大井競馬観戦記
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2002年6月16日の大井。


1レース。いよいよ、大井でも2歳新馬戦がスタート!

来年のクラシック戦線に乗るのは果たしてどの馬?楽しみな2歳新馬戦が始まりました。2歳の内が稼ぎ時の馬なのか、はたまたこの先走ってくる馬なのか。未来のオープン馬と、一生未勝利に終わるかもしれない馬が一緒に走るのが新馬戦。楽しみっちゃぁ楽しみなのですが、馬券ファンの人にはウケが悪いかもしれないですね。
今年の大井の新馬勝ち第一号は”新馬の鬼”アジュディケーティングの子、ベルモントソレイユ号でした。まったく追った所なしで楽勝です。

Eベルモントソレイユ 雄2才
父:アジュディケーティング  母:スターリーナイト  
 母の父:スターオブコジーン
所属:大井、高橋三郎厩舎/  馬主:(有)ベルモントファーム
生産:鵡川/ベルモントファーム/  騎手: 荒山 勝徳
 


2レース、またしても”新馬の鬼”血統の子。

アジュディケーティングが輸入種牡馬の”新馬の鬼”の大将なら、さしづめワカオライデンは内国産の”新馬の鬼”の大将でしょう。代表産駒のライデンリーダーで名前を全国に知らしめましたね。ところが最近は、結構成長力のある子も出てきたりして意外な一面を見せているようです。ワカオライデンの父はロイヤルスキーですし、成長力?なんですが、母系のラディガのなせる技でしょうか。単純に話が片付かないところが血統の面白さでもあります。
2レースを制したワカオライデン産駒のスオウライデンはこの先どうなっていくのでしょうか?今日は直線入り口ですでに鞍上の森下騎手が後ろを振り返るほどの大楽勝でした。




Bスオウライデン  雄2 才 父:ワカオライデン 母:シャンクオリティ  母の父:モガミ
所属:大井、庄子厩舎   馬主:磯部 尭氏    生産:平取/北島牧場   騎手: 森下 博
 



3レース。天国のシャンハイ号に捧ぐX

3レースを制したのはシャンハイ産駒のグリッターフラッシュ号。九州公営からの転厩初戦でしたが見事な勝利です。父はつい先日惜しくもこの世を去ったシャンハイ。ヘクタープロテクターの半弟で、大変期待されていた種牡馬でした。オリオンザサンクスを輩出するなど、どちらかといえば産駒はダートが得意でした。正直、大物?と思っていた種牡馬でしたが、この先は後継ぎのオリオンザサンクスに大物輩出の期待を寄せましょう。(←厳しいか?)

Cグリッターフラッシュ 雄3才
父:シャンハイ  母:マルヒロダンサー  母の父:ナイスダンサー

所属:大井、庄子厩舎  馬主:椛島 定武氏
生産:門別/若山文利  騎手: 森下 博 


偉大な兄の影でひっそりと。

5レースに出走していたオグリボーイ号の父は「オグリトウショウ」。勘のいい方ならピンときていると思いますが、オグリキャップの弟にあたる馬です。競馬ブームの火付け役になったオグリキャップ覚えてますか?日本中にセンセーションを巻き起こしたあの馬です。ところが、火をつけたのは競馬を知らない「素人さん」だけではなく、生産界にもオグリブームを起こしてしまい、兄貴のオグリイチバンまで種牡馬として引っ張り出される始末。そんななか、期待に期待を集めて生まれてきたのがオグリトウショウだったわけです。父:トウショウボーイと言う時点でもう種牡馬入り確定なんて言われてましたが、ホントに種牡馬になってしまいました。はっきり言って成績のほうは・・・・?。
Cオグリボーイ 雄4才
父:オグリトウショウ  母:アメリカンロバート   母の父:サンオーイ
所属:大井、三坂厩舎  馬主:小栗 孝一氏   生産:静内/原 光彦  
騎手: 森下 博 
 


9レース。転入大成功!ダッシュが違うよ!

9レースを制したのは、中央の1000万条件から転入後2連勝中だったカシマダイン。昨年の今ごろは福島で岡部騎手を背に走ってました。それにしても転入してからは別の馬のようになりました。中央時代は450キロ代だった馬体は480キロになり、逞しさを増したようです。なんでも高橋三郎調教師は自厩舎の馬に与える青草を多摩川の河川敷まで自分で取りに行くらしいです(月刊ハロンでそう言ってた)。掛けてる手間が違いますねぇ。そりゃぁ、馬だって意気に感じて走るって!鞍上の納谷騎手との息もぴったりで今日はライバルを抑えて大楽勝。これならA級でもソコソコのレースは出来るでしょう。多分。
Lカシマダイン 雄6才
父:アフリート  母:ジグベル   母の父:ダンジグ
所属:大井、高橋三郎厩舎  馬主:慶野 靖夫氏
生産:門別/只野牧場  騎手: 納谷 和玖
 



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