2003年5月11日の大井競馬場



今日の1レースは3歳馬の賞金別条件(267〜349万以下)戦。このレースを制したのは笠松からの転入2戦目、順調に良化したワイエスガンボ号(小林・大山二厩舎:御神本訓史騎手)。逃げ粘る馬をアッサリと交わして楽勝。
まぁ、向こうではねぇ特別戦でぇ〜勝ち負けしてたこともありますからねぇ、条件が楽だったでしょうかねぇ。(←MX競馬中継の古川アナふう)

 



騎手それぞれ得意な戦法というのがあるのでしょうが、頑ななまでに差し・追い込みにこだわっている(?)のが川崎の金子正彦騎手。今日の2レースでもその”追い込み職人”ぶりが炸裂。大外から豪快に差しきりました。写真の大外、黒帽が勝ち馬のエスピーフォンテン号。(大井・菅原厩舎)

 



3レースを制したのはメジロマックイーン産駒のフジマックレディー号(大井・栗田泰厩舎:坂井英光騎手)。 ステイヤーの印象の強いマックイーンでしたが、中距離のでもかなりいい勝負してましたね。当時、武豊はなんかの記事で「マイルチャンピオンシップ使ってもいい勝負になると思う」なんて言ってましたが。配合相手如何では大物を出すと思っていたのですがまだ出ませんかねぇ。

 



4レースの勝ち馬はニッポーテーオー産駒のゼンノポポラーレ号(小林・大山一厩舎:山田信大騎手)。っつーかさ、最近大井のレース、山田信大にいいようにやられすぎ。ま、小林分場の有力馬を任されることが多いからね。それにしてもキッチリ期待に応えて答えを出す山田もたいしたもの。前いた新潟でも向山や榎や津野に混じって若手の腕利きで鳴らしてましたから当然といえば当然のような気もしますが。

 



5レースの勝ち馬はパークリージェント産駒、ホマレジェント号(浦和・鹿沼厩舎:岡田大騎手)。岡田大騎手の水車ムチ、インパクト大!近年稀に見る見事な水車ムチです。これは生で見る価値あり。益田競馬の廃止に伴い浦和に移籍してきたのですが、水車ムチだけではなく腕のほうも確かなようです。浦和では昔は橋本正典(廃業)とか、最近では入口とか、勢いのある若手が出てきてもどうも長続きしないんですよねぇ。岡田君はそんなジンクス(?)を跳ね返して頑張って欲しいですね。

 



6レースの勝ち馬はマジックマイルズ産駒、テツノスペシャル号(小林・松本厩舎:御神本訓史騎手)。御神本騎手も前述の岡田騎手同様に益田から移籍してきました。移籍組や、他場の活躍が目立つ最近の大井、なんだか関西勢&地方騎手にいいようにやられてるJRAの美浦組を見てるようで・・・・

 



7レースはスターオブコジーン産駒のホッカイプリシラ号(小林・太田厩舎:戸崎圭太騎手)。最近以前のような”穴男”の印象が(私の中では)薄くなった感のある戸崎騎手。しかし堅実な仕事振りは健在。逃げ馬でしたが無理に逃げずに落ち着いて捌き見事勝利。あとはデカイところでこの仕事振りが生かせれば・・・・・?

 



8レースは、アンバーシャダイ産駒のマルダイプレゼント(大井・田中康厩舎:的場文男騎手)。北海道からの転入後、堅実なレースを続けてきましたが、勝ち星を挙げるまでにはいってませんでした。5戦して体調も上向いたか、今日は直線で抜け出すと追いすがる後続馬を振り切り見事な勝利です。

 



9レースは、アルカンング産駒のグラストップ(大井・岡部厩舎:今野忠成騎手)。良績は短いところにあったので今日の1790というのは長いかなぁ、と思っていたですが、仕掛けがドンピシャと嵌ったか見事な差しきり勝ち。今や川崎ナンバーワンとの声もある今野騎手、この馬2度目の騎乗ですぐに答えを出しました。

 



10レースは、ウィンザーノット産駒のアルファゼリオン(船橋・井出厩舎:張田 京騎手)。母の父はサンシャインボーイですか・・・・。1190あたりの距離が得意そうな血統だな、と気づいたのはレース後という毎度お馴染み”後のカーニバル”でありまして・・・・・。ま、血統云々言うよりも、ここでは勝ち負けになって当然の実績でしたね。
実はこのあと、ゴール後にこの馬が放馬してしまい、つかまるまで確定できないわ、張田騎手は全治1ヶ月もの怪我を負うやら大変だったらしいっす。
(ゼッケン11番が勝ち馬)

 


次の観戦記を読んでみる
観戦記トップに戻る