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![]() 1、シュヴァンガウ入り口にある 聖コロマン教会 (St.Coloman) ![]() 2、テーゲルベルグ山ロープウエイ乗り場 |
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■ ロマンチック街道の終点 のどかな草原と、緩やかな丘陵風景を見ながら、ローテンブルクから、約230キロの道を走ってきたロマンチック街道も、終点のフユッセン (Füssen) の街が近くなると、次第にドイツ・アルプスの険しい山並みが姿を見せてくる。やがて左手の山裾にあの有名な 「ノイシュヴァンシュタイン城」 の姿が顔を出し、だんだんと近づいてきた。ここは今回の 「ドイツDriveの旅」 のなかでも、ローテンブルグと共に最も期待していた場所なのだ。 ■ テーゲルベルグ山へ登る 日没までに時間があるので、聖コロマン教会 (St.Coloman) の横を通って テーゲルベルグ山 (Tegelbergbahn) のロープウエイに乗ることにする。 ロープウエイが動き出して間もなく、何処かで見た写真のように、真っ白な壁にレンガ色入り口のお城が見えだし、それから少し遅れその背景にアルプ湖が見えてきた。その眺めがロープウエイの動きと共にどんどん変化して行く。【写真1・2】 その見事な景観に、思わず二人で歓声を上げてしまう。 しかし見える時間は約1分半で、ベスト・アングルはその内の30秒程であった。山頂に到着すると岩山に隠されてお城は見えなくなるが、眼下にはシュヴァンガウの平原と大きなフォルッゲン湖 (Forggensee) が広がり、右手遠くには走ってきたロマンチック街道の17号線がどこまでも続いているのが見える。あの道を走ってきたのか・・・とその道を追いながら感無量になる。【写真2・3】 |
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![]() 3、テーゲルベルグ山ロープウエイ頂上駅から ![]() 4、シュロスホテル・リスルとお城 ![]() 5、お城はシュロスホテル・リスルの部屋から見える |
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■ 部屋からお城が見えるホテル ロープウエイから降りて、駅の構内にあるレストランでコーヒーブレイクする。久しぶりに飲むコーヒーがとても美味い。店内から外を見ると、ノイシュヴァンシュタイン城が木立の間から見え、その手前には、大きな鈴を首に付けた牛が数頭放牧されている。20分ほどゆっくり休み、気分転換が出来たため、Drive疲れも取れたようだ。 本日の宿は、ノイシュヴァンシュタイン城への登り口にある 「シュロスホテル リスル」 (Schloßhotel Lisl ) となった。ノイシュヴァンシュタイン城の見える部屋を・・との要望に応えて、2階左端の角部屋をアサインしてくれた。丁度窓の正面に城が見える部屋だ。50メートルほど先には、このホテルの専用駐車場があり、さっそく荷物を降ろした車を廻す。 ■ ホーエンシュヴァンガウ城 また、このホテルのすぐ前にある小高い丘の上にはクリーム色の 「ホーエンシュヴァンガウ城」 がある。この城は当時バイエルンの皇太子だったルートヴイッヒ2世の父、後のマクシミリアン2世が、1832年に4年の歳月をかけ、住む人もなく荒れ放題になっていた古い12世紀の 「シュヴァンシュタイン城」 をゴシック様式に再建したもので、ルートヴイッヒ2世は、幼少の大半をこの城で育ち、また後にバイエルン国王になってから 「ノイシュヴァン・シュタイン城」 の建設中の様子を、この城から眺めたと伝えられているお城である。 |
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