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■ いよいよグランドサークルへ It goes to a grand circle still more 今回の旅の主目的はラスベガス観光ではなく、「グランドサークル」ドライブですが、前泊したラスベガスの街には予想以上に見所が多く、出発までに3ページにもなってしまいやっと出発できました。 当初のプランでは、朝6時ごろにホテルを出る予定でしたが、長時間のフライトと時差、それに夜遅くまで街を遊び歩き、ホテルに戻ってからも部屋から見えるベラッジオの「噴水ショー」を見ていたため起床が遅れてしまい7時ごろの出発となりました。 でもツアーとは違ってプランは二人で自由に変更できるのが個人旅行のメリットなのです。 ■ 初日の目的地は「グランドキャニオン」 The destination of the first day is "Grand Canyon." 目的地「G.キャニオン」までは、274マイルおよそ440キロで、東名でいえば東京から京都の手前にある竜王ぐらいの距離となり、今回のドライブでは一番長い区間となります。 ちょうど朝の通勤ラッシュと重なりましたが、ベガスからアウトバンドするため特に込み合うこともなく、I-15に乗って空港方面に出発しました。 左手に見えていたラスベガス空港を見送ると、やがてフリーウェイが一般道路のSR146になり、それから数キロで前方を横切るように US-93 (I-515) のフリーウェイが見えてきます。その手前で右折し片道3車線のUS-93E(I-515)に乗るとあとは1直線です。 ナビゲーターのかみさんも安心したのか?ビデオを廻し始めました。 ラジオから流れる爽やかなBGMを聴きながら異国の道を走る快感は1度味わうと止められません。惜しくも82才の生涯を閉じた大好きなフランク・シナトラの「♪マイ・ウエイ」がラジオから流れて来て最高の気分です。 【写真1】 ■ ボールダーシティー Boulder City ラスベガスから約44キロのフーバーダムの手前にある小さなボールダーシティー(Boulder City) のメインストーリートで「セブンイレブン」 を見つけて早速朝食購入のため入りました。 そこはガソリンスタンドとの併合店で、サンドイッチとホットコーヒーの他、ドライブに必要な食べ物や飲み物などを購入し、時間を有効に使うため走りながらの朝食です。日本でもこの手のスタンドも増えてきましたが、今回のドライブでは何回もお世話になりました。【写真2・3】 この街にあるボールダーシティー空港から出発する「G.キャニオンツアー」を、お客には知らせずに格安で販売している場合があり、ラスベガスからの距離を考えた場合、大幅な時間の損失となるので注意を要します。 やっぱり G.キャニオンへはマイペースで走るドライブが最高です。 ■ レイクミードと フーバーダム Lake mead & Hoover Dam ボールダー・シティーを通過して、岩山の間のカーブを抜けると、前方に青々とした水をたたえた世界最大の人工湖 レイク・ミード(LakeMead)が出現します。何度も氾濫をくり返していたコロラド川(これから行く G・キャニオンを流れる川)にダムを建設するため、周辺7州の代表が集まり、最終案を決定するとき議長を務めたのが、後に第31代の大統領となったハーバート・フーバー(Herbert Hoover/1874−1964)だったのです。1931年に始められた建設工事は計画より2年早く進み、4年後の1935年に完成してこの名前が付けられました。【写真3】 ダムの最上部の高さは221.28m、幅は379.2m、厚さは13.7m、最下部の厚さは201.2mあり、ダム内部の見学も出来るのですが時間が無いためダムを通り過ぎてさらに約 1kmほど走った小高い場所にあるパーキングエリアに到着しました。 ここから見降ろすと湖側からのダム全体が良く見えます。【写真4】 このダムの中央がアリゾナとネバダの州境となり、写真の左側の取水口がネバダ用で右がアリゾナ用取水口となっています。この写真の湖はほんの1部分で、この先がとてつもない大きさに広がっています。 南カリフォルニアの電力はこのダム1つで供給し、およそ400kmも離れたロサンゼルスの水源にもなっており、ここでもテロの警戒が行われています。このダムを建設した人達がラスベガスで遊んだことから徐々に街が栄え、更にダムの完成で豊富な電力が使えるようになったこともラスベガスの繁栄に大きく貢献しています。【写真5】 |
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