2003年2月2日の大井競馬場



えー、場内ガラガラでした。東京大賞典の日の喧騒がウソのようでした。
1レース、 ガラガラのスタンドからはインコースを見事に突いて抜け出したアムニオン号(有年淳騎手・小林/森谷厩舎)に対する賞賛の声は残念ながら聞こえてきませんでした。新人らしからぬ好プレーだと思うのですが。

 



2レース。昨年はどうも辛口気味のコメントを並べてしまった納谷騎手ですが、今年は一味違いそうです。この2レースでもシンカキヨフジ号を2着に持ってきて中波乱を演出。まぁ、後の大波乱の序章に過ぎなかったわけですが。

 



3レースは南関東ではすっかりお馴染み、アジュディケーティング産駒。ちなみに負かした相手はソルトレイク産駒の○外の馬。アジュディケーティング>ソルトレイク、というにわかには信じがたいことであります。


最内白帽が勝ち馬、リンドハヤテ号。(鷹見浩騎手、大井/石田厩舎)

 



4レースの勝ち馬はバンブーアトラス産駒、フタバタイニー号(市村誠騎手・大井/武智一厩舎)。参考までに母の父はマナード。一歩間違うと時代遅れの血統と思われがちですが、そんな馬でも勝ち星を挙げられるのもまた一興。中央競馬には無い地方ならではの持ち味かと。

 



5レースの勝ち馬はカコイーシーズ産駒のロッキーワンダ号(森下博騎手・小林/高柳厩舎)。的場文男騎手が騎乗停止になって、森下騎手に手綱が回ってきたわけですが、このクラスの騎手ならテン乗りだろうがなんだろうがお構いなし。キッチリと力を引き出します。

内側の青帽子の馬が勝ち馬、ロッキーワンダ号

 



6レースの勝ち馬はデュラブ産駒のスズオドリコ号。こちらも的場文男騎手からの乗り替わり。若手の柏木騎手もキッチリと答えを出しました。昨年は騎乗できなかった期間があっただけに今年は巻き返さないと。☆印がとれてからが勝負かもしれませんね。

 



7レースの勝ち馬もカコイーシーズ産駒。古くはコンサートボーイもそうでしたし、やはり相性がいいのでしょうか。叔父の騎乗停止中、みごとに圧倒的一番人気の期待に応えた的場直之騎手でした。

カネショウロイヤル  大井・永岡厩舎

 



これが本日の納谷騎手の波乱演出劇場の第2幕、8レースです。まさか最低人気の馬を勝たせるとはねぇ。驚きの一語につきますね。当然のように配当は3連単で100万を越えました。(1211590円)

最内にチラッと見えている青帽子が勝ち馬、ホクトサブ号(大井・栗田知厩舎)

 



前走は6番人気での勝利。ともすればフロック視されがちですが、柏木騎手&スズノミサイルのコンビは再びやってくれました。今日は見事にメインレースを制しました。エルセンタウロの肌にダンシングブレーブという奥手の血統が騒ぎ出したのでしょうか。

ピンクの覆面が勝ち馬、スズノミサイル(大井・岡部厩舎)。

 



最終10レースは、イシノプライマシー(内田博幸騎手・大井/村上厩舎)が突っ張り先行、見事に押し切り。まさにクラスが違う走りです。これで3連勝ですがまだまだ奥が深そうです。タップオンウッドの肌に、アラジ。血統的にも力強そうで、3歳時は重賞で3番人気に支持されていた実力馬が休養を経て本格化してきたようです。

 


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