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![]() 1、シュピタール門の歩道橋 ![]() 2、歩道橋下の道 |
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■ 城壁内唯一のブルク公園へ シュピタール門で城壁を降りると、屋根つきの木製の歩道橋があった。 【写真1・2】 この付近の左手はタウバー渓谷となって落ち込んでいる地形で、渓谷にはマイン川の支流であるタウバー川が流れている。ここから見ると、ローテンブルグが丘陵の上の街であることがわかる。正式名が 「タウバー川の上方にあるローテンブルク」 Rothenburg ob der Tsuberと呼ばれている由縁である。シュピタール門 の西側にあるシュピタール教会付近の城壁は、土地の傾斜に合わせた階段状の作りで小さな屋根が可愛らしい。やがてコボルツェラー門から再び城壁内入った。 途中にあった 「中世犯罪博物館」 を覗くと、当時罪人の拷問に使った首かせや足かせ、針の椅子、水責めの檻、罪人に被せた悪魔の仮面や、金属製や皮製の貞操帯などが展示されたドイツ唯一の法と刑罰の歴史博物館で、なんとそれらの説明がドイツ語・英語の次に日本語で入っているのだ。ひょんな所で日本文字を見てびっくりする。ただ単に日本人観光客がそれだけ多いということであろう。【写真3・4】 ■ 中世犯罪博物館 入城料 DM 5 (約400円) 09:30〜18:00 中世犯罪博物館を出てブルク公園 (Burggarten) へ向かう。このあたりの外周は、崖となっているため城壁も低く、道を歩いていても下のタウバー渓谷や、有名な二層橋のドッペル橋 (Doppelbrücke) などが見える。最も高い門と言われている 「ブルク門」 をくぐると、丁度花が満開で、恐ろしい中世犯罪博物館を見た後だけに心を和ましてくれる。 この公園は城壁の西に突き出たピノキオの鼻のような街の外れにあるが、かってはドイツ王家のホーエンシュタフェン家の居城があった土地で、1956年の大震災でほとんど崩壊し、19世紀になって今の美しい公園に整備された場所で、公園のベンチの腰を下ろしタウバー渓谷の景色を見ながら 夢であった城壁を歩き終わった満足感に浸りながらゆっくりと休憩する。【写真5・6】 |
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![]() 土地の傾斜に合わせた城壁 |
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![]() 3、中世犯罪博物館 拷問のカゴが外に展示されている ![]() 4、中世犯罪博物館 (日本語説明あり) |
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![]() 5、ブルク公園入り口
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