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| ■ 南島最大の街クライストチャーチ 人口約31万人。南島最大の都市クライストチャーチは、1850年から開拓が始まり、当時のイギリス人のリーダー 「ジョン・ロバート・ゴドレー」 の出身校、オックスフォード大学クライストチャーチカレッジから名付けられたと云われている。1864年に着工から40年もの歳月の後に完成した高さ63mの尖塔を持つ大聖堂を中心に、次々に碁盤上の街並みが整備され、「イギリス以外で最もイギリスらしい街」 と形容されるようになった。【写真１】 ■ 庭園都市クライストチャーチ 市内には多くの公園があり、英国からの移民が多いニュージランドでは、家々の広い庭先で美しいガーデニングを手がける人が多い。年配の老夫婦が丹精込めて美しい花の手入れをされている姿が、あちこちで見受けられる。色とりどりの素晴らしいバラが、あちこちの庭に美しく咲いている風景は、庭園都市の名にふさわしい緑豊かな街・・との印象を強く受けた。 ここで有名なのは、毎年２月下旬に10日間実施される 「ガーデンシティ・フェスティバル・オブ・フラワーズ」 のイベントで、この期間に合わせてやってくる観光客も多いと言う。またフラワーコンテストで入賞したお家の庭を訪問する、楽しいツアーも現地で募集しているのである。 ■ 大聖堂の広場 この街のシンボルともいえる大聖堂は、2011年2月22日に発生したニュージーランド地震で甚大な被害を受けたが、訪れた当時には、開拓当時のイギリス人リーダー、ジョン・ロバート・ゴドレーの銅像や露店が並び、優雅に大型のチェスを楽しむ人達などがいて、いままで訪れていた大自然の風景とは違って、賑やかな近代的な街の風景が見られた。なんとチェスの対戦者は日本人の若者であった。頑張れニッポン！。【写真２・３】 |
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■ 英国気分のパンティング(Punting) 街の中心をゆったりと流れる、美しいエイヴオン川 (Avon River) の名物であるパンティングは、4人乗りの平底小舟で、帽子と白服で正装したスマートな青年の櫓で優雅に川を下っている。こんな英国流の風景を見ていると、ここが大都市の中心部であることをすっかり忘れてしまうほどである。 パンティングの乗船チケットは、大聖堂から西のハグレー公園方向に300mほど歩いたエイヴオン川の観光案内所 (Visitor Information) で購入できる。1人20分でNZ$20 （約1,300円）、2人目からは＋NZ$5 （約350円） と大変経済的で、旅の思い出に乗船する人は多いのだが、ちょっと照れくさくて乗れらなかった（笑）。【写真４】 ■ サイン・オブ・ザ・タカヘ (Sing of the Takahe) 中心部からおよそ５キロ南にある小高い丘のカシミヤ・ヒル (Cashmere Hill) には、チュ−ダー様式の館で石造りの重厚な建物 「サイン・オブ・タカヘ」 がある。街からリトルトン (Lyttelton) の港に至る街道のロード・ハウスとして、ヘンリー・エルというニュージーランドの政治家が、英国への郷愁を込めて、1918年に建設を始めたが資金難のため、完成したのは彼の死後の1949年であったと言われている。いまではトンネルが開通し、リトルトンへは山越えをすることなく行けるようになった。【写真５】 現在では豪華な内装を利用した150席のレストランや、結婚式場などに利用されている。いまでは若い日本人カップルの挙式も珍しくない。このレストランでは、イギリス風の紅茶とスコーンがセットになった 「デボンシャー・ティー」 や、スモーガスボード ランチ、伊勢エビのディナーなどが人気がある。雄大な景色のカンタベリー平野の眺めながら、予約しておいた人気の 「デボンシャー・ティー」 でアフタヌーン・ティーを楽しむ。またこの建物の裏手には、クライストチャーチの市街や遥かサザン・アルプスが一望できる展望台があって、遠くはサザンアルプスの山並みも見える。またいつの日か再び訪れることを約束しながらカシミヤ・ヒルを下った。【写真６】 |
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