リヒテンシュタイン
公国

Fürstentum Liechtenstein

国旗 
スイスとオーストリアの間にある、世界で6番目の小国。



1、ファドーツ城 (Schloss Vaduz)
国旗が見えるので、公爵が在宅中


2、ファドーツ城の全景
(一般公開はされていない)


3、ファドーツ城への道
     この 「Swiss Drive」 は、ドイツ・フランクフルトから出発した 「ドイツ Driveの旅」 の続きで、途中で
       経由する 「
リヒテンシュタイン公国」 をこの Swiss Page のTop で紹介いたします。
    ■ リヒテンシュタインの国旗(右上)について
        青は空、赤は火の象徴で、紋章の公爵の冠は、人民と統治者が一体であるというシンボルである。
    ■ リヒテンシュタインの車両国際識別記号
 Fürstentum Liechtenstein リヒテンシュタイン公国の頭文字で表す。
4、首都ファドーツ (Vaduz) 中心部


オーストリアのチロルを横断
リヒテンシュタイン公国の切手




記念の入国スタンプ
公爵の紋章
公爵の紋章
  
   ■オーストリアの有料トンネル

 イツの最高峰 「ツークシュピッツェ」 から下山した 「ドライブの旅」 は、山と平原に囲まれたオーストリアのチロルを横断し、【写真1】 制限速度130kmの高速道路(A-12)に乗って快適なDriveを続ける。道路は無料なのだが、アルペン・スキーの祖 「ハネス・シュナイダー」 が開いたスキー学校のあるザンクト・アントン (St-Anton) から、ランゲン (Langen) までの、長さおよそ14kmの、アルバーグ・トンネル (Arlberg Tunnel) だけが有料で、オーストリアは通過するだけだから・・とシリングへの両替をしていなかったため、料金所になって慌ててしまう。 何故かクレジットは使えず、手持ちのスイスフランを見せると17CHf でOK(笑)でもお釣りがシリングになってしまった。

 よそ30分ほど走って、オーストリア最西端の街、フェルトキルヒ (Feldkirch) に到着した。高速を降り小さなトンネルを通ったあと、お釣りのシリングを使うためオーストリア最後のガソリンスタンドで給油する。不足分はクレジットカードで支払うと小銭のコインまで残らないので助かる。オーストリアとスイスに挟まれた世界で6番目の小国、リヒテンシュタイン公国 (Liechtenrtein) との国境では、特にパスポートを見せることもなく、かみさんに笑顔!笑顔!と言いながら二人でにっこりとしながら通過する(笑)。

   リヒテンシュタイン公国

 方の山の中腹に、リヒテンシュタイン公国のファドーツ城 (Schloss Vaduz) が見え、だんだんと近づいて来る。お城は現在でも公爵がお住になっているようで、残念ながら公開されていない。やがて首都のファドーツ (Vaduz) のシュテットレ通りに到着し、有名な切手博物館前に駐車する。古い珍しい切手やその原画などを見た後、すぐ向かい側のバスターミナル横にある郵便局 (Post Vaduz)で、素敵なデザインの記念切手を数種類購入する。山裾を見上げると、ファドーツ城がすぐ目の上に見える。国旗が揚がっていることから、公爵は在宅中らしい。公爵はこのお城の他に、出身地であるウィーンにも立派な居城があるという。羨ましいご身分である(笑)。【写真2・5】  


5、切手博物館
   ■ リヒテンシュタインのこと

 積は小豆島とほぼ同じ160ku、人口もおよそ3万1000人と世界でも6番目に小さな国です。言葉はドイツ語、電話や郵便、通貨までがスイスと共通である。外交もスイスに委託しておりスイスとの入出国手続きはありません。主要産業は高度な印刷技術から生まれる綺麗な切手が有名だが、実はアルプス切ってのハイテク産業国で、コーティング技術のバルツァース社、高級義歯のイボクラー社、コンクリート・ドリルのヒルティ社・・などは、世界的にもその名が知られている。

   入国スタンプ

 出審査がないため、 「訪れた記念に入国スタンプが是非欲しい」 という方が多いためか?、切手博物館と同じ建物内にある観光局の 「スタンプ」 と表示された窓口で、パスポートと2SFを出すと、オフィシャル・パスポートスタンプを押してもらえる。このスタンプはビザ(査証)としての効力はない記念スタンプではあるが、さすがに有料だけあって2色刷りで綺麗だ。これも僅かながら国の収入源であろう、我々2人もそれに少しばかり貢献?することにする(笑)。【写真3】
 
  リヒテンシュタインのDATA

1.面積  160km2(小豆島にほぼ相当)
2.人口  31,320人(約34.3%が外国人)
3.首都  ファドゥーツ (Vaduz) (4,975人)
4.人種  ゲルマン民族(アレマン人)
5.言語  独語(日常語は独語アレマン方言)
6.宗教  カトリック80%、プロテスタント7%
7.通貨  スイス・フラン(SFr)
8.時差  -8時間 (サマータイムあり)
9.電気  230V/50Hz (コンセントはタイプC)

 
 ■ リヒテンシュタインと日本

 スイス大使館がリヒテンシュタイン大使館を兼轄している。
1984年
1985年
皇太子殿下は英国留学中、リヒテンシュタイン家の招待により、2度訪問
1986年 大来左武郎顧問訪問
1988年 紀宮殿下訪問
1989年 礼宮殿下フランツ・ヨーゼフ2世葬儀参列
1996年 遠山文部省顧問(前文化庁長官)訪問
1996年 緒方UNHCR高等弁務官(公式招待)
1986年 ハンス・アダム皇太子・同妃殿下来日
1989年 昭和天皇大喪の礼に両殿下参列
1990年 即位の礼にアロイス皇太子参列
1998年 長野五輪の際にノラ王女(IOC委員)来日
  日本と、とても繋がりがあることがわかります・・・。

   |リヒテンシュタインのHP|(ドイツ語)
  リヒテンシュタインの歩き方(日本語)


クール
Chul

GR グラウビュンデン州グラウビュンデン州

  クールの街で  (Chul)

 さ約30キロ、最大幅約10キロあまりのリヒテンシュタインは、高速13号線(E43)に乗ると、あっと云う間に通過してしまい、いつの間にかスイスへ入国していた。スイスの最初の町クール (Chur) 市内に入る。かみさんの希望で ミグロ (Migros) に入ってフルーツなどを購入する。旅先にある スーパー で二人で買い物していると、ふとそこで暮らしているような錯覚になり、その土地の生活感が少しだけ味わえて面白い。錯覚したわけではないが、かみさんが予定外の夕食材料まで購入してしまい、急遽 キッチン付きの宿を探す羽目になった。「これも将来のロング・ステイのリハーサル?・・」 と二人で笑い合い早速宿探しである。気ままな夫婦はやっぱり気ままなんです(^^)
   ■街道の街 フリムス へ (Flims)

 没までにはまだまだ余裕があり、この町での宿泊予定を取り止めて、クールからアンデルマット (Andermatt) 方面へ国道19号を更に進むことにする。道は登り坂となり、しばらく山道を走ると素敵な渓谷の見えるフリムス (Flims) の村に到着した。ちょうど国道沿いにあった大きなシャレー風の 「ホテル ベルヴュー」 のキッチン付きの部屋に泊ることにした。裏山には多くのリフトがあり、冬季はスキー場として有名な場所らしい。夕食は久しぶりの手料理で、旦那が焼いたステーキを 「とっても美味しいわ!・・」 と言いながら、かみさんも満足そう。これもまた 「気ままな旅」 の楽しさである(^^)【写真1・2】

  ミグロ (Migros) : スイス全土に展開する、スイス最大手のスーパーマーケット。 品物が豊富で、チョコなどのお土産品も安い。  コープ (Coop) と共にスイスの2大スーパーマーケットと言われている。 このミグロは早くからリサイクルを取り入れ、いまでは世界のスーパーマーケットから視察に訪れるほど有名になった。
1、渓谷の綺麗な 「フィムスの町」


2、宿泊した 「ホテル ベルヴュー」 と赤のワーゲン

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