グランドキャニオン(3)
Grand Canyon (3)




 グランドキャニオン・サウスリム

1、マーザーポイントのサンライズ




2、G・キャニオン渓谷は刻々と変化する
【拡大写真】




3、エル・トバール・ホテル




4、エル・トバール・ホテル裏庭




5、ブライト・エンゼル・トレイル




 
   ■
マーサー・ポイントのサンライズ
       Sunrise of Mather Point
 日のホピポイント(Hopi Point)でのサンセットに続き、G・キャニオンに宿泊した者だけの特典、6時13分のサンライズ(日の出)を見るため、早朝の寒〜い5時半に起床、車でマーサー・ポイント(Mather Point Point)まで移動しました。日の出10分前にマーサー・ポイントに到着すると、すでに30人位の人達が集まっています。 周りにいた方は日本人のグループらしく賑やかな会話が続いていました。 やがて東の空が徐々に明るくなり、 いよいよサンライズが始まりました。【写真1】

 
の出とともに対岸のノースリム上部の岩壁からオレンジカラーに輝らされ初め、どんどんと渓谷に下り周りの岩も染まってきました。 渓谷の地形に影が付き始めると、昼間見た景色とは全く違った素晴らしい景観となってどんどんと変化して行きます。グループの人達は元旦の「初 日の出」を拝むように、太陽が顔を出してしまうと「見た見た、見たぞ〜!」と言いながら早々に引き上げてしまいましたが、サンライズの良さは日の出の瞬間ではなく、渓谷に掛かる光の変化を見ることに意義があるのです。【写真2】

     ヤバパイ博物館
      
Yavapai Museum
 
ーサー・ポイントのあと更にヤバパイ・ポイント(Yavapai Point) にも立ち寄り、ここからの渓谷の変化も充分満喫したあと、渓谷の崖っぷちに建つ「ヤバパイ博物館」(入場料無料)に入ると、G・キャニオンの立体模型、地質、生物学、化石、歴史が一目でわかる展示があり、館内から大きなガラス越しの展望が楽しめるようになっています。目を凝らすと遥か下のコロラド川に架かる吊り橋が確認できました。

   ■ エル・トバールホテルで朝食
     Breakfast of EL Tovar Hotel
 G・キャニオン国立公園内にある唯一の4つ星ホテル、エル・トバール (EL Tovar Hotel ) で、せめて朝食だけでも・・とのかみさんの計らいで、ヤバパイロッジをチックアウトした後で訪れました。このホテルは昭和天皇やクリントン大統領など、歴代のVIPも利用された歴史あるホテルで、裏庭からG・キャニオンが見渡せる最高の場所に建っています。しっかりとした木造のビクトリアン・ゴシック建築で、太い木造柱のエントランスを入ると、その重厚な作りと黒光りしたロビーに驚かされました。  【写真3】

 
使われている椅子やテーブル、照明器具、梁の飾りつけなど、竣工1905年およそ100年の歴史が充分に感じとれます。1F ラウンジ奥にレストランがあり、朝食は係員に名前を言っておくと、順番に呼び出され、庭から渓谷が見える窓脇のテーブルに案内されました。 ウインナーやハム、スクランブルエッグ、パン、コーヒーなど極く普通のメニューで$10.89(約1200円)でしたが、その雰囲気と一緒にご馳走になりました。【写真4】

    ブライト・エンゼル・トレイル
        
Bright Angel Trail
 事後は各ビューポイントを回る計画で、まずG・キャニオンの谷底に降りるブライト・エンゼル・トレイルヘッドから少し下ってその雰囲気を感じ取ることにしました。 谷底のコロラド川まで降りるブライト・エンゼル・トレイルは、距離が約20kmもあって降りるのに約6時間、登りに8時間程も掛かるため、谷底までの日帰りはしないよう警告看板がありました。ここではロバに乗って往復する手段もあるため、トレイルには強烈な匂いのするロバの糞が点々と落ちており、その上絶壁側には柵もなく人とのすれ違いにはとても気を使います。【写真5】

 
山とは全く逆で先に下って、帰りが登りのコースのため、帰って来る人の表情を見ただけで、とても下まで降る気持ちにはなれません。当然ながら降りるほど気温が上がり、充分な水と食べ物を準備する必要があります。毎年無茶なトレイルをする人が多く、レインジャーのお世話になる人が後を絶たないとも言われており、その雰囲気だけを体験して途中で引き返しました。
 


                        ■ ウエスト・リム・トレイル
                          West Rim Trail
   ライトエンジェルロッジ付近から渓谷沿いに歩く「ウエスト・リム
  トレイル」は、G・キャニオン渓谷を直ぐ横に見ながら絶壁沿いを歩く
  ハイキングコースで、誰でも気軽に歩けるコースとして、特に朝夕の
  太陽光線が斜め当たり渓谷に影が付く時間帯がお奨めです。

   
抜が高い対岸のノースリムの方が景色が雄大だろう・・と思う
  のは間違いで、サウスリムの壁面は太陽光線がほとんど当たらない
  ため、ノースリム側から見ると逆光となってしまい暗くてよく見えません。(右図)
  やはりG・キャニオン観光は、このサウス・リムから眺めるのが一番良いことが分かります。

   
G・キャニオンのリム・トレイルは、勾配が少なく殆どが簡易舗装されているため快適に歩けますが
  渓谷側に柵もない場所が多いため、絶対トレイルから外れないよう、特に小さなお子様と一緒の時は
  絶対に目を離してはいけません。今までにこの警告を守らなかった多くの人が転落死しています。

   「また可愛い野生動物と遭遇しても餌は絶対与えないこと、もし噛まれた場合は人間に害となる
  病原菌を持っていることを考慮して、直ちに近くのロッジなどに連絡し応急手当てを受けてください。
  いまあなたは大自然の中に入っていることを忘れないでください」 と警告看板がありました。

ウエスト・リム・トレイルのPhoto Album
 
グランドキャニオン・サウスリム
(MAPを参照しながら写真をクリックしてご覧ください)

ウエスト方向 イースト方向 ヤバパイポイント方向 サウスビレッジ方向
マリコパ・ポイント
Maricopa Point
トレイル・ビュー・オーバールック
Trailview Overlook
  船の帆先に立っている様な場所から見下ろす
 ビューポイントで、足元から遥か彼方まで、素晴
 らしい景観が楽しめます。
 西側と東側の景観にはこんなに違いがあります。 
 崖っぷちに建っているサウスビレッジのロッジや
 朝食をしたELホテルなどが見えます。 この辺には
 カルフォニア・コンドルが飛び回っており、左奥の
 絶壁付近が「ヤバパイポイント」付近です。
ウエスト・リム・トレイルのPhoto Album
ホビポイント
Hopi Point
DANGERの看板 パウエル・ポイント
Powell Point
マリコパ・ポイント
Maricopa Point
  ウエストリムリム・トレイルを歩く場合、「DANGERの看板」にも書いてあるように、柵からは絶対外に出ない
 こと、落ちても誰も気が付かないような場所が多いため、まず助かる率は大変低いと思われます。

 ホピ族にちなんで名付けられたサンセットを見る場所として有名な、ホビポイントに無事到着しました。
Hermits Rest
自然石を積み重ねた門 ハーミッツ・レスト 大きな暖炉 ハーミッツ・レストから
                 ハーミッツ・レストとメアリー・コルター
  観光客が行けるウエスト・リムの最西端がハーミッツ・レストで、入り口に自然石を
 積み重ねた今にも崩れそうな門があり、中央に大きな鐘がぶら下がっています。 
 後ろ向きに石を投げて鐘を鳴らすと幸せが訪れる・・・とか?

  ここには 1914年、メアリー・エリザベス・ジエーン・コルター (Mary Elizabeth Jane
Colter/写真) が、岩石を積み重ねて建てた 「ハーミッツ レスト」 と呼ばれる建物があり
 「ハーミッツ レスト」 に入った正面に今でも使えそうな、大きな暖炉が残っていました。
 暖炉の横には、丸太をくり貫いて作った椅子とテーブルがあり、まるで仙人のような生活だったことから
 この名前が付いたと云われています。 現在では部屋の殆んどがギフトショップとなって、色々な小物や
 アクセサリーが売られていました。

  メアリー・コルターはG・キャニオン国立公園内のホピハウス(Hopi House)を1905年に、ハーミットレスト
 (Hermit's Rest)とルック・アウト(Look Out)を1914年に、ファントム・ランチ(Phantom Ranch)を1922年に
 ウォッチタワー(Watch Tower)を1933年に、ブライトエンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)を1935年に
 手掛けており、G・キャニオン内の建物の多くがメアリー・コルターによって作られています。


ハーミッツ・レスト入り口


ハーミッツ・レストの大きな暖炉
グランドキャニオンビレッジ内の宿泊施設
※これから行かれる方にお役に立つように・・・
ロケーションはこちらから  グランドキャニオン・サウスリム

Yavapai Lodge Thunderbird Lodge
    Net予約       Net予約
  マザー・ポイントに近く、園内最大規模で
 予約は割合いとり易い。 
 近くにレストランやスーパマーケットあり。
  チエックインPM 04:00、
  エヤーコン、TV、電話 パーキングロット
  客室:500室
  料金:West - Two Queen Beds :$66〜$90
      East - Two Double Beds :$66〜$102
クレジットカード:American Express, Discover,
               Master Card, VISA

  お問合せ:Phone: 303-297-2757、
         FAX: 303-297-3175
  ブライト・エンゼル・ロッジの手前にある。
 周辺には多くのロッジがあり便利が良い。
   チエックインPM 04:00
   エヤーコン、TV、電話、パーキングロット
   レストラン〜2
   客室:55室
   料金:Streetside; Two Queen Beds $116
      Canyonside; Two Queen Beds $126
   クレジットカード:American Express, Discover,
               Master Card, VISA

  
お問合せ:Phone: 303-297-2757
           FAX: 303-297-3175
Bright Angel Lodge Maswik Lodge
    Net予約       Net予約
 公園内の宿泊施設中もっとも人気があり、
 特に夏期の予約はとても難しい。

  チエックインPM 03:30
  エヤーコン、TV、電話 パーキングロット
  レストラン
、コーヒーショップ、
  客室:88室
 
 料金:Standard Lodge Rooms;
          One Double Bed $56〜$68
  Historic Cabin; One Queen Bed $81〜$109

  クレジットカード:American Express, VISA
            Discover, Master Card,

  お問合せ:Phone: 303-297-2757、
         FAX: 303-297-3175
  
 ブライト・エンゼル・ロッジから南東方向にある。
   チエックインPM 04:00
   エヤーコン、TV、電話 パーキングロット
   シャワー、バス、レストラン、
   客室:288室
   料金: Cabin - Two Double Beds $63
       South - Two Queen Beds $66〜$76
       North - Two Queen Beds $66〜$118
  クレジットカード:American Express, Discover,
              Master Card, VISA
  お問合せ:Phone: 303-297-2757、
         FAX: 303-297-3175
El Tovar Hotel Trailer Village
   Net予約
Photo準備中




     Net予約
 公園内只1つのホテル、1905創業の
 歴史ある重厚な木造建築、
 ホテル内にレストランがある。
  チエックインPM 04:00、エヤーコン、TV、電話
  パーキングロット、空港送迎、 レストラン
  客室:78室  
  料金:Standard - デラックスルーム/$124
             - スイート/$286
  クレジットカード: American Express, VISA
             Discover, Master Card,
  お問合せ:Phone: 303-297-2757
        FAX: 303-297-3175
 マーザーキャンプ場にあり、トレーラービレッジのため
 料金が安い。
   料金:Trailer site Single or Double $20
                  大人1人追加 $1.75
  クレジットカード:American Express, Discover, .
              Master Card, VISA
   お問合せ:Phone: 303-297-2757、
           FAX: 303-297-3175

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