2003年5月18日の大井競馬場



今日の2レースは3歳馬の賞金別条件(15〜70万以下)戦。”5着以内に1回だけ入線したことがある”といったようなメンバー構成。マグレで入着したことがある馬を除けば馬券の対象になる馬はおのずと限られてくるわけで。”前走は明らかな不利がありながらもいい脚を見せた馬”なんてーのが狙い目なんでしょうかね。今日勝った馬もそんな一頭。

Bブラックホルダー (大井:寺田厩舎) 的場文男騎手
父:サクラチトセオー 母:ホクテンミレーヌ
母の父:ブレイヴェストローマン

 



追い込み得意と言われてまず思いつくのが船橋の桑島騎手。古くはジャパンカップでロッキータイガーを2着に”もってきた”のが思い出されます。リーディングを石崎騎手に譲って長いこと経ちますが、時折見せる”豪腕”は錆付いてはいないようです。そんな豪腕が炸裂した今日の3レースでした。

Jウエイトフォウィン (小林:大山一厩舎) 桑島孝春騎手
父:アフリート 母:リバルドノマイ
母の父:ダンシングブレーヴ

 



4レースを制したのはアレミロード産駒のハッサミロード号(小林・松本厩舎:柏木健宏騎手)。
7歳馬が今年に入って以来急に4連勝をマーク、前走は太目が応えたか4着でしたが今日はあっさり逃げ切りでした。鞍上の柏木騎手も今年はそこそこ乗れてるようですが、☆マーク(1キロ減)が取れてからがまたひと勝負でしょう。

 



乗れてるといえば、新人の和田騎手もいいですねぇ。最近は先行しても内を開けて回ってくるなんてことも無くなって来ましたし、内ラチいっぱいの所を追い込んだり、馬群を縫って差してきたり。「新人らしからぬ」と形容されるようにもなってきましたね。若手が伸びてくるとそうでないのではレースを見るコチラの楽しみも違ってきますし、今後が楽しみな若手です。

Eゴールデンカロ (大井:赤間厩舎) 和田譲治騎手
父:ゴールデンフェザント 母:タカノカイソク
母の父:サドンソー

 



6レースの勝ち馬はデュラブ産駒、ケイワイデュラブ号(大井・栗田裕厩舎:坂井英光騎手)。最近の新人の台頭に刺激されたか、最近この坂井騎手や納谷騎手などの一時”ん?”といった感じだった面々も目立ってきました。坂井騎手はデビュー当時の印象が良かっただけあってここ数年の感じが歯がゆかったのですが、今年はこの活躍を後半まで維持できるでしょうか、はたまた・・・・?

 



7レースの勝ち馬はウィニングチケット産駒、コアレスマインド号(船橋・井出厩舎:佐藤 隆騎手)。正直、Cクラスでは一枚上といった感の先行力の持ち主。鞍上の佐藤隆騎手も気の悪いところを出させずに見事にリード。船橋は名手ぞろいなんですけど、佐藤隆騎手ってその中にあっても石崎騎手あたりとはほぼ互角の騎手だと思うのですけどネェ。まぁ、その手腕は後に帝王賞でいかん無く発揮されるわけですが。
写真中央の黒帽子が勝ち馬

 



8レースはハートレイク産駒のローレンテースト号(大井・武智一厩舎:今野忠成騎手)。ハートレイクといえば思い出す、1995年の安田記念。大外から急襲するサクラチトセオーをぎりぎりで凌ぎ切ったのがハートレイク。世間ではチトセオーの小島太と、ハートレイクの武豊、もし騎乗馬が逆だったら結果も逆なんて意地悪い声も多数あったようで。

 



9レースは、パークリージェント産駒のフジミフィレンツェ(大井・栗田泰厩舎:的場文男騎手)。中央では”早熟ダート馬専用種牡馬”の烙印を押されてしまい、その子供たちの数も減らしてしまったパークリージェント。地方では深い砂に合うのか相変わらず中堅どころを輩出し続けています。そんなに産駒たちも早熟といった感じでも無いです。ソコソコのところまではいきますが、大物となると難しい のでしょうか・・・。東京ダービーを獲ったカネショウゴールドぐらいでしょうか、南関だと。母系次第ではイケそうな感じなんですけどね。ここにきて調子の上がってきたフジミフィレンツェ号は今後どうでしょうか。母の父コインドシルバーならもうちょっとは上がり目があるか?

 


さぁ〜て、次回の観戦記は?

観戦記トップに戻る