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■エレクトリック・ボートに乗って モスマンからさらに30kmほど北にあるディンツリー川 (Daintree River) に沿ってドライブしていると、成田からの機内ビデオで紹介していた 「エレクトリック・ボート・クルーズ」 (Electric Boat Cruise) の看板を見つけた。普通はエンジン付きのボートが多い中、これは屋根に太陽電池パネルを装備し、バッテリーでモーターを回して推進する自然環境を考慮したボートで、クルーズ中の音が静かで、鳥の鳴き声や、水音までが良く聞こえ、観光には最適な乗り物らしい。乗客は我々二人だけかな?と思いながら乗船して待っていると、出港時間前になってバスでやって来た大勢の団体客が乗り込んできた。先ほどのモスマン渓谷では見なかった別の人達で、可愛い小さな船はすぐに満員になり、女船長のおばさんの操舵で、約1時間のリバー・クルーズがスタートした。 ■水位が高く橋の下が通れない この時期は、あいにくの雨季に入っており、川の水位が上がっていて、上流の橋までやって来たが橋下が通れず、Uターンして下流に向かって走り出す。船長のオージーなまりの英語ガイドを聞きながら、船はゆっくりと進んで行く。このディンツリー川は、熱帯雨林の奥地から珊瑚礁の海に向かって流れており、河口からは海水も入リ込むため、両岸にはマングローブの林が続き、世界的にも貴重な場所らしい。残念ながら水位が高く、肝心のマングローブの木も根の部分が水面下では普通の樹木に見えてしまう。 ■待望のクロコ・ダイルと御対面 肝心のイリエワニ (エスチュアリン・クロコダイル) やカモノハシは?と目をミッキーのようにして見ているが中々現れない。やっと最後になって、マングローブの林の近くで水面に浮かぶ待望のクロコダイルが現れた。乗客一斉に大喜び。ガイドのおばちゃんもさかんに 「ラッキー・ラッキー」 と強調している。この時期はなかなか見られないようである。 |