モスマン渓谷
Mossman Gorge


1、モスマン渓谷の入り口


モスマン渓谷ガイド
     モスマン渓谷

 ートダグラスを再出発した 「ドライブの旅は」 さらに北にある世界遺産の熱帯雨林のひとつ 「ディンツリー国立公園」 へ出発する。この公園は大きく分けて、ディンツリー川の南側と、川を渡った北側に分かれる。北には熱帯雨林が海岸までやってきて海と出会う場所の 「ケープ・トリビュレーション」 (Cape Tribulation) で、最初の目的地の 「モスマン渓谷」 (Mossman Gorge) に向かう。ポートダグラスから約13km走ったモスマンの町から、ジョンストン・ロード (Jonstone Rd.) を約15km山の中に入って行く、後ろから大型観光バスが100mほど離れてついてきた。道はだんだんと細くなり対向車が来たらどうしよう・・?と考えながら進んでゆくと、車道が終点になった。まだ朝の8時半だと言うのに、すでに先客の観光バス1台と乗用車3台が止まっている。

    大きなイグアナ?

 り口から熱帯雨林のトレイルを縫うように進むと、途中から分かれるトレイルがいくつも作られている。突然左の木陰からガサガサと動物の歩く音で、かみさんが驚いて立ち止まる。首から上が真っ赤なきじのような鳥、「ブラッシュターキ」 (Australian Brush Turky) が山の中を歩いているのだ。写真を撮ろうとすると、急ぎ足で逃げる姿がユーモラスである。やがてトレイルが増水した渓流に浸かって消えてしまい、大きな石伝いに飛びながら かろうじて渡ると、目の前の樹にじっとしている大きなイグアナ?のような動物、「ボイド・レインフォレスト・ドラゴン」(Boyd's Rainforest Dragon) 見つけて、かみさんはもうびっくり。見た目は怖そうだが、性格はおとなしく近くに寄っても身動きもしない。【写真1・2】

    次は大トカゲ?

 れではうかつに道以外は歩けない。何がいるのかわからない、熱帯雨林では植物も生存競争が激しく、互いに競って上に伸び、日影となったシダ類までが木の上に登った 「バスケット・ファーン/Basket Fern」 が見られる。競争に負けた植物は自然に淘汰され森の均衡が保たれるのだ。しばらくしてモスマン・リバーに近いトレイルに入って行くと、我々の足音に驚いたのか?すぐ道のそばからガサガサという動物の足音で 「コワ〜イ・・・!」 とかみさんが飛んでくる。ビデオを構えながら近寄ると、なんと今度は水玉模様の 「大とかげ」 が体を左右にくねらしながらユーモラスに歩いている。今度はしっかり撮影することができた。先を歩いていたかみさんも、それ以来すぐそばを一緒に歩くようになって笑ってしまう。・・・どうやら原始林?に入ったようである。【写真3・4】    


木に止まっている 「ボイド・レインフォレスト・ドラゴン」
2、ボイド・レインフォレスト・ドラゴン



樹の上まで登った 「木生シダ」
3、着生シダの 「バスケット・ファーン」


ユーモラスに山中を歩く 「大トカゲ」
4、山中を歩く 「大トカゲ」


モスマン・リバー


ガイドから説明を受ける外人ツアー
5、ガイドから説明を受ける外人ツアー




レックス・クリーク・ブリッジ (吊り橋)
6、レックス・クリーク・ブリッジ
 
  ■
日本人以外のツワー観光客

 体旅行するのは日本人と考えていたが、結構こちらでは、日本人以外のツワー客を見かける。同じように胸にワッペンを着け、ツワーガイドと一緒に行動している。さすがにガイドは手に旗までは掲げていないが、観光バスの乗客はすべて日本人ではなかった。日本人観光客はポートダグラスまではホテルを利用するためやってくるが、このモスマン以北はなぜか1人も出逢わない。このエリアは日本人向けのツアーがほとんど無いのが原因だと後でワーホリの人から聞いて納得する。【写真5】

   ■ レックス・クリーク・ブリッジ

 季に入って水の流れが多く、ごうごうと轟くモスマン川には 「レックス・クリーク・ブリッジ」 (Rex Creek Bridge) の吊り橋がある。最大20人までと書かれている。この橋もみんなで渡れば・・・でまるで無視、横揺れの激しいこの橋は、格好のエキサイティング・ブリッジとして楽しまれている。それにしても外人はみんな陽気である。この川もおとなしく、水も澄んでいる時期には、渓流の音を聞きながら泳げると聞いていたが誰一人泳いでいる人はいなかった。この吊り橋を渡り、更にモスマン川に沿って約10kmほど奥に入ると 「モスマン・フォール」 があるのだが、雨季のため途中からだんだん道がぬかるんで来たため引き返すことにした。【写真6・7】

7、レックス・クリーク・ブリッジ

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