|
![]() ■ ドイツの父なる川 「ライン川」 この水源はスイス・アルプスの氷雪で、フランスとドイツの国境を縦断し 最終オランダのロッテルダムで北海に注ぐ1,320kmの壮大なる河川です。 |
|||||||
![]() ビンゲンのクロップ城 ![]() エーレンフェルス城 |
|||||||
■ 城の種類について ブルク (Burg) = 戦闘防御用の城 シュロス (Schloss) = 居住用の城 レジデンツ (Residenz) = 大宮殿 |
■ 騎士や貴族の爵位について 公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の順に位が高くなる。 選帝侯=ローマ皇帝の選挙権がある侯爵。 |
||||||
|
|||||||
■ 「ライン川下り」 のドライブに出発 シーザーの時代からローマ帝国が交易の水路として使い始めて以来、常に重要な輸送水路となったライン川は、中世の時代には、行き交う船から通行税をかける利権争いが繰り広げられた。こうした争いに備えて築かれた多くのお城を、普通はおよそ2時間ほどをかけて観光船でライン川下りをするところであるが、この 「ドライブの旅」 ではライン川右岸を走って、途中で止まりながらビデオや写真を撮ったり、そして古城まで登ったりの 「ゆったりライン川ドライブ」 に出発する。 通り過ぎる車から、陽気に手を振ってくれるドイツの人達、このマイペースな旅の心地よさが、この旅の最大の魅力なのです。 ■ 次々に現れる古城の数々 宿泊したリューデスハイムのラインの岸辺には、ゆったりと流れる川を見ながら語り合えるベンチがあってカップルでいっぱいであった。その対岸のビンゲン (Bingen) の丘には、現在では市庁舎として使われている 「クロップ城」 がそびえ、写真では見えないが、川の中洲には行き交う船から通行税を徴収したと言われる黄色い 「ネズミの塔」 (Mäuseturm) が見える。そんな景色をうっとりと暫し眺める。 【写真1・2】 右岸の道路の上に見えたのが 「エーレンフェルス城」 (Bourg Ehrenfels) で、13世紀マインツ大司教が川の通行料を徴収するため、中州に建てた黄色の 「ねずみの塔」 と共の築いたもので、1689年ルイ14世下のフランス軍によって 「ねずみの塔」 とともに破壊され、今は廃墟となっている。 「ねずみの塔」 は昔マインツの大司教が強欲であったため、罰に大群のネズミに殺されたという伝説から、その名が付いたと言われ、何時の世も悪大名や悪代官がいるものである(笑) 【写真3】 さらに進んだ左手対岸の山の中腹に 「ライヒェンシュタイン城」 (Burg Reichenstein) が広がっている。ライン河畔の古城の中でも、11世紀のかなり古い時代に建てられたゴシック様式の城で、城内には鹿の角や武器などの展示がある。ライン河畔のお城の中には人気の高い古城ホテルが多いが、この城もその1つである。【写真4】 |
|
||||||
|
|||||||
![]() 4、ライヒェンシュタイン城 (古城ホテルとして使われている) |