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![]() 1、Lake Te Anau |
■ テ・アナウに向かう ウオルターピーク牧場のツアーが終り、再びレンタカーに乗り換え、右にワカティブ湖を見ながら国道6号線を約100キロほど南下する。幾ら走っても湖が続き、そのワカティブ湖の大きさが良く理解できる。途中のラムスデン (Lumsden) で右折し、94号線を北西方向に進むと左手に エヤーポートそれから暫くして 「レイク・テ・アナウ」 の標識が現れた。それに沿って交差点を左折すると、目の前に大きな湖が飛び込んできた。今日の宿泊地 「テ・アナウ」 の湖畔に到着したのである。【写真1】 ■ キッチン付きロッジ フィヨルドランドの拠点である 「テ・アナウ」 にあるこの湖は、北島のタウポ湖に次ぐ大きな湖で、南島では1番大きく、深い森と山々に囲まれた美しい湖水が広がっている。テ・アナウは、マリオ語の 「テ・アナ・アウ」 (水がほとばしり出る洞窟) が名前の由来で、湖畔に沿ったレイクフロント・ドライブ (Lakefront Drive) 通りを走ると、右手には多くのモーテルがあり、湖畔に建つフィヨルドランド・トラベル (Fiordland Travel) 社が見えた。とりあえず今夜の 「ツチボタル洞窟ツアー」 のブッキングを入れる。その後に近くに展開するモーテル探しをする。ちょうど満開のつつじ?の咲く、キッチン付きロッジがある 「レイクサイド・モーテル」 (Lakeside Motel) を利用することにした。【写真2・3】 ■ 絶滅寸前の飛べない鳥「タカヘ」 休憩後ワイルドライフ・センター (Wildlife Center/見学は無料) へ絶滅寸前だった飛べない鳥 「タカヘ」 の見学へ出かける。テ・アナウ湖畔の南端に家一軒位の大きなゲージの中で、大切に飼育されており、見学は自由に出来る。ちょうど鶏をひとまわり大きくした位の鳥で、嘴と足が赤、羽がブルー、胴体が緑色の美しい色をしている。この鳥は絶滅されたと考えられていたが、1948年、フィヨルドランドで偶然発見され、現在は260羽ほどになった貴重な鳥である。見学後はモーテルのおばさんに教わったスーパーマーケットに食材の買出しに行く、地元のスーパーでの買い物は、いつの旅でも訪れている。地元の生活が感じられとても興味深い。 【写真5】 |
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![]() 5、飛べない鳥 「タカヘ」 |
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■ ティアナウ洞窟ツアー 久しぶりの手料理で夕食をすませ、フィヨルドランド・トラベルの桟橋から20:15出発の 「テ・アナウ洞窟ツチボタルツアー」 に参加する。テ・アナウ洞窟は、北島のワイトモ洞窟と共に、土ボタルの生息地として有名なところで、時間になると、あちこちのホテルからお客が集まり、小さな高速船はほぼ満員となった。約40分ほどで斜め対岸にある洞窟の桟橋に到着した。夜の21時頃でもこの明るさで、1日が有効に使えるのはあり難い(笑)。【写真4・6】 ■ 地底湖のボートに乗って ボートから降りて、一度キャンバーハウス内に入り 「土ボタルの生態と見学時の注意」の説明を受ける。注意事項は日本語のチャートまで用意されているので分かり易い。その後 10名ほどのグループに分かれて洞窟に入ると、中は川のように水が流れ、その水音が轟々と反響している。豪雨の後では中止の場合もあるようで、桟橋状に作られた狭い歩道を、薄明るい照明を頼りに1列になって進むと途中で突然道がなくなり、最初の地底湖に到着した。【写真6・7・8】 ■ これがツチホタルだ! 暗闇の中でボートに乗り換え、数10メートル渡って再び歩道を進む。やがて真っ暗な大きな土ボタル洞窟に到着した。スタッフが持つフラッシュ・ライトのわずかな照明を頼りに、観賞用のボートに乗り込み、上を見ながらゆっくり進む、やがて真っ暗闇の天井に、コバルトブルーの無数の光がまるで夜空にきらめく満天の星のように浮かんできた。 普通見るホタルのようには点滅はせず、青白い光が天井一面に光っている。「これが土ボタルだ!」 周りの人達もこのロマンチックな体験に興奮収まりきれない様子で 「まぁ〜綺麗!・・すごい!・・」 の連続で、しばらく鑑賞しながらボートは静かにゆっくりと地底湖を一周した。【写真9】 土ボタルの見学を終えると、キャンバーハウスでコーヒーサービスを受けながら帰りの時間になるまでゆっくり休憩する。ニュージーランドの各種ツアーは、必ず最後にティータイムとなるのは英国流なのであろうか?モーテルに帰ったのは23時を過ぎていた。 |
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![]() 9、洞窟の天井に光るツチボタル
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