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■ リッフェルベルクまでハイキング リッフェルゼーの横を、マッターホルンに向かって歩くと、さらにその先に、周囲が岩だらけの小さなリッフェルゼーがあった。その傍を通ってハイキングコースを進んで行く。広くてなだらかな道でとっても歩き易い。やがて周りがだんだんと開け、いままで見えなかったマッターホルンの裾野が徐々に姿を現して来る。途中で道が二股に分かれ、左の下り坂を行くと、かなりの遠回りとなるため右方向のなだらかな道を進む。進行方向が変わってマッターホルンは徐々に左側になって、正面にはダン・ブランシュなどの山が見えてくる。少し先を歩いていたかみさんが、こちらに向って大きく手を振っている。こんなにのんびりと二人でハイキングをするのも久し振りだ。かみさんのとっても楽しそうな姿を見ていると、ほんとうに来てよかったと思ってしまう。【写真1・2・3・4】 ■ 名も知らないアルプスの花 先の方に5〜6人のグループが見えたが、その姿も見えなくなり、途中のなだらかな高原に腰を下ろして休憩する。我々だけのこの雄大な景観を、クリム・ホテルの売店で買ったミルク・チョコを口にしながら眺めていると、その味もまた格別である。山の雲はこの間にも変わって、マッターホルンの頂上付近は帽子を冠ったような姿に変ってきた。またそんな姿も面白い。周りの高原を見渡すと、背丈の低いガッチリとした、名も知らないアルプスの花がひっそりと咲いていた。【写真5】 ■ ポツリと建つ小さな教会 正面にダン・ブランシュ (Dent Blanche/4,357m) その右にはオーバー・ガーベルホルン (Ober Gabelhorn/4,063m) などの山を見ながら、幾つかの小さな丘陵を越えるように進むと、最後の丘陵の上から可愛い小さな教会が見えた。また右奥に目的地リッフェルベルク駅、その周りに数軒のホテルやカフェレストランが見える。そこから駅までは道がいく筋もあるが、教会の前を通り、記念写真を撮って駅に到着する。駅には以外に大勢のハイカーが集まっていて、皆んなそれぞれ満足そうな表情で語り合い電車の到着を待っている。【写真6】 ■ 日本語でアナウンス 到着した電車は満員で、すぐ後にやって来た2つ目の電車に乗る。チェルマット駅到着前に、何ヶ国語かのアナウンスの後、突然 「皆様お疲れ様でした、間もなくチェルマット到着でございます。・・・」 との流暢な女性の日本語が流れて、かみさんと顔を見合わせてビックリ。乗っている乗客の60〜70%は日本人であり、当然のことなのかも知れないが、GGBも中々やるものである。このようなアナウンスのほか、パンフレットやレストラン・メニューの翻訳などに、結構ワーホリ中の若い日本人女性が活躍しているらしい。 |
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