グリーン島
Green Island


1、グリーン・アイランドの全景

Great Barrier Reef Cruise の比較       ◎あり   −なし
ツアー名
ツアー会社)

(料金)
出港/滞在時間/帰港
(行き先のリーフ)


体験
ダイ
ビング
ファン
ダイ
ビング
セミ
サブ
マリン
水中
観測
ヘリ
遊覧
飛行
グレート・バリア
リーフ+グリーン島

Great Adventures
カタマラン
大型ボート
(A$160)
8:30/3時間半/17:30
(ノーマン orモア・
リーフのポンツーン)
- 有料
A$94
1Bottle
有料
A$94
2Bottle

有料
A$90
アウター・バリア
リーフ・クルーズ

Quicksilver Cruises
同上
(A$150)
8:00/3時間/16:30
(エイジンコート・リーフ
の最大ポンツーン)
- 有料
A$107
1Bottle
有料
A$104
2Bottle

有料
A$90
フッツロイ島
+モア・リーフ

Sunlover Cruises
同上
(A$146)
9:30/3時間/17:00
(モア・リーフの
ポンツーン)
有料
A$93
1Bottle
有料
A$83
1Bottle

最新型

有料
A$90
ミカマス・ケイ
クルーズ

Ocean Spirit Cruises
カタマラン
大型ヨット
(A$150)
8:30/4時間/17:00
(ミカマス・リーフの
島に上陸)
- 有料
A$85
1Bottle
有料
A$85
2Bottle
                                           すべてランチは含まれています


   G.B.R.・クルーズ・ツアー

 ーストラリア東海岸に沿って帯状に続く、延々2,000km以上の世界最大の珊瑚礁、グレート・バリア・リーフ (G.B.R.) は、日本列島がすっぽりと入るほどの長さがある。ここには350種ものサンゴが群生し、2,000種を越える美しい魚達が泳いでいると言う。そのうちのケアンズ・セクションと呼ばれるこのエリアが最もアクセスが良く、多くの人達が訪れる場所なのである。
の珊瑚礁に、各クルーズ会社は認可されたポンツーン (Pontoon) と呼ばれる大型の浮桟橋を所有し、クルーズ・ツアーではそれをベースにして色々なアクティビティを体験させてくれる。その規模や内容は各社ともほとんど同じであるが、詳細に比較するとそれぞれの特徴が良く分るのである。【一覧表参照】ば

   大型高速カタマラン・ボート
 
 くのクルーズ・ツアーが運航されている中から、最も人気の高い G.B.R.とグリーン島の両方に行く 「グレート・バリア・リーフ+グリーン島」 のツアーを選んだ。このツアーの運航は、有名なグレート・アドベンチャーズ (Great Adventures) で、ケアンズのマリーン桟橋にある自社ターミナルから8時半に出港する。オールシーズン・エスプラネード・ホテルからは、歩いて7〜8分の距離である。8時前にターミナルに到着すると、もう50〜60人の乗客がチケット売り場に並んでいた。乗船前にはスタッフがデジカメで記念撮影をしてくれる。グリーン島到着までに、船内でプリントしてしっかりと販売に来るのである。

 
ルーズ船は、揺れが少ない大型の高速カタマラン (双胴船)で、その名も 「リーフ・プリンス/Reef Price」 、広いキャビンの船内に入ってびっくり、すでに大勢の乗客が乗船しており、これから展開される未知の世界に、期待を膨らませ、賑やかな話し声が飛び交っている。乗客の70%ほどは日本人?・・と思われるぐらい多く、この込み合う1階を避け、最前方の小さな2階にあるアッパー・ラウンジに着席する。ここにはU字型のソファーがあり、ゆったりとした座席で、割と知られていない穴場である。 出港までは、コーヒー、紅茶、クッキー等のフリーテーキング・サービスがあり、さっそくかみさんが、まろやかな?ホット・コーヒーを運んでくれる。ちょうど正面にあるTVを眺めていると、定刻の8時30分に、船は汽笛を鳴らし静かにターミナルを離れた。【写真1・2・3】

   ■ 珊瑚礁で作られた 「グリーン島」

 初の目的地は、ケアンズの沖合いおよそ27キロに浮かぶグリーン島で、高速カタマランで45分程で到着する。この島は長い年月をかけて、珊瑚が強い潮流によって堆積された純粋の珊瑚の島 (コーラル・ケイ) で、グレート・バリア・リーフのなかでも珍しい存在である。1770年にキャプテン・クックが、エンデバー号で北上の途中で発見し、同行の天文学者 グリーンにちなんで付けられたと言われる。一周しても20〜30分もあれば回れる位の大きさで、標高も僅か3メートルの島である。126種に及ぶ熱帯雨林に覆われ、純白のビーチとエメラルド・グリーンの海に囲まれた G.B.R の宝石・・・とまでも言われている。1994年日本の(株)大京が、クイーンズランド政府の指針に沿って、巨額の費用をかけ、特に自然環境保護を優先させて開発され、すべての施設が樹木より低く造られ、船内から見ると緑の森以外は何も見ない考慮がされている。

    紺碧の海に大海カメを発見

 リーン島の周囲は浅い珊瑚礁で囲まれ、船は島に接近すると、真っ白な半袖 ・半ズボンの、僕の大好きな、クリント・イーストウッド風の船長が、長いケーブルの先に付いたリモート・コントロール操舵ボックスを外に持ち出し、高い位置から珊瑚礁を見ながらゆっくりと桟橋に接岸させる、かろうじて桟橋の周りだけが水深があるのだ。丁度桟橋を降りたところが海中観測館 (Underwater Observatory) で、海中の様子をガラス越しに眺めることができる。

 
に向かっておよそ500mほどの長い桟橋を、心地よい潮風を感じながら歩いていると、 かみさんが、海に向かって指差し、エメラルド・グリーンの美しい海面に、大きな海カメが体を浮かせながらユーモラスにゆっくりと手足を動かしているのを発見した。その様子が面白く、夢中でビデオを回していると、何時のまにか大勢の人だかりになってしまい、かみさんと思わず顔を見合わせて笑ってしまう。桟橋から見えるビーチは、透明な海が続き、その先には誰もいない白い砂浜がやけに綺麗に見える。やがて桟橋から、緑の森のトンネルに入るように島内に案内される。すぐ正面にインフォメーション・センターがあり、さっそく日本語パンフレットを頂戴する。【写真4・5・6】



大型の高速カタマラン 「リーフ・プリンス号」
2、大型の高速カタマラン

「G.B.R.グリーン島」 ツアー
A$160 (約11,200円)



2階の広いアッパー・ラウンジ
3、アッパー・ラウンジ





長い桟橋の終点が、森のトンネルのような島の入り口
4、長い桟橋の終点が島の入り口





5、美しいビーチ









低い島の建物にはホテル、レストラン、ブテックまである。
6、低い島の建物にはブテックも

子ワニを抱かせてくれる
7、子ワニを抱かせてくれる








大海ガメの好物はドック・フード
8、大海ガメの好物はドック・フード








世界最大のクロコダイル
9、世界最大のクロコダイル
   歩道の真中に突然木がある道

 の島だけを訪れる人も多く、ビーチで泳いだり、パラセーリングしたり、海中が見えるグラスボートなどに乗船して楽しんでいる。次のアウター・リーフへ行く人は、出港11時までの約2時間を、自由に島内の散策できる。木立の間を縫うように、丁度日陰になったボード・ウオーク を歩くと、歩道の真中に突然樹木が現れたり、小さな木を避けて大きく迂回したりで、出来るだけ自然環境を残す徹底ぶりが伺える。2箇所のビーチを回って島を約半周し、元の道を引き返して 「マリンランド・メラネシア」 (Marineland Melanesia) の建物に入った。

   子ワニを抱いて?写真を撮る

 の施設は、珍しい海洋生物や、南太平洋の島々から集められた多くの工芸品などが展示され、10時半から始まったショーでは、ちょうどコアラを抱いて写真を撮るように、1人1人に、小さいながら どう猛な、50センチほどの子ワニを抱かせてくれる。ちょっと可哀想だが、怖い口先はバンドで閉じてあり、胸から少し離すように指示される。抱くと言うより子ワニを握るという感じだ。1度だけご機嫌を損ねたのか、体をくねらして暴れ出し、その力は握った手が離されるほど強烈なものであった。スタッフの話では、顔の前に何かが近づくと怖がって暴れだすとの事。小さくてもその扱いは注意を要する代物である。かみさんも恐る恐る抱いて?写真を撮った。【写真7】

   世界最大のクロコダイル

 こには、桟橋で見つけた海ガメの2倍位の大きい 「大海ガメ」 が、5匹も泳いでいる。大好物のドック・フードを与えると、美味しそうに目を細めてパクパクと食べる様子が面白い。カメは長寿命だと言われているが千年、万年と言うのは本当であろうか?。その後、全長約5.5mの世界最大のクロコダイルの餌付けショーが始まる。それまで死んだように動かなかった主が、餌の鶏肉を吊るすと突然活発に動き出し、その素早い動作にはすっかり仰天してしまう。まるでこの時のために普段は無駄なエネルギーを使わないようにしているのか?。かみさんが 「これに似たような人もいるよね!」 と言ったのには思わず吹き出して笑ってしまう。自分の事ではありません・・あしからず。【写真8・9】



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