2003年3月16日の大井競馬場



今日の1レースは4歳馬の最低クラスの賞金条件(70万以下)戦。この時期にこのクラスにいるのは非常にヤバイ!ということで気合が入るところでしょう。
このレースを勝ったのはトウカイテイオー産駒のスーザンフォンテン(大井・井上厩舎:張田 京騎手)。デビュー2戦が2桁着順だったのがウソのように、スンナリ先手を奪ってあっさり逃げ切り。揉まれなければこんなもんでしょう。

 



2レース。直線を向くや、2頭のマッチレース。粘るビワタケヒデ産駒スナッグランナー号を振り切ったのはハウスバスター産駒のガルルヒーロー{写真内側の青帽}(大井・辻野厩舎:今野忠成騎手)。母の父はリアルシャダイ、血統だけ考えたら楽勝なんですけど。

 



3レースを制したのはタイキブリザード産駒のプラセンタ号(大井・渡辺則厩舎:的場文男騎手)。 粘りこみを図る2頭をゴール前大外から一気に交わし去りました。的場騎手の豪快はフォームとあいまって非常に印象に残る勝ち方です。

大外青帽が勝ち馬プラセンタ号

 



5レースの勝ち馬はヘクタープロテクター産駒のワッキーサンダー号(小林・森谷厩舎:久保勇一騎手)。川崎からの転厩3戦目でした。転厩2戦目の前走も鮮やかな逃げ切りでしたが今日もまた決めてくれました。休む前はC1クラスで勝ち負けしていた実績もあり、C2クラスに下がってレースが出来たここのところはまぁ、実績どおりということですね。

 



6レースの勝ち馬はコマンダーインチーフ産駒、タマノエイコウ号(大井・庄子厩舎:御神本訓史騎手)。この写真はゴールまであと200メートルぐらいのところですが、ここから馬群を縫うように見事な追い込みを決めました。追い込みきれなかったここ数戦は一体何だったのか、と言いたくなるような見事な脚でした。それにしても御神本騎手、アブミも短くて、フォームもスマート。比較的”前時代的”なスタイルが多い地方競馬の中では特筆ものですね。まぁ、私が傍で見てるぶんには”前時代的”なほうが好きだったりしますが。

 



8レースは本日の特別戦1番手、3歳馬による沈丁花特別。このレースを制したのは写真内側の白帽、ホワイトマズル産駒のスピードマズル号(大井・福永厩舎:内田博幸騎手)。なんでも先日の金盃で2着に来たオンユアマークと同じ厩舎の馬。調教ではオンユアマークと併せることも有ったというこのスピードマズル。540キロの雄大な馬体で豪快に先行、並びかけるフェードアウェイを遂に抜かせませんでした。ブリンカー着用と言うこともあり、スンナリ先手の展開になれば、という条件はつきそうですがあと1つや2つは楽に勝てそうです。

 



今日のメイン、9レース「陽春賞」を制したのはダミスター産駒のフジノダミスター号(大井・荒居厩舎:立花 伸騎手)。3着⇒2着ときていたのでここの1着というのはほぼ確定だった、というのは後で言えた事。買う前は距離が不安だと思って買わなかった・・・。外回りコースの長い直線もなんのそので、まさに”圧勝”。

 



最終10レースは、タイキブリザード産駒のノーザンヒカリ(大井・岡部厩舎:今野忠成騎手)。前走は逃げて結果を出していただけに、直線を向いて外から急襲してきたのには驚きました。
あ、今日は追い込む馬向きの馬場状態だったのか!って気づいた時は後のカーニバルでした。あ〜あ。

( 大外の白帽が勝ち馬)

 


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