を噴出すると言う。近くで見るとその水圧のエネルギーに圧倒される。さらに先にある
「オーヴィーウ公園」の湖畔には、ヨットハーバーや、この湖から取れた小魚を、おばさん達が加工している風景に出会った。【写真2・6・7】 |
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■ 宗教革命記念碑
旧市街の中心部にある、ギリシャの神殿を思わせる堂々たる聖ピエール大聖堂や旧兵器庫などを見ながら、ジュネーヴが生んだ偉大なる思想家 「ジャン・ジャック・ルソー」
の生家を見て回る。更に15世紀に建てられたと言う市庁舎前を通って、ジュネーヴ大学近くのバスチオン公園の中ほどにある 「宗教革命記念碑」 を見学する。16世紀、金権腐敗、権威主義に陥ったローマ・キリスト教会に敢然と対抗し、プロテスタントの旗印を打ちあげたカルヴァン
(Calvin) らの 4人の聖職者達の大きな石像がある。記念碑にはラテン語でPost Tenebras Lux (闇のあとに光りあり) と刻まれ、現在、市の標語にもなって親しまれている。【写真8】
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