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1、ヴァレー州の州都シオンの双子の丘
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2、双子の丘のお城
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3、モントルーシオン城
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4、シオン城とレマン湖
■ シヨン城 Chateau de Chillon
スイスで最も有名な城。12世紀半ばから13世紀にかけて拡張、改修され、現在の城の基盤がつくられた。レマン湖に浮かぶ幻想的なこの城は、19世紀になって、ルソー、デュマ、ユーゴー、ターナーなど多くの詩人や画家を魅了し、世界にその名を知られることとなる。とくにバイロンによって書かれた
「シヨン城の囚人」 は特に有名である。
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5、マルティニのブドウ畑
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6、スイス〜フランス国境 |
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■ シオン城に向かってDrive
ツェルマットの観光を終え、ティーシュ (Tasch) 駅前の大駐車場 で、駐車料金をカード清算して車を探す。3日間駐車したままだったので、回りの車両がすっかり替わっていたが、エリア番号を覚えていたため、車はすぐに見つかった。再び
「ドライブ の旅」の開始である。フィスプ (Visp) までは来た道の引き返しで、車も少ない山道を軽快に下る。やがてローヌ川が右手に平行して流れる国道9号線に入る。およそ30キロほどでクラン・モンタナ
(Crans Montana) の入り口、 シェリ (Sierre) の町から高速9号が開通しており、さっそく進入する。この車はドイツで借用したが、[CH]
のシールがついたスイスナンバー車で、スイスの高速料金年間支払い済みの丸いワッペンが、フロントガラスの左上に貼付されている。やがて右手にシオン
(Sion) のシンボル、双子の丘があるヴァレー州の州都、シオン に到着する。この2つの丘の上には、それぞれ城砦があり、町を見守るように建っている。シオンは2006年の冬季オリンピック開催地にも立候補している街でもある。【写真1・2】
■ シオン城 (Chateau de Chillon)
ローヌ川と共に、右に大きく90度ほど曲がるマルティニー (Martigny) の町を過ぎると、およそ30キロほどで、前方にキラキラ輝く大きなレマン湖 (Lec Laman) が見えてくる。高速から降りて国道9号線に入ると、左にレマン湖に沿った道となり、やがてモントルー(Montrx) の湖畔に建つ、バイロンの叙事詩 「シオンの囚人」 で有名な 「シオン城」 (Chateau de Chillon) に到着した。道路の右側が広く、そのままパーキングエリアとなっている。城内は全般に薄暗く、大砲や拷問の道具などが展示され、日本語のパンフレットを見ながら順番に各部屋を回って行く、窓から見える明るいレマン湖がとても綺麗に見えた。【写真3・4】
■ スイス〜フランス国境
再び元の高速に乗って、マルティニー (Martigny) の町まで引き返し、右手のフォルクラ街道へ入ると、一面がブドウ畑の坂道となった。ヴァレー州はスイス一の白ワインの生産地で、そのほとんどは国内消費されているようである。ル・シャトラール (Le Châtelard) の近くに、スイス〜フランスの国境検問所があり、パスポートチェックを受ける。今回の旅ではドイツ〜オーストリア〜リヒテンシュタイン〜スイスと国境越えをしたが、実際にパスポートを見せたのはここが初めて、ドイツ〜オーストリア間でも係官はいたがスピードを落として顔を見せるだけだった。かみさんがビデオを回していたら、撮らないように注意された。どこの国でも入国審査エリアは撮影は禁止しているので注意を要する。国境越えたフランスの道はやや悪く、国柄の違いが良く分かる。【写真5・6】
■ レ・グラン・モンテは視界不良で中止
途中のモンテ峠 (Col d. Montets/1,461m) を越えると、暫くしてアルジャンティエール (Argentière) に入った。ここからは3つの氷河を観光できる レ・グラン・モンテ (les Grands Montets/3,275m) へのロープウエイや、シャモニの谷では一番奥になるル・トール (Le Tour) からコル・ド・バルム ( Col do Balme/2,167m) へのゴンドラ乗り場まで行ったが、残念ながら視界が悪く、ゴンドラの乗車はバイパスして先に進むことにした。 |