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■ マーサー・ポイントのサンライズ Sunrise of Mather Point 昨日のホピポイント(Hopi Point)でのサンセットに続き、G・キャニオンに宿泊した者だけの特典、6時13分のサンライズ(日の出)を見るため、早朝の寒〜い5時半に起床、車でマーサー・ポイント(Mather Point Point)まで移動しました。日の出10分前にマーサー・ポイントに到着すると、すでに30人位の人達が集まっています。 周りにいた方は日本人のグループらしく賑やかな会話が続いていました。 やがて東の空が徐々に明るくなり、 いよいよサンライズが始まりました。【写真1】 日の出とともに対岸のノースリム上部の岩壁からオレンジカラーに輝らされ初め、どんどんと渓谷に下り周りの岩も染まってきました。 渓谷の地形に影が付き始めると、昼間見た景色とは全く違った素晴らしい景観となってどんどんと変化して行きます。グループの人達は元旦の「初 日の出」を拝むように、太陽が顔を出してしまうと「見た見た、見たぞ〜!」と言いながら早々に引き上げてしまいましたが、サンライズの良さは日の出の瞬間ではなく、渓谷に掛かる光の変化を見ることに意義があるのです。【写真2】 ■ ヤバパイ博物館 Yavapai Museum マーサー・ポイントのあと更にヤバパイ・ポイント(Yavapai Point) にも立ち寄り、ここからの渓谷の変化も充分満喫したあと、渓谷の崖っぷちに建つ「ヤバパイ博物館」(入場料無料)に入ると、G・キャニオンの立体模型、地質、生物学、化石、歴史が一目でわかる展示があり、館内から大きなガラス越しの展望が楽しめるようになっています。目を凝らすと遥か下のコロラド川に架かる吊り橋が確認できました。 ■ エル・トバールホテルで朝食 Breakfast of EL Tovar Hotel G・キャニオン国立公園内にある唯一の4つ星ホテル、エル・トバール (EL Tovar Hotel ) で、せめて朝食だけでも・・とのかみさんの計らいで、ヤバパイロッジをチックアウトした後で訪れました。このホテルは昭和天皇やクリントン大統領など、歴代のVIPも利用された歴史あるホテルで、裏庭からG・キャニオンが見渡せる最高の場所に建っています。しっかりとした木造のビクトリアン・ゴシック建築で、太い木造柱のエントランスを入ると、その重厚な作りと黒光りしたロビーに驚かされました。 【写真3】 使われている椅子やテーブル、照明器具、梁の飾りつけなど、竣工1905年およそ100年の歴史が充分に感じとれます。1F ラウンジ奥にレストランがあり、朝食は係員に名前を言っておくと、順番に呼び出され、庭から渓谷が見える窓脇のテーブルに案内されました。 ウインナーやハム、スクランブルエッグ、パン、コーヒーなど極く普通のメニューで$10.89(約1200円)でしたが、その雰囲気と一緒にご馳走になりました。【写真4】 ■ ブライト・エンゼル・トレイル Bright Angel Trail 食事後は各ビューポイントを回る計画で、まずG・キャニオンの谷底に降りるブライト・エンゼル・トレイルヘッドから少し下ってその雰囲気を感じ取ることにしました。 谷底のコロラド川まで降りるブライト・エンゼル・トレイルは、距離が約20kmもあって降りるのに約6時間、登りに8時間程も掛かるため、谷底までの日帰りはしないよう警告看板がありました。ここではロバに乗って往復する手段もあるため、トレイルには強烈な匂いのするロバの糞が点々と落ちており、その上絶壁側には柵もなく人とのすれ違いにはとても気を使います。【写真5】 登山とは全く逆で先に下って、帰りが登りのコースのため、帰って来る人の表情を見ただけで、とても下まで降る気持ちにはなれません。当然ながら降りるほど気温が上がり、充分な水と食べ物を準備する必要があります。毎年無茶なトレイルをする人が多く、レインジャーのお世話になる人が後を絶たないとも言われており、その雰囲気だけを体験して途中で引き返しました。 |
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![]() ![]() ■ ウエスト・リム・トレイル West Rim Trail ![]() ブライトエンジェルロッジ付近から渓谷沿いに歩く「ウエスト・リム トレイル」は、G・キャニオン渓谷を直ぐ横に見ながら絶壁沿いを歩く ハイキングコースで、誰でも気軽に歩けるコースとして、特に朝夕の 太陽光線が斜め当たり渓谷に影が付く時間帯がお奨めです。 海抜が高い対岸のノースリムの方が景色が雄大だろう・・と思う のは間違いで、サウスリムの壁面は太陽光線がほとんど当たらない ため、ノースリム側から見ると逆光となってしまい暗くてよく見えません。(右図) やはりG・キャニオン観光は、このサウス・リムから眺めるのが一番良いことが分かります。 G・キャニオンのリム・トレイルは、勾配が少なく殆どが簡易舗装されているため快適に歩けますが 渓谷側に柵もない場所が多いため、絶対トレイルから外れないよう、特に小さなお子様と一緒の時は 絶対に目を離してはいけません。今までにこの警告を守らなかった多くの人が転落死しています。 「また可愛い野生動物と遭遇しても餌は絶対与えないこと、もし噛まれた場合は人間に害となる 病原菌を持っていることを考慮して、直ちに近くのロッジなどに連絡し応急手当てを受けてください。 いまあなたは大自然の中に入っていることを忘れないでください」 と警告看板がありました。 |
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![]() ハーミッツ・レスト入り口 ![]() ハーミッツ・レストの大きな暖炉
ロケーションはこちらから ![]()
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