■ リッフェル湖へ
ゴルナーグラートから1つ下の駅、ローテンボーデン (Rotenboden) の駅前から坂の下を見ると、可愛い湖 リッフェルゼー (Riffelsee)
が見える。この湖は登山電車の中から見えないため、知らずに通過してしまう人がいるのは残念である。駅前から湖に向かって、小石が多いガレ場の急坂を降りると、途中から何回か左右に別れるが、やがて小さなリッフェルゼーの湖畔に到着した。雲が随分増えたが、逆さマッターホルンを見ることが出来た。暫く記念写真を撮ったりして湖畔で過ごす。【写真1・2】
■ リッフェル湖の魚
この湖の中には、小さな魚もいっぱい泳いでいて、それを見つけた かみさんはびっくりして 「何処から来たのかしら・・?」 には答えは出なかったが、チベットの標高5,000mほどの湖でも、15センチほどの魚が生息するほどで、その誕生は不思議である。この綺麗な水は、この周囲の高原から数本の小さな小川で注ぎ込んでいるようで、結構循環はしている様子であった。リッフェルゼーの左横には、ゴルナーグラートからも良く目についた色黒の山、
リッフェルホルン (Riffelhorn/2,927m) が立ち、池の周りは一周できる道が付いている。【写真2・3】
湖畔には重いリュックを降ろして、ゆっくり休憩するパックパッカーや、これからハイキングに出発しそうな人たちもいたが、ほとんどの人は、写真だけ撮って元の道を戻る人が多く、湖畔はすぐに静かになった。忙しい旅程の人達にはゆっくり鑑賞している時間がないのであろう。我々は暫く逆さマッターホルンを見たあと、次の駅までのハイキングコースを歩くことにする。【写真4】
ローテンボーデン駅 (Rotenboden)
から見たリッフェルゼー
リッフェルゼー (Riffelsee)
3、リッフェルゼーの魚
マッターホルン 左の山はリッフェルホルン (Riffelhorn/2,927m)
2、坂の途中から見たリッフェルゼー
1、駅前から急な坂道を降りる
ヴァレー/ヴァリス州