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■ ラスベガス マッカラン空港へ
成田空港を16:00に出発するラスベガス直行のJL26便は、前日までの予約状況では、Yが満席で、かろうじて
Cクラスに空席がある状態でした。 いつも使用している航空券は、空席利用の優待航空券で、満席にならないことを祈りつつ、自宅から空港まで娘が運転する車で向いました。 我が家は空港まで20分ほどの距離にあり、海外旅行には最適の場所なのです。(笑)
カウンターで聞くと、座席は予約上でマイナスになっているため、最終のお客様のチェックインが終わるまで待つことになりました。 空席待ち手続きをしたあと、大きな電光掲示板の正面に座ってスタンバイしていると、時間とともに出発便の表示位置が左に移動し、出発時間が徐々に近づいてゆきます。
いつものことですが「もし乗れなかったら・・・」などと不安になり、この待ち時間が心臓には良くありません。(笑) この便はアメリカン航空のAA7234とコードシェアとなっているため、JALの機体でありながらJALの座席は通常のフライトより少なくなっているのです。
「コードシェア便」とは? コードシェア(共同運航)とは、提携した2つの航空会社が双方の乗客を乗せることを可能にしたもので、特定路線で提携航空会社が協力して、お客様に幅広い選択肢の中から目的地を選んで頂だけるようにするもので、航空券には予約をした航空会社の便名が記載されますので、同一のフライトに2つの便名が付くことになります。 また航空機や乗務員は協定先の航空会社となる場合があります。 今後このコードシェア便が多くなることが予想されています。 |
■ 待った甲斐があって”C”クラスに
やがてスタンバイ時間が過ぎ、カウンターに行って見るとあっさりとOKとなりました。 早速バゲージを預け、渡された搭乗券を良く見ると、なんと
Cクラス。 Yは満席となり1部のお客様と Cにグレードアップされたのです。 結局前日に予想した通りとなって思わず「ラッキ〜!待った甲斐があったね!」と二人で顔を見合わせニッコリとします。
出発ゲートに着くとまだ搭乗前で、出発準備中のジャンボが目の前に見えます。 ラスベガスまではおよそ10時間弱のフライトで、Yと比較すると、Cの座席はゆったりとした巾があり、足元にも充分な余裕があるのです。 「残りものに福・・・」とはこんな事かも知れません。 携帯で娘へ無事に乗れたことを伝えてボーデングブリッジを渡りました。 【写真1】
機体はボーイング747-400のJA8073、搭載エンジンは信頼あるゼネラル・エレクトリック(GE)のCF6です。 "C"クラスの「シーズン」の座席は、枕カバーももう秋の色に変わり、ゆったりとくつろげる落ち着いた雰囲気で、ちょうど良い大きさのゾーンでした。 【写真2】
聞き慣れた心地よいエンジン・サウンドを耳にしながら、好評の機内誌「Wins」を読んでいると、やがて太陽が水平線に沈み、窓側のかみさんはその様子を盛んにビデオやスチルで撮っています。 夕食となり、かみさんは「暫く食べられないので和食を・・・」と注文したので、自分は洋食を選んで両方を並べて見ることにしました。 【写真3・4・5】
■ フォアグラ付きの豪華な機内食
野間口さんの会社、東京フライトキッチン(TFK)が作ったステーキにフォアグラのグリルとクレープを添え、ワインソースで仕上げた豪華な機内食をゆっくりと味います。 ホットプレートに乗った肉類は、ほど良い暖かさを保ち、その風味も出来立てそのままで最高!。 メニューではアミューズブーシュは和・洋とも全く同じでしたが、皿の数は断然和食が多く、可愛いテーブルが一杯です。
高度35,000feet(10,700m) 対地速度674mile/h (1,085km/h) のキャビン・ウインドウからは、素晴らしい夕日がウイングレットの先に見えます。 かみさんが「旅って素敵ね!・・」と語りかけてきました。 ほんとに来て良かったと思う瞬間です。【写真3・4・5】
■ 映画「マトリックス リローデッド」を見る
食事後は、アームレストに収納されているパーソナルTVを引き出し、ちょうど見たかったアクション映画「マトリックス・ リローデッド」を選び、座席をフル・リクライニングにしてゆっくりと鑑賞していると、お酒、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、アイスクリームなど次々とキャビン・サービスがありますが、とても全ては入りません。(笑)【写真6・7】
お腹も一杯になった頃、窓側の壁のみ照らすウォシュライトだけの照明となりました。 日本時間で21時では目は閉じても眠気はありませんが、ベガス到着が日本時間の朝1時45分(現地時間で午前9時45分)のため少し眠る努力をします。
少しは眠ったのでしょうか?。 到着のおよそ2時間前には朝食のためキャビンの照明が明るくなりました。 朝食が終わって暫くすると、アプローチに入り岩山が徐々に近づいて来ます。 予定より15分ほど早くラスベガス・マッカラン空港に着陸しました。
空港はラスベガス市内にとても近く、着陸後タクシング中の機内から、巨大なピラミット型ホテル「ルクソール」が目の前に見えます。 「おお!ラスベガスだね〜!・・・」と思わず呟きました。 【写真8】
■ 車はオールズモビール ALERO
入国審査・税関と、スムーズに進み、第2ターミナル前から無料のシャトルバスに乗ると、5分ほどで第1ターミナルに到着します。 予約済みのエイビス・レンタカーカウンターで手続きを終え、AVISのシャトル・バスに乗って第2ターミナルから東に数百メートル離れた広大なレンタカー専用パーキングに入ると、ちょうど車のある位置で降ろして呉れました。
このレンタカー専用パーキングエリアは、数百台の車がずらりと並び、今回乗ることになったオールズモビールのALERO/GLセダンは、屋根下の日陰のパーキングスペースに止っていました。
「アメリカではやっぱ!アメ車が似合うよね!・・・」などと、かみさんに話しながら、今日から8日間、およそ1500キロをともにする車を、そっと撫ぜながら語りかけました。「よろしくね!・・・・」【写真9】 |