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![]() 3、聖マウリティウス教会を背景に |ツェルマットの地図| |
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■ 独特の雰囲気の ツェルマット スイスアルプスでもっとも印象的な山、マッターホルンの登山基地として栄えたツェルマットは、標高1,620m、人口3,700人のスイス・アルプスの谷間にある小さなリゾート地だが、ホテルの数がなんと120軒もあると云う。今では世界中から観光客の集まるスイス有数の観光地としてその名が知られ、駅から続くメイン・ストリートの両側には、ホテル、レストラン、お土産屋などが軒を連ね、賑やかな通りだが、少し町から外れると、今でも素朴な風景に出会える。ガソリン車を入れない徹底ぶりが山岳リゾート地として最高の雰囲気をかもし出しているのであろう。この独特の雰囲気がとても気に入ってしまった。【写真1・2・3】 ■ なんでもある ツェルマット 4,000m級のアルプスに囲まれ、その大自然を最大限に満喫できるようにと、ツェルマットからは登山電車あり、ロープウエイあり、地下ケーブルカーあり、さらにはヘリコプターまで用意されている。またハイキングコースも周りの山々に縦横にあって、訪れた人々はその選択に迷うほどである。色々なプランニングが考えられが、短い2泊3日ではあれこれと欲張るわけにも行かず、結局次の観光だけに絞ることにした。
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■ ツェルマットの町の中 駅前からバーンホーフ通り (Bahnhof St) を500mほど進むと、左に有名なホテル・モンセルヴァン (Mont Cervin) がある。その先で左折すると、通りに面して高床の古い木造の穀物倉庫があり、そこには町中では珍しい、薄平らな自然石を使った、ネズミ返しの仕掛けを見ることができる。この薄い石は氷河の作った副産物?なのか、この付近一帯に広く分布しており、さらに薄く剥ぎ取って屋根材としても使われている。そんな風景を見ると独特の味があって、ついビデオの撮影も長くなってしまう。【写真4】 ■ アルピニスト達が眠っている墓地 バーンホーフ通りをさらに進み、カトリック教会の角に みんなが頭を撫るので頭が光ってる「マーモットの噴水」からマッター・フィスパ川へ曲がって行くと、ツェルマット教会の墓地がある。お墓には明かりが灯され、それぞれ綺麗な花々に囲まれている。この中にはマッターホルンや周囲のアルプスで遭難した多くのアルピニスト達が静かに眠っています。登山家にとってはこんな場所のお墓に入って満足だろう・・と思ってしまう。マッターホルン初登頂後に遭難した4人のメンバーもこの墓地に眠っている。こんんなに観光化されたツェルマットをどのように感じているのであろうか?そっとお聞きしたいものである。【写真5・6】 |